菊地晴夫の美瑛写真家日記

美瑛・富良野の旬の情報や、最近の出来事をご紹介いたします。

キヨハラVK70Rレンズ

2007年11月14日 | Weblog
 
今日のお昼過ぎから上京しました。
いつもは最終便かその前の便で戻るのですが、お気に入りの座敷が取れずこの便になってしまいました。

相変わらず東京は暑いです。
コートはさすがにいらないと思いつつも、カーディガンなどをはおって来たのですが暑いです。
例によって池袋から要町の事務所まで歩いて戻りましたが、かなり汗ばんでしまいました。
北と南ではこの時期極端に気温が違いますね。

明日からはまた過密なスケジュールが組まれているので、せめて今日はワインを買い込み飲みながらのんびりとこのブログを書いています。

この写真のレンズはキヨハラソフトVK70Rというものです。
といってもほとんどの人は知らないかもしれません。

二昔前か三昔前に「ベスタン」というレンズが一世を風靡した時代がありました。
風靡したというかその当時は、解像度の高いレンズは製造できないといった背景があったのかもしれません。
性能が悪かったのが幸いして、解放時の描写に少しボケが入り、一種独特の表現ができたのです。

その後レンズの技術も上がり、すっかり忘れ去られていた頃に、現代の技術を駆使して当時のボケ味を表現しようして開発されたのが、この「キヨハラソフト」です。
(といっても発売からすでに20年くらいは経っています)
焦点距離は35mmカメラで50mmと70mm、他にセミ版用が開発されたように記憶しています。

写真家として駆け出しの頃の私はOMのカメラを駆使して、風景やブライダルの撮影に追われていました。
このレンズを知って購入したのももちろんOMマウントです。
でも、その後は小型軽量を目指していたオリンパス一眼レフは、オートフォーカスなどの競争に負けOM事業から撤退しました。
本格的に風景写真を撮り始めた頃からは、中判カメラを使い出し今日に至っていますが、その間全く35mmは縁遠くなっていました。

中判カメラに移行してからというもの、おそらく20年以上、OMのカメラやレンズ群、キヨハラソフトも全く使用しなくなっていました。
しかし、近年は35mmデジタルカメラの進歩が著しくて、再び35mmを使い始めるようになってきています。
でも、残念ながらCANON製に変えたので、かつてのOMレンズは使用できません。
当時使用した特別に思い入れのあるレンズを再び活用することができないか、いろいろNETで探し出しましたがいろいろあることがわかりました。
「捨てる神ありに、拾う神ありです。」

OMからEOS用マウントに装着できるように改良してくれる所が、この東京事務所の近くにあったのです。
上京中なので明日は早速、改造してもらうつもりで出かけてみます。
これがうまくいってくれたら、レンズワークが広がるはずで、撮影も楽しくなってくるはずです。

ただ、OMのレンズではそれほど名機といわれる代物は残ってがいないのが残念ですが・・・

<往年のキヨハラソフト>CANON EOS-5D 28~105 F-4


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