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安田藤嗣の証・十字架の言に生きる 21 安田家に翻弄されて 02 莫大な家の借金

2020-04-21 04:00:00 | ゴスペル・エッセイ
十字架の言は、滅び行く者には愚かであるが、救にあずかるわたしたちには、神の力である。
(一コリ 1:18)



この重度障害者(CP)の方や家庭の悲惨な実情を知り、

何とかCP児童を収容できる施設を三重県北部に建設が出来ないのか模索し始めました。

そしてモデルとなる施設に出会いました。

愛知県の愛光園ひかりの里でした。

園長は皿井先生というクリスチャンで愛知県では民間施設として規模が大きく、

そこに2番目の妹が働くことになりました。

またキリスト教独立学園に学んでいた妹は浜松の聖隷看護短期大学に学び、

いつでも私がイザ鎌倉で重度障害者施設の旗揚げをすれば、

兄弟一致して働ける備えができたのです。

私も北勢町役場を退職し、準備することにしました。

まずアルバイトをして日本福祉大学で資格を取るために受験準備を開始。

その頃、愛農聖書研究会に参加していた岡山で看護師、小鉄洋子と出会いました。

私は彼女と出会った瞬間、この女性だと大胆にも

「結婚して私の事業を手伝わないか」と手紙でプロポーズをしたのですが、

本人はOKとのこと。

その頃(1975年)、3番目の妹は愛農高校10期生として入学していましたが、

私にとっても妹たちも人生の大転機でした。

そのような時期に帰省していた一番上の妹から電話がありました。

父の養鶏業の負債と新築した負債が重なり、

特に本家(製材業)が、全額借金を返済しなければ、

田畑も家も差し押さえると怒鳴り込んで来て、父親を見ていると気の毒でならない。

兄として何とか出来なのか」という電話でした。

私は受験や重度障害者施設の準備や婚約者との打ち合わせで、

家にはほとんど帰っていませんでしたから、すぐ帰宅して事情を聞くと、

農協と銀行の住宅ローン、

そして本家への建設資材未払金の合計が1000万円ということが分かりました。

現在の価値ならば約1億円ですから、莫大な負債です。

父母はこの負債を返すために養鶏業の他に水田を1haにして、

朝から晩まで働いていましたが、

何十年も返済にかかるし、体力も限界に来ていましたので、

私は以前、知り合いだった住友生命の女性支部長に相談しました。

それは私が役場にいた時に私に自分の給与明細を見せて、

「安田さんの給与って3万ぐらいでしょう。

私は支部長で50万円の報酬なの」と言っておられたことを思い出したのです。

そこでこの支部長に自分の父が多額の負債があり、返済しなければ、

自宅も田畑もすべて没収なので、保険営業なら投資資金も要らないし、

あなたのように50万円の報酬なら半分経費を引いても年間少なくとも300万は稼げるので、

返済のめどが立つから何とかならないか」と言いましたら、

「桑名に〇〇支部の責任者が必要なのでやってみる」ということでした。

しかし、中年女性十数名を管理しなければならないことが分かり、

これでは神経戦でやられてしまうと判断して、自分で保険営業できる会社を探したら、

桑名市にある大同生命が男性営業マンを募集していることが

ハロワークで分かったので面接に行きました。

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