新しい皮袋の世代(つづき)
イエス様はペンテコステの日に聖霊が注がれ、
新しい考え方が出てくることをご存じで、それを見越して、
新しい皮袋の話をしました。
新しく、愛と力、啓示を受けた人々は、シナゴーグ(注・01)のやり方では、
不十分だと知っていたのです。
イエス様は、古い皮袋が破れて、
ぶどう酒が壊れることを預言していたのです。
聖霊の新しい働きには、新しい皮袋が必要になることは、
歴史が証明しています。
それは終わりの時代にも起きるでしょう。
終わりの時には、使徒の働きで起きた奇跡と、
出エジプト記で起きた奇跡の両方が起きます。
神は初代教会に与えられたすべてのものを、
私たちにも与えてくださるのです。
聖霊は、新しいぶどう酒、聖霊に適した環境や枠組みにも、
新しくされるものがいくつもあるでしょう。
神が動かれる時、民がそれに逆らうことは歴史が証明しています。
しかし、大きな変化は、私たちの中、教会の中、
そして宣教の中へと入ってくるでしょう。
御霊による新しい真理は、古い枠組みによって
失われてしまうこともあります。
聖霊の力が取り去られてしまうこと以上に悲惨なことがあるでしょうか。
今後、花婿なる神と出会い、神の御心を経験する人々が
大勢、出て来るでしょう。
しかし今日の教会の多くは、イエス様への愛に
飢え渇いていない指導者で占められています。
彼らは愛に飢えた漁師や取税人、元売春婦たちに
どのように対処すべきか分かりません。
このような愛に病んだ世代は、いつか教会を席巻し、
新しい枠組みを作ることでしょう。
花婿を迎える断食は、その変化が起きるための一つのプロセスなのです。
【ブログ編集者から】
今回、ここで指摘されているように「今日の教会の多くは、
イエス様への愛に飢え渇いていない指導者で占められています」に
然り、アーメンです。
そして牧師たちは安住しています。
少なくともこの30年間、断食指導してきた期間で出会った牧師は
大半がそうであり、日本の場合、そのような安住に居直り、
その枠組みを叩き壊すこともできません。
それでは日本にリバイバルが来ることはありません。
シナゴーグ(注・01)
聖書には「会堂」の名で登場し、ユダヤ教会と俗称されることもある。キリスト教の教会の前身であるが、役割はやや異なる。元々は聖書の朗読と解説を行う集会所であった。現在では、祈りの場であると同時に、各地のディアスポラのユダヤ人の礼拝や結婚、教育の場となり、また文化行事などを行うコミュニティーの中心的存在ともなっている。ディアスポラ民族主義者や改革派は「神殿」という言葉を用いることがあるが、正統派の中には、こういった「擬似神殿」の敷居を跨ぐことを拒否するものもいる。ディアスポラの地では改革派から超正統派までディアスポラの立場を取る者たちなどによって守られているが、イスラエルへの移住によって無人のシナゴーグ も多く出てきている。(ウィキ)