福島千里が世界陸上・100m予選4組で2着に入り、念願の準決勝進出を
果たした。
タイムは11秒35。
確かに今日のスタートは抜群の飛び出しだった。
解説の朝原宣治さんも褒めていたすばらしい出足だった。
飛び出しは1番だったが、スタートの反応時間そのものは0.156秒で
予選4組の中では4番目の速さだ。
(世界陸上のリザルト)
結局、初動そのものよりもダッシュ力が優れているのだろうか。
元々福島のスタートの速さは知られているが、世界レベルでも通用する
と思っていいのだろうか。
しかしこの先は極めて厳しいと考えざるを得ない。
決勝に進出できるのは、準決勝・各組2着+タイム上位2人である。
そもそもこの準決勝進出も、今年から勝ち上がりシステムが変更されて
これまでは準決勝(2組x8人=16人)だったものが、今年から
準決勝(3組x8人=24人)に拡大されたことに救われた部分が大きいのだ。
予選が全7組で、各組3着+タイム上位3人が準決勝に進出したのだが、
福島より0.01秒速い11秒34で予選落ちした選手もいるのだ。
タイムだけを単純比較すれば、福島は予選で22番目でこれまでの仕組みでは
予選落ちになっていたはずだ。
誤解のないように言って置くが、私は何も難癖をつけたいのではない。
準決勝進出はすばらしいことだし、私もとても嬉しかった。
ただこの準決勝の仕組みの変更について一切触れないで、
「史上初の準決進出(注:世界陸上では初)」(日刊スポーツ)
「79年ぶり準決勝進出(注:五輪も含めると79年ぶり)」(朝日)
と書く報道姿勢が好きになれないのである。
これではテレビで大騒ぎしている織田裕二と大差なくなってしまうではないか。
果たした。
タイムは11秒35。
確かに今日のスタートは抜群の飛び出しだった。
解説の朝原宣治さんも褒めていたすばらしい出足だった。
飛び出しは1番だったが、スタートの反応時間そのものは0.156秒で
予選4組の中では4番目の速さだ。
(世界陸上のリザルト)
結局、初動そのものよりもダッシュ力が優れているのだろうか。
元々福島のスタートの速さは知られているが、世界レベルでも通用する
と思っていいのだろうか。
しかしこの先は極めて厳しいと考えざるを得ない。
決勝に進出できるのは、準決勝・各組2着+タイム上位2人である。
そもそもこの準決勝進出も、今年から勝ち上がりシステムが変更されて
これまでは準決勝(2組x8人=16人)だったものが、今年から
準決勝(3組x8人=24人)に拡大されたことに救われた部分が大きいのだ。
予選が全7組で、各組3着+タイム上位3人が準決勝に進出したのだが、
福島より0.01秒速い11秒34で予選落ちした選手もいるのだ。
タイムだけを単純比較すれば、福島は予選で22番目でこれまでの仕組みでは
予選落ちになっていたはずだ。
誤解のないように言って置くが、私は何も難癖をつけたいのではない。
準決勝進出はすばらしいことだし、私もとても嬉しかった。
ただこの準決勝の仕組みの変更について一切触れないで、
「史上初の準決進出(注:世界陸上では初)」(日刊スポーツ)
「79年ぶり準決勝進出(注:五輪も含めると79年ぶり)」(朝日)
と書く報道姿勢が好きになれないのである。
これではテレビで大騒ぎしている織田裕二と大差なくなってしまうではないか。