小さな旅、大きな旅の写真物語(Virtual trips/travels)

京都や東京を本拠地として、自然の中や町を歩きながら、撮った写真をどんどん掲載します。いっしょに歩いているように。

ポルトガル旅行 機材準備 その2 Sony αRIII +Zeiss Batis 40mm vs. Fujifilm GFX50S+Pentax645 45mm

2018-12-05 15:22:19 | 日記

2018-11-29 目白庭園


ポルトガル旅行の機材準備として、当方の不得意な標準レンズに挑戦しています。中判カメラFujifilm GFX50Sを旅行に持て行くという線もまだ捨てたわけでなく、今日は標準レンズでフルサイズと中判対決です。

噂には聞いていましたが、目白庭園はこじんまりしているが、いい庭園でした。

7年間の京都暮らしで堪能した京都の紅葉に比べて、東京に戻ってからの関東の紅葉はどこに行っても満足できることがありません。目白庭園は関東ではめずらしくいい庭、いい紅葉でした。

この京都と関東の紅葉の違いは、思うに 
1)京都は1000年以上、自然とヒトとの関係を追求しており、自然に対する理解が関東と全く違うのです。ヒトは自然と共にあり、ヒトは自然の一部であり、自然はヒトの友であります。自然の楽しみ方も京都と関東ではプロとアマのちがいがあります。
2)お寺はヒトと自然の関係を凝縮した場所であり、ヒトが自然界にはいる入り口を提供しているのです。
3)具体的には京都のお寺や紅葉の名所では、紅葉の木々の品種の選び方や、手入れの仕方、肥料のやり方が半端でないのです。ほっといてはあんなにきれいな紅葉は生まれないのです。
4)庭師が違います。庭師は100年後を見据えて庭を作り、手入れします。東京でも本格的庭を作ったり、維持するために庭師を京都からよびます。関東の自然は荒々しく、ヒトと対立する自然です。これはこれで魅力的です。しかし、関東で庭を作る方はワイルドな自然を理解するばかりでなく、対立だけではない、自然との融和の知恵を京都の庭師から学んでください。関東の庭はどこにいってもそう思ってしまうのです。

当方は京都府立植物園が好きでした。植物園ですから人工的な自然には違いないのですが、そのなかに、京都の庭師の絶妙な技が織り込まれ、人工の中に自然を演出するのです。そして京都には人の手でつくりながら、自然を越える自然を演出しているお寺の庭が存在しています。例えば、青蓮院門跡。

目白庭園は関東ではめずらしく、自然に対するこまやかな配慮を感じます。12/2で夜のライトアップは終了してしまったかもしれませんが、ぜひ目白庭園をたずねてみてください。昼は無料です。

さて、カメラ機材の話。当方はこれまで標準レンズの使用を避けてきました。非日常を表現するには、標準レンズは難しいからです。今度ポルトガル旅行に行く予定なので、フルサイズカメラSony alpha7RIII用に急遽、新品Zeiss Batis 40mm F2を購入しました。中判カメラFujifilm GFX50Sには中古Pentax 645 45mm F2.8を用意しました。こちらは実質35mm換算となるはず。

この2組の対比はどうでしょうか? 最新、14万円のZeiss, Batisに対して、おんぼろ3.5万円の中古Pentaxが対等以上の絵を作っています。これは中判カメラの迫力ばかりでなくフジフィルムの色のメリットが大きいように思います。Zeiss Batis 40mm F2は20cm近くまで寄れることが武器で、これでやっと面目を保っている。

この対決の結果、持って行く予定だったSony alpha7RIIIの代わりに、このくそ重たいFujifilm GFX50S中判カメラをポルトガルに持って行こうか、悩み始めています。


Sony alpha7RIII + Zeiss Batis 40mm F2


Sony alpha7RIII + Zeiss Batis 40mm F2


Sony alpha7RIII + Zeiss Batis 40mm F2


Fujifilm GFX50S + Pentax 645 45mm F2.8

中判カメラはなんとも生っぽいんだよな。


Fujifilm GFX50S + Pentax 645 45mm F2.8


Sony alpha7RIII + Zeiss Batis 40mm F2


Fujifilm GFX50S + Pentax 645 45mm F2.8

Zeissもがんばるのだが、中判にはかなわない。


Sony alpha7RIII + Zeiss Batis 40mm F2


Sony alpha7RIII + Zeiss Batis 40mm F2


Sony alpha7RIII + Zeiss Batis 40mm F2


Sony alpha7RIII + Zeiss Batis 40mm F2


Sony alpha7RIII + Zeiss Batis 40mm F2


Sony alpha7RIII + Zeiss Batis 40mm F2

Zeiss, Batis 40mm は接近撮影で頑張る。


Sony alpha7RIII + Zeiss Batis 40mm F2


Fujifilm GFX50S + Pentax 645 45mm F2.8


Sony alpha7RIII + Zeiss Batis 40mm F2


Sony alpha7RIII + Zeiss Batis 40mm F2


Sony alpha7RIII + Zeiss Batis 40mm F2

結婚式の記念撮影でしょうか、着物姿が見えます。


Fujifilm GFX50S + Pentax 645 45mm F2.8


Sony alpha7RIII + Zeiss Batis 40mm F2


Fujifilm GFX50S + Pentax 645 45mm F2.8

中判45mmレンズは実質35mmのはずなので、Zeissの実質40mmとほぼ同じ。

これで庭を一周しました。フルサイズと中判の違いがお分かりになったかな??

さらにFujifilm GFX50S試写と、中判vsフルサイズの標準レンズ対決を続けます。



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