2012年の3月だった。
ASLO(陸水海洋学会)の元会長であるデボラ・ブロンクスが来日し、私の顔を見て「ヨーダみたい」と言った。
「えっ」と思ったが、何となく「そうかな」と思った。
そんなに耳が長いとは思わないが、雰囲気はそうなのかもしれない。
超能力があるのだ。
モノを浮かすことは出来ないが、結構、予測が当たる。
大体そのとおりになる。
と言って、占いではない。
それなりに頭の中では手に入る情報を処理してから予測する。
天気はほぼそのとおりになる。
明日の琵琶湖クルージングも一週間前から大丈夫だと思っていた。
案の定、台風が消えて青空が戻ってきた。
今の予測は、オリンピックである。
あくまで予感なので、確信はない。
日本にオリンピックが来ることはないだろう。
スペインが勝つ。
理由は二つである。
経済状態が悪いスペインを、EUはオリンピックで支えたいと切実に思っている。
自分たちのメリットになるからだ。
日本が勝っても、彼らのメリットにはならない。
もう一つは、日本への不信感だ。
特に福嶋第一原発汚染水による海洋汚染だ。
欧米ともに海洋民族で、海の汚染にはうるさい。
これは日本人の感覚をはるかに超えている。
彼らには放置している日本政府の対応が理解できない。
第一、凍土遮水壁の評判は最悪だ。
大丈夫か、と本気で疑っている。
日本人でさえ不信に思っているのに、遠く離れた国からは余計に不安に見えるのだろう。
客観的にみて、日本が勝てる見込みは少ない。
私の予感が外れればよいのだが。