パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

全体像が見えない

2011年06月28日 19時22分55秒 | Weblog

保険の契約の書類もそうだけれど

何が書いてあるのか本当に分かりにくいのがお役所の書類

 

わからないのは誰が悪いのか?

わからない読解力のない人たちか

それとも、わかり易い文章を書こうとしない人たちか?

 

分かりにくいのは文書だけではなかった

お役所の成そうとしている事業も分かりにくい

というか、全体像がつかみにくい

 

でも辛抱強く読み取っていくと

呆れるというか、失望感というか、怒りが湧いてくるような事柄に出会う

 

まず予算がつけられた事業があるとする

その趣旨は文章的にはもっともだし、なるほど必要かも

と思えないことはない

 

ところが問題はそれから先

この事業をうまくやっていくためには

この事業についての広範な知識が必要であるし

そのためには知識の獲得のため、スキルアップのため

補助金を出して必要とする関係者の手助けを行う

 

この補助金は税金から出てくるものだから

補助金を受け取った人のチェックするためには何枚もの提出書類が必要となる

 

この書類が煩雑で分かりにくく

出されたものをチェックし整合性があれば

補助金は支払われるのだけれど

チェックは各書類間の整合性だけで

書類に書かれたことの有効性などの問題は無視される傾向にありそう

なぜなら、チェックする人の仕事は書類間の整合性のチェックであって

種類の是か非かは問題とならないから

と言うより、別のセクションの仕事は殆ど分かっていないから

 

つまり自分の仕事の全体における位置づけが分かっていない

 

話は戻って事業支援のスキルアップに関する補助金の場合

このスキルアップのためには、この人達がお手伝いしていただけますよ

と紹介される先は、、、

お役所の息のかかった団体、言い換えれば天下り先

何のことはない、補助金の使い先は天下り先に行くようになっている

 

もう少し現実的に考えると、補助金の付けられたこれらの事業でも

補助金の使い道はもっと有効な使い方があるはずなのだけれど

それは一般に人はごまかしとかズルをすると言う考えのもと

一般人が必要と考えるものに使われるのではなく

あまり役立たない~~のための~~を支援する~~人材の育成の、、、みたいな

有効性がさっぱり検証しにくいセミナーとか、相談コーナーに使われるように

向けられている

 

その相談先やセミナーを仕切るのがお役所の出先機関

なるほど官僚たちは自分たちの仕事先(天下り先)をこうしてつくっていくのか

 

まずは天下り先となる職場、団体を作って

法律的にそちらにお金が流れるような事業を

もっともらしい理由をつけて起こす

 

同時に全体像が見えるとまずい面もあるので

できるだけ他人は分かりにくい様に複雑化する

 

以上は極端な独断偏見に基づくものかもしれないが

それでもここ数週間で関わったお役所の仕事ぶりの全体像を把握しようとして

考えついた答えだ、、

 

ここまで来ると根は深い

一体この国はどうなっているんだろう

 

こうしたお役所の仕事ぶりを眺めると

目先の利益をひたすら求めている企業のほうが

よっぽどまともで健気な存在に思えてくる

 

結局、時間はかかっても国民一人ひとりが賢くなって

自分たちの代わりに誰かがうまくやってくれる

などという幻想をもたないようにするしかないのだろうか?

 

しかし、それじゃ効率が悪すぎるし、、、

 

困ったものだ

 

 

 

 

 

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