小さな旅、大きな旅の写真物語(Virtual trips/travels)

京都や東京を本拠地として、自然の中や町を歩きながら、撮った写真をどんどん掲載します。いっしょに歩いているように。

自然教育園日記 その129 Fujifilm X-T3プレ撮影による飛び鳥撮り

2019-02-14 18:25:47 | 日記
自然教育園日記 その129 Fujifilm X-T3プレ撮影による飛び鳥撮り

何度も書きますが、当方は鳥撮影が嫌いです。珍しい鳥の珍しいシーンを撮る(珍品ねらい)という方向が嫌いなのです。それなら何で鳥撮りをやめないのだというと、自然の中から何かを発見したいからです。昔の方が自然を何度も写生し、それをもとに絵や工芸品を作り上げてきました。自然を知るために写生をしまくったのです。当方は自然の写真を撮り、これをもとに陶芸をやろうとしています。人の目で普段見えないような自然を新しいカメラ・メカは捉えることが出来る。当方はこれまで見えなかった自然の一面を発見したいのです。これまでの作家さんがなしえなかったことができるかもしれない。だから、新しいカメラ・メカに投資することに積極的です。そして、鳥は飛び鳥だけを狙って撮影しようとしています。


2018-11-14 Sony alpha7RIII + Sony FE 70-300mm G


2018-11-14 Sony alpha7RIII + Sony FE 70-300mm G


2018-11-14 Sony alpha7RIII + Sony FE 70-300mm G

Sony alpha7RIIIは使い易いし、色はいいし、10コマ/秒連写ができるし、この組み合わせは文句ない。Sony alpha7RIIIは本当に推薦できるカメラと思う。しかし、プレ撮影システムがないから、飛び鳥撮影はことごとく失敗する。Sony alpha7RIII やSony alpha9にプレ撮影システムがついていれば、以下のFujifilmに移行しなかっただろうに。現在は645中判カメラFujifilm GFX50S とプレ撮影システムが搭載されているAPS-CカメラFujifilm X-T3の2台体制が中心となってしまった。

プレ撮影システムが搭載されているのは
Nikon1 V3
Olympus OM-D E-M1 Mark2
Fujifilm X-T3
の3機種のみである。この比較は最後に書くとして、とにかく当方の持っているのはFujifilm X-T3である(Nikon1 V3は売ってしまった)。これに対応する飛び鳥撮り用レンズはフジノンレンズ XF100-400mmF4.5-5.6であるが、中古でも15万円するので、まだ買ってない。手持ちレンズでなんとかしようと色々あがいた。 Borg60EDやBorg55FLは操作性が厳しくて、よい成果を上げられなかった。Pentax DA200mm F2.8は1.4xテレコを付けて頑張ってみたが、やはり距離が足りなくて、トリミング拡大率が大きくなり画質的に苦しい。


Fujifilm X-T3 + Pentax DA200mm F2.8+1.4xテレコ


2018-12-27 Fujifilm X-T3 + Pentax DA200mm F2.8+1.4xテレコ

こんな時に、どうせFujifilm 2台体制ならば、Fujifilm GFX50S用に買った645中判レンズ、Pentax FA 645 150-300mmレンズをFujifilm X-T3に共用してみてはと思いついた。3.5万円で買った、ボロボロ寸前の中古レンズである。これでPentax 645レンズは3本目であるが、中古・年代物といえどもさすがに中判用レンズはもともと出来がいい。


2019-1-19 Fujifilm X-T3 + Pentax FA 645 150-300mm + 1.4Xテレコ

この組み合わせでスタートして、最初に飛び込んだのがルリビタキ・メス。


2019-1-19 Fujifilm X-T3 + Pentax FA 645 150-300mm + 1.4Xテレコ

ルリビタキ・メスの飛び鳥は上手く撮れなかったが、この組あわせは使える感触を得ました。


2019-1-20 Fujifilm X-T3 + Pentax FA 645 150-300mm + 1.4Xテレコ


2019-1-20 Fujifilm X-T3 + Pentax FA 645 150-300mm + 1.4Xテレコ


2019-1-20 Fujifilm X-T3 + Pentax FA 645 150-300mm + 1.4Xテレコ

次の日カワセミに出会うが、なかなか飛び鳥撮りは難しい。


2019-1-24 Fujifilm X-T3 + Pentax FA 645 150-300mm + 1.4Xテレコ


2019-1-24 Fujifilm X-T3 + Pentax FA 645 150-300mm + 1.4Xテレコ


2019-1-24 Fujifilm X-T3 + Pentax FA 645 150-300mm + 1.4Xテレコ


2019-1-24 Fujifilm X-T3 + Pentax FA 645 150-300mm + 1.4Xテレコ


2019-1-27 Fujifilm X-T3 + Pentax FA 645 150-300mm + 1.4Xテレコ


2019-1-27 Fujifilm X-T3 + Pentax FA 645 150-300mm + 1.4Xテレコ

だんだんFujifilm X-T3 + Pentax FA 645 150-300mm + 1.4Xテレコの組み合わせで
プレ撮影に慣れてきた。しかし、この組あわせは2kg弱で重たい。


2019-2-1 Fujifilm GFX50S + Pentax FA 645 150-300mm + 1.4Xテレコ

ヒョウタン池の倒木が処理されて、朝日が差し込むようになった。キラキラきれいだったので、Fujifilm GFX50Sで撮る。Pentax FA 645 150-300mmの共用が生きる。


2019-2-1 Fujifilm GFX50S + Pentax FA 645 150-300mm + 1.4Xテレコ


2019-2-1 Fujifilm X-T3 + Pentax FA 645 150-300mm + 1.4Xテレコ


2019-2-1 Fujifilm X-T3 + Pentax FA 645 150-300mm + 1.4Xテレコ


2019-2-1 Fujifilm X-T3 + Pentax FA 645 150-300mm + 1.4Xテレコ


2019-2-10 Fujifilm GFX50S + Pentax FA 120mm F4 macro

さすが、中判カメラ。セツブンソウがこんな色っぽいとはいままで気づかなかった。


2019-2-10 Fujifilm X-T3 + Pentax FA 645 150-300mm + 1.4Xテレコ

Fujifilm X-T3 + Pentax FA 645 150-300mm
Fujifilm GFX50S + Pentax FA 120mm F4 macro
この組み合わせはいずれも2kg弱。この2台体制は付属品とリュックにいれると5kg、さらに小型三脚をいれれば5.5kgで限界を超える。

昨年に続いてユキワリイチゲが不調、カワセミも時々しか現れない。カワセミ以外の飛び鳥撮りはなかなか成功しない。2kgを担いだMFが大変なのである。 5.5.kgを担いで空振りとなるとダメージは大きい。せっかくFujifilm X-T3 + Pentax FA 645 150-300mmでの飛び鳥撮りに慣れ、この画質にも満足できるのに、この2台体制で10000歩あるき、家に着くと、どかっと座って、ああ疲れたとつぶやくことになる。

フジノンレンズ XF100-400mmF4.5-5.6に付け替えても、結局同じく2kg弱なので、改善にならない。

このFujifilm 2台体制は暗礁に乗り上げて、現状解決のアイデアもない。


Fujifilm GFX50S + Pentax FA 120mm F4 macro


Fujifilm X-T3 + Pentax FA 645 150-300mm


さて、プレ撮影の比較を述べましょう。



プレ撮影システムが付いていないSony alpha7RIII + Sony FE 70-300mm Gではここで載せたような飛び鳥は絶対に撮れません(遠くの飛び鳥ならそりゃ撮れますよ)。おそらく、どのミラーレスカメラでも撮れないと思います。ニコン、キヤノンの一眼レフなら確率は悪いが、飛び鳥は撮れます。シャッタータイムラグが小さい事とAF性能がいいからです(Sony alpha9は一眼レフなみにいけるかもしれません?)

プレ撮影システムについて、カメラ雑誌はまったく無視しています。Sonyも無視しています。これだけはっきりとした優劣がつくのに、無視する理由がききたい。ただの無知だとおもいますが。

Nikon1が改良されればベストなのですが、ニコンはNikon1を捨ててますから、絶望です。
Olympusは資金がないから当分動かないでしょう。Fujifilmは鳥撮りなぞ興味ないから軽い望遠レンズを出すことは無いでしょう。残るはSonyさんがプレ撮影のメリットに気づくことだけが、唯一の期待です。システムとしては簡単なことでコストがかかることでもないし。 Sonyさんは名前にあぐらをかいて、社員がぼーっとしていて、世の中の動きを必死に追う姿勢がない(そりゃそれぞれの担当者は担当の事に関しては必死でしょうが、それ以外の周囲の社員の、担当以外の事に関する会社全体の雰囲気の話です)。

Sonyさん今の内ですよ、当方がFujifilmで打開策に気が付いたら、Sony alpha7RIIIの出番が完全になくなります。

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