DALAI_KUMA

いかに楽しく人生を過ごすか、これが生きるうえで、もっとも大切なことです。ただし、人に迷惑をかけないこと。

湖の鎮魂歌(59)

2013-09-11 13:12:19 | ButsuButsu


小学校の子供たちは、なんと純粋なのだろう。

「質問ありますか」

ときくと、多くの手があがる。

時にはトンチンカンな質問もあるが、中には的を得た質問もある。

「ロボットはどのくらいのパワーで動くのですか」

聞かれたほうが思わずびっくりする。

今回は、手作りで透明度板を制作した。

まずロープの結び方。

もやい結びを学ぶ。

大人でもうまくできない。

子供と大人による共同制作だ。



不思議に思うことがある。

こんなに純粋な子供たちが、いつ頃から無口になり、無関心になり、質問しなくなるんだろうか。

最近、二人の高校生と個別に話す機会があった。

共に県内の進学校に通っている。

一人は二年生で、クラブ活動にのめりこんでいる。

話をしていてもはっきりしない。

何のために学ぶのかという目的意識がない。

もう一人は三年生で、受験したい大学を確定している。

将来の仕事のことも考えている。

すべてに熱心だ。

二人の違いはどこから来たのだろうか。

家庭環境か、学校指導か。

一番大人がしてはいけないことは、価値観の押しつけだと思う。

教科書に書かれていることがすべてではない。

行の間に書かかれた未知の世界への興味を教えてほしい。

できれば無邪気な小学生の、輝くばかりの好奇心が失われない教育をしてほしいと思う。

大人が子供の芽を摘み、可能性をなくしていくことは、結果的に国家や人類の損失につながる。

びわ湖における環境教育を通して、こうした人格形成にも貢献できたらよいと思っている。

9月10日(火)のつぶやき

2013-09-11 05:51:34 | 物語