小さな旅、大きな旅の写真物語(Virtual trips/travels)

京都や東京を本拠地として、自然の中や町を歩きながら、撮った写真をどんどん掲載します。いっしょに歩いているように。

京都の桜・東京の桜2023 その2 湖北の桜・海津大崎

2023-05-14 17:27:19 | 写真日記
京都の桜・東京の桜2023 その2 湖北の桜・海津大崎

忙しくて、なかなかブログがかけなくて、今どき桜の話ですみません。来年の参考にしてください。




2023-4-3
大津プリンスHから京都プリンス・スマートイン京都三条Hに切り替えても、京都大津間はJR快速で10分以内、三条から地下鉄で30分以内ですぐそばという認識だったのですが、それは少し甘かった。 車無しで海津大崎とアクセスするには湖西線マキノまで行かねばなりません。琵琶湖を半周するのですからそう簡単ではありません。湖西線快速は1時間に1本しかないのです。 今日は午後6時半からに京都祇園で先輩とお酒を酌み交わすことになっているので、結構きついスケジュールになりそうです。

この先輩は会社時代の研究に関する文字通りの大先輩で、定年後は京都で現役の研究活動を続け80才になったので現役引退するというのです。そう簡単に研究から足を洗えるわけはないだろうと、どんな顔してそんなこと言ってるのかを見に来たのが、この京都旅行の2つ目の目的でした。

マキノのグランドパークホテルの桟橋から、海津大崎を回って元に戻ってくる12時発遊覧船に乗ることにしました。JR駅から歩いて船にのるにはこのコースしかないのです。 海津大崎の遊覧船はいくつかの会社のいくつかのコースがありますが、ほとんどが回遊で出発点に戻ってくるもので、海津大崎現地で下船するコースはありません(向かいの琵琶湖東岸、長浜からは長時間下船コースがあるようですが)。

撮影機材はFujifilm GFX100S+GF20-35mm, GF110mm


マキノ駅から10分ほど歩いて、遊覧船の桟橋があるホテルに向かいます。



遊覧船はこんな感じ。



出発したホテルと桟橋、1時間ほど遊覧してまたここに戻ってくるのです。



海津大崎は桜並木にそった自動車道がありますが、トンネルが多く、桜並木の全貌を見るには船しかないと遊覧船の船長は主張します。 ここはソメイヨシノが中心ですが、湖畔であり裏日本に近いのですから、桜の開花は京都より遅くなります。それでここを狙ったのですが、当たりでした。







救命ジャケットを着ることを条件に前後のわずかなスペースですが甲板に出て撮影できます。 しかし船からの撮影ではなにも工夫はできません。ただただ観光写真を撮るだけです。







見えるのは竹生(チクブ)島かな? 島いっぱいに大きなお寺と大きな神社が同居しているところなぞ竹生島は面白い島ですよ。一度は訪ねることをお勧めします。ほんと奥琵琶湖は興味の尽きないところです。







途中に上陸地点があり、10分ほどの休憩がありました。そこでおそばを食べて、また同じ道を帰ります。

琵琶湖から見た桜を撮るといっても遊覧船からはこれ以上撮り様がない。陸上から腰を据えて桜を撮りたかったのですが、戻って来たマキノのグランドパークホテルから桜並木の入り口まで4km以上あり、バスもタクシーも無いので徒歩で桜並木を撮影して京都に帰ると約束の時間に苦しいために陸上からの桜撮影は諦めました。皆さんは自転車を使っています。それが一番いい。われわれは家内が自転車に乗れないので、この手が使えません。せっかく遠くまで来たのに残念です。ほんと、船からの眺めだけではなんとも手ごたえが無い。



昼食をとってマキノ駅に戻ります。大津への快速の時間はギリギリ。これを逃すと1時間またねばなりません。列車が遅れない限り乗れそうにないとしゃべりながら駅に向かって急ぎ足。残念ながら間に合わなかったとおもいきや、駅に駆け込むと列車が遅れておりなんと間に合ったのです。

山科で降りて地下鉄に乗り換え、三条で降りて白川ぞいを歩き平安神宮に向かいます。列車に飛び乗れたおかげで生まれた時間です。



一転して京都の風情の白川。いつも歩いていた懐かしい道です。 ソメイヨシノは葉桜寸前。



平安神宮の八重ベニシダレはまだ満開。





この拝殿の左に平安神宮御苑、神苑の小さな入り口があります、ここに入る人は平安神宮に訪れた方の数分の1ですから、当方はこの神苑は穴場と思っています。


南神苑
神苑は八重ベニシダレが中心ですから、ドンピシャの満開です。 






中神苑、蒼龍池

南神苑、西神苑、中神苑、東神苑と4つの違った景色が見られます。


東神苑、栖鳳池
平安神宮神苑は驚くほどの広さです。ここが穴場というと、穴場なもんかと反論する方が少なくありませんが、当方が訪れた時に、人がごった返しているということは一度もありませんでした。表の騒がしさに比べて、この広い神苑の落ち着きと美しさの落差が当方はとても好きなのです。





対岸に橋殿が見えます。



東神苑の泰平閣(橋殿)は、京都御所から移築された建物。こういう建物があるから桜も映えます。





橋殿(はしどの)を渡って,神苑一周は終了。



三条から四条祇園へ。茶屋が並ぶ京都のど真ん中。祇園白川の桜はまだ何とか咲いていました。



このあとは先輩と会食。場所は遊亀祇園、滋賀県、金亀(岡本本家)の直営店です。全くの居酒屋、金亀の日本酒メニューがずらりと米の磨き度合いを中心に10種以上ならんでいて壮観。真ん中の磨き度の純米吟醸をいただきました、間違いなくおいしかった。先輩は甘すぎると文句を言っていました。すぐ<俺は辛口がいい>という方がいらっしゃいます。 お酒は好き好きですから。他人様の好みになにもいうことはありません。しかし、お酒は辛口、甘口で良し悪しを決める物ではないというのが当方の持論。製法上、純米酒はどうしても甘口になり、むりやり辛くしてもいいことはありません。お米の風味を好む方は純米酒、アルコールを好きな方は醸造酒。美味しいお酒はごまんとあり、それぞれの特徴を感じ取って楽しむのが本筋。作った方の心と対話するのです。いつも飲んでいるお酒と違うと、すぐ否定することはお勧めしません。

遊亀祇園は先輩との会食ですから写真はありません。

琵琶湖の北の端の桜を見て、京都の平安神宮神苑を見て、祇園白川でお酒を飲む。こんなことが一日で出来るのが京都です。

明日は第3の目的の為に再び琵琶湖大津にいって、それから第4の目的、上賀茂神社に心からの感謝とお願いをお祈りして、東京にかえります。




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