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安田由久が驚くべき聖書の世界をご案内します

安田藤嗣の証・十字架の言に生きる 22 安田家に翻弄されて 03 負債を3年で返済 

2020-04-22 04:00:00 | ゴスペル・エッセイ
十字架の言は、滅び行く者には愚かであるが、救にあずかるわたしたちには、神の力である。
(一コリ 1:18)


そして1977年4月に大同生命の営業マンとして入社し、

婚約者の洋子も重度障害者施設・島田療育園(東京・八王子)から戻り、

9月に結婚し、桑名市の山本総合病院に働き、家計を助けることになりました。

結婚当初、お金もなく電気は切られ、

自動車も超ポンコツ車で山本病院へ。

そして私は大同生命へと通い、保険営業を開始しました。

私は親戚、友人には絶対に保険営業はしないと決意していましたので

朝から桑名市内の中小企業への飛び込み訪問をしていました。

営業成績が1年間ゼロでも最低給与は保証されていたからです。

私は山本七平さんの「ユダヤ人と日本人」や高橋三郎先生のベストセラー「絶望と希望」

の中に登場する営業で成功した田村さん、またトヨペットのトップ営業マンなどの本を

何度も読み、多くの活路を見出していきました。

そして旧約聖書を何度も読みました。

それはこの頃、旧約聖書学者、関根正雄先生の影響が強かったからです。

関根先生の聖書講義を何度も読み、先生の録音テープを聞き、

ひらめいたのは、ダビデ王流のレバレジド(てこの原理)セールスでした。

まず、12月末に桑名市内の主な企業に私の新年の挨拶文を書いたDMを出しましたら、

何と年明けに10社から返事がありました。

何度も訪問しても会えない会社の社長からの返事でしたが、さっそく訪問したら、

全件、法人会経営者大型保険で、最高額の契約(死亡保険で1億円以上)

が10社も契約することができ、これで一気に三重支社のトップに躍り出たのです。

この契約のゆえに私の報酬は、一気に増加していきました。

そして私の営業活動に注目した名古屋支社の奥田東海営業本部長が

税理士開拓を一緒にやらないかと誘ってくださったのです。

私は聖書の中心人物、ダビデ王を通して、

これからの営業はレバレジドセールス時代だと気づいていましたので、

東海管内の営業マンは誰も乗らなかったのですが、私はこの誘いに乗りました。

桑名営業所所属でありながら、何度も名古屋支社まで通い、

税理士開拓のノウハウを学び、税務の知識など取得していきました。

そして営業基盤の桑名市で東海税理士会開拓を開始したのです。

東海管内(愛知、岐阜、三重)では、奥田部長の誘いに乗ったのは私一人だけでした。

なぜ、他の男性の営業マンが参画しなかったのか、

それは営業成績の半分が税理士に支払う契約になっていたからです。

しかし、私はそれなら税理士に倍の2社紹介していただき、

しかも他の保険契約もいただければ、これほど面白いビジネスはないと確信し、

桑名市の税理士事務所を毎日熱心に回り、6つの事務所と契約を結びました。

大同生命に入社してちょうど1年半目のことです。

それから2、3ヶ月後、どんどん紹介が出始めたのです。

それは様々なダビデ王的手段を講じたからにほかなりません。

これで前年度の3倍の報酬となり、3年目は更に紹介が増加し、

営業経費を差し引いて1000万円を超えましたので、まず本家に現金で借金を叩き返し、

銀行、農協にも全額、返済をしました。

そして余剰金で自宅の改装や妹たちが相次いで結婚していく結婚費用も

すべて負担できました。

こうして借金はすべて返済した段階で、打ち止めして方向転換すべきだったのですが、

保険営業で成功してしまうとその歯車を止めることはできませんでした。

なぜなら大同生命全国で営業成績は上位の常連となっていたからです。

ここが保険営業というより成功すると後戻りできないというマネーの怖さです。

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