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安田由久が驚くべき聖書の世界をご案内します

ユダヤ教って何なの 11 儀式の反復 11 ユダヤ教の義務 10 食物規定は現代医学でも正しさが証明されている 

2024-08-22 04:00:00 | ユダヤの知恵・健康&断食
ユダヤ教では厳格に食べ物の規定があります。

それは「カシュルート」(注・01)と呼び、

これに基づく料理を「コーシャ」といいます。

アメリカではコーシャのレストランといえば健康食の代名詞となっています。

そしてコーシャ食品は、絶対的な安全な食とみなされています。

コーシャ食品マークは安全食の印なのです。

実際に現代医学でも健康になる食だと証明されているのです。

その基本は


1・菜食とフルーツが中心である

2・美食を否定し、カロリーが少ない


本来、ユダヤ人は狩猟民族ではなく、農耕民族であり、

狩りをした野生動物を食べません。

感染症予防の観点からも正しい判断です。

この食物規定の起源は、聖書からきていますが、

エデンでは菜食でしたが、ノア物語で以後、肉食は認められますが、

「血と脂は食べるな」と命じられ、肉を食べにくくされました。

血を食べない肉とは、それらを減らす処理をしなければなりません。

ですから生肉を食べるのは不可能です。

実際に肉食の過剰摂取は肥満や様々病気になることも

現代医学で証明されています。

その規定は現在の地球環境保護を定めたSDGsの規定にもつながり、

創世記、モーセ律法の食物規定の正しさが証明されています。

確かに肉を得るための家畜を飼いますが、

食べさせるために広大な農地が必要であり、

環境破壊、家畜によるメタンガス排泄などが問題視されています。

また地球温暖化の異常気象で砂漠の拡大、海水温の上昇による風水害、

砂漠化などを考えるとユダヤ教の教えが数千年前から

地球環境の行く末を先取りして警鐘を発していました。

神の定めた規定通り歩めば、このような問題は

起こらないことを語っていたのです。

また「カシュルート」規定では、食べることができるのは草食動物で、

しかも家畜に限定され、雑食の豚肉は禁止ですが、

これも豚コレラなどを見通していたのですから驚きです。

乳製品と肉は一緒に食べることも禁止されていますが、

乳製品は、子どもを育てるものであり、

肉と一緒なのは神の意思に反すると規定されています。

これも現代医学の視点からみても動物性脂肪の過剰摂取を

避けるためであるということで

いかに健康維持の先取りされた規定か分かります。

また海洋生物の規定もあります。

砂漠の民ではあっても地中海に近く、

またガリラヤ湖でも魚が獲れますので様々な規定があります。

食べられるのはヒレがあってウロコの形状が丸く、

それらが簡単にはがれる魚に限定されます。

すると海水魚では、ニシン、イワシ、サケだけとなります。

また、淡水魚だとマス、コイだけなので、

刺身も寿司も種類は限定されます。

特にホヤ、ウニ、カキ、ハマグリなど軟体魚介類は禁止されています。

これも現代医学では軟体魚介類に様々な毒素があることが証明され、

正しい規定なのです。

さらに食物連載上位の大型魚である

メカジキ、マグロ、カツオ、サメは禁止です。

チョウザメのキヤビアも禁止ですが、これら回遊魚、底生物は

海の汚染物質をかなり影響を受けており、危険です。


「カシュルート」(注・01)
ユダヤ教の食物の清浄規定のことで、ユダヤの律法に即したと認定を受けた食べ物のこと。由来は、ヘブライ語で「カシェルな状態」を示す女性名詞。カシェル又はコーシャー(ヘブライ語: כָּשֵׁר‎)、コシェル(イディッシュ語: כּשר‎) は「相応しい状態」を示す形容詞で、ユダヤ教戒律に適合したものであることを示す。食物に関してカシェルと言えば、食物の清浄規定(カシュルート)に適合した食べてよい食物(適正食品)のことを指す。「イーシュ・カシェル」といえば、律法にかなって非の打ち所がない人物のことを指す。ユダヤの律法に即した食べ物を「コーシャー」と呼ぶように、通話機能のみついた携帯電話にも「コーシャー・フォン」承認マークが貼られている。(ウィキ)
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