小さな旅、大きな旅の写真物語(Virtual trips/travels)

京都や東京を本拠地として、自然の中や町を歩きながら、撮った写真をどんどん掲載します。いっしょに歩いているように。

鳥撮り軽量システムをめざして 

2021-05-24 16:42:08 | 写真日記
鳥撮り軽量システムをめざして 

カメラ機材の大幅見直しの為の実験の続きです。
命題は<じっくり絵作りは中判Fujifilm GFX100S、動き物はAPS-C, Fujifilm +XF70-300mm 超軽量スタイルと両極端に寄せてしまう。問題は真ん中のフルサイズをどうするか?>

Fujifilm FX70-300mmF4-5.6を中古で購入。これも発売されてからまだ2か月しかたってないので、中古でも高い。手持ちのFujifilm X-T3に付けると、ストラップも付けた全て込みで1215g(新製品Fujifilm X-S10にかえると74g軽くなる。これはレンズ交換可能なまともな鳥撮りシステムの最軽量と思っています)。

電子シャッターで30コマ/秒にすると画角が8割に狭まるために、300mmは1.8倍の実質540mmとなります。Fujifilm X-T3とFujifilm X-S10はプレ撮影が出来ます。自然教育園のカワセミならこれで撮れるでしょう。1.4xテレコをつかえば、756mmになりますが、重くなり、暗くなるからテレコ無しで済ませようと思っています。

以下全てFujifilm X-T3 + Fujifilm XF70-300mmF4-5.6 動き物はプレ撮影システム使用。


Fujifilm X-T3 + Fujifilm XF70-300mmF4-5.6

日比谷公園 2021-5-14


















2021-5-15 洗足池

前回,訪れた時はカモメだらけだったので、カモメの色々な表情を撮ろうとおもったのですが、なぜか一匹もいませんでした。写真クラブの鳥撮りの名人と偶然出くわしました。ウグイスの鳴いているところなど、色々撮影していました。さすがです。当方はここで、小さな鳥は見つけられませんでした。























Fujifilm XF70-300mmF4-5.6は良く撮れるとネット上の評価のとおり、良く撮れる望遠レンズでした。しかし、何故かこのレンズで美人のポートレートを撮ろうという気にはなりません。 かつて使ったことのあるFujifilm 55-200mmとよく似た印象です。Fujifilm 55-200mmはあまり使わないうちに売ってしまいました。上の絵をみると、どこが気に入らないのかよくわからないのですが。何か繊細さに欠けるのでしょうか? <良く撮れる>と<魅力的>とは同じではないのです。

これまで鳥撮りはFujifilm X-T3+Canon 400mm F5.6 またはminiBorg 250mm F4を使っていました。この2本のレンズの画質はすばらしいという印象があります。それ以前はSony alpha7RIII + Sony FE70-300mm F4.5-5.6を使っていました。この画質もなんとか使えました。Fujifilm XF70-300mm F4-5.6が満足ならば、これまで鳥撮りに使ってきた機材はみな売ってしまおうと思っていたのですが。しばらくは様子見です。

鳥撮りは本格的に追いかける気はさらさらないので、画質などどうでもいいと思っていたのですが、撮るからには楽しくなくては意味ない。 やはりSony α7RIIIフルサイズは売るわけにいかないか??しかし、Sony α7RIIIではまともに飛び鳥はとれないから、飛び虫どまり。どうする????

さて、真剣に鳥撮り軽量システムを考えてみましょう。
鳥撮りシステムといえば一眼レフ・ニコンD5、D6、 D500、 キヤノン EOS1Dあたりが基準になるらしい。写真クラブの鳥撮り名人もD5と D500を使っている。だけど、これらは重たいでしょ。特にフルサイズはとっても重たい。 当方は、重たい機材、でかい望遠レンズを振り回すことは全くやりたくない。 鳥撮り命ではないし、鳥だの虫だのを撮るのは、ただ、自然に対する好奇心、陶芸のモチーフ探しの位置づけだからです。 しかし、撮るからには、使える絵を撮りたい。軽いミラーレスが一眼レフを凌駕したら、こっそりそれを買って、こっそり鳥を撮ろうと思っているのです。

さて、鳥撮りにおいてミラーレスは本気の一眼レフを越えたか?
色々調べました。鳥撮りの腕は撮影システムが全てを決めているわけではなく、ネット情報は鳥撮りの名人から、初心者まで、勝手に書いているわけで、本当のところを読み解くのは容易ではありません。中判カメラを買う時も色々調べましたが、結局は買って一年くらい使ってみないと本当のところはわからなかったのです。

とりあえずの結論
① Sony alpha9からSony alpha1にかけてAFはどんどん進歩して、アバウトに言えば一眼レフに追いついた(追い抜いたという人も、まだまだという人もいますが)。 後発のCanon、 NikonのミラーレスもSonyと抜きつ抜かれつでしょう。

② 問題は、鳥の瞳AFとリアルタイムトラッキング(追尾システム)が勝負の分かれ目でしょう。Sony alpha1やCanon EOSR5あたりが鳥瞳AFと追尾システムを争っています。現状ではリアルタイムトラッキング(追尾システム)は実用レベル、 鳥の瞳AFはあと1,2歩。

③ さて、当方の推す、プレ撮影と鳥瞳AFの優劣は? こう考えます。飛び出し鳥撮影に関して、鳥瞳AFで一旦止まっている鳥の目を押さえておけば、飛び出しても高速連写で追尾できるので、プレ撮影と同じ効果があると考えていいようです。しかし、飛び出した瞬間はシャッタータイムラグで撮れていないでしょう。逆にプレ撮影ではAFが弱くても(MFでも)、飛び出す前からピントを合わせているのですから、飛び出し直後については確実に捕らえられます。  近距離対象に関しては、ファインダーフレームから外れたら、再度追尾出来るケースもありますが、打率悪いでしょうから、飛び出すその瞬間から連写が始まった方が、絵が多く撮れてプレ撮影システムの勝ちでしょう。 遠距離なら長くファインダーで追いかけられますから、鳥瞳AFと高度追尾システムの方が勝ちです。 飛んでいる鳥や、飛び蝶などは単にAFと連写速度の勝負ですから、FuifilmX-T3のプレ撮影よりAFがダントツなSony alpha1やCanon EOSR5の圧勝です。一般的使い方だったら、瞳AFと高度追尾システムを優先して開発する方が有利で、Sonyさんの方向は正しいことになります。

結局、結論はどうなのだ。 Fujifilm X-T3 + Fujifilm XF70-300mmF4-5.6よりSony alpha1やCanon EOSR5の勝ちに決まっています。 プレ撮影と鳥瞳AF双方がついているオリンパスOM-D E-M1Xはどうなのだ? これは重たいし、オリンパスは性に合わないから知らん。 
Sony alpha1はレンズ資産が使えるが、現在75万円だから、当分ほっとくしかない。 当面Fujifilm X-T3 + Fujifilm XF70-300mmF4-5.6でどこまで撮れるか追いかける他に道はない。





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