詰将棋の街路樹

自作の詰将棋をはがきに描いて掲載しています。それから詰将棋鑑賞、日記。

平成最後の詰将棋解答選手権チャンピオン戦前夜に考えたこと。

2019-03-30 23:19:37 | 詰将棋解答選手権
明日は、いよいよ第16回詰将棋解答選手権チャンピオン戦が開催される。
平成最後の詰将棋解答選手権チャンピオン戦だ。
誰が今年のチャンピオンになるのか(皆さんが、この記事を見る頃にはチャンピオンが決まっているだろうが。)。
チャンピオン戦といっても将棋のように盤に向かいあってタイトルホルダーと挑戦者が対峙する訳ではなく、教室で多人数が競い合うので何らかの資格試験のような様相だ。
将来的には詰将棋解答選手権もタイトルマッチにして5番勝負ぐらいでやってもらいたいと思っている。
詰将棋には「看寿賞」「入選」などの名誉があり、それはそれでチャンピオンなのだが(実は私にとっては、詰将棋初入選がチャンピオン奪取で2回目以降がチャンピオン防衛。)、公然とチャンピオンと言いきれるのは、この解答選手権チャンピオン戦優勝ではないか。
だから将来「竜王」「名人」のように一般に知られる肩書きがついて、そのチャンピオンは「藤井聡太」でなくてもNHKニュースに取り上げられればいいなと願う。

最近、日本から凄いチャンピオンが出た。ノルディックスキー・ジャンプの小林陵侑だ。
ジャンプ女子第一人者の高梨沙羅、90年台に活躍したノルディック複合の荻原健司と同じく総合王者になった。スキー競技はオリンピック金メダルのほうが知名度が上がるかもしれないが、名誉は総合王者が上だと私は思う。アルペンスキーもしかり。自転車レースは「ツールドフランス優勝」か。テニスは4大大会優勝とランキング1位でどっちが名誉か。相撲なら「横綱」だな。ボクシングは言うまでもなく世界チャンピオンが最高位だが「WBA」「WBC」「IBF」「WBO」の4団体がメジャー団体だったかな。
チャンピオンになると何がいいかというと、
チャンピオンの座から降りて引退しても永久に元チャンピオンでいられることだ。
将棋でいえば「元竜王」や「元名人」だ。
いや、将棋界には、もっといいものがあった。永世称号だ。
八大タイトルのどれかで規定を満たして「永世○○」のほうがいい(大学の名誉教授とは一緒にしないでくれ。)。
永世名人は江戸時代から19人しか出てないし、昭和の終わりから始まった竜王戦は二人しか永世竜王は出ていない。

ここまで来たら平成に出た将棋の永世資格者を列挙してみたくなった(かっこ内は永世資格取得年)。

羽生善治 永世七冠(最初の永世棋王は平成6年、最後の永世竜王は平成29年)
谷川浩司 十七世名人(平成9年)
佐藤康光 永世棋聖(平成18年)
森内俊之 十八世名人(平成19年)
渡辺明  初代永世竜王(平成20年)、永世棋王(平成28年)

永世称号は引退後に名乗るのだ。

あさって新元号の発表だ。

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