ユダヤ人は公衆衛生、長寿健康法など他の民族とは違って先駆的です。
まずタルムードでは次のことが決められていました。
ユダヤ人が住んでも良い街の条件は
１・医師がいること
２・上下水道があること
３・野菜畑があること
４・裁判所と警察あること
理由は
１の医師はダヤ教指導者が兼務していましたが、
２は伝染病の予防になります。
また３はビタミン補給と健康維持のバランスを考えていました。
これは私も移住を４回もしていますので参考にしました。
生まれ故郷は農家でしたし、結婚した相手は看護師でしたし、
豊田市に行った時も野菜畑を第一にしました。
ただ２の上下水道を条件にしているのはユダヤ教の特色です。
このようなタルムードの教えによって、
どの民族よりも平均寿命が長かったのです。
石角さんの調べでは、19世紀の時点で
１・乳児死亡率 全ヨーロッパ・・・100人中、16.5人
ユダヤ人・・・・ 8人
２・平均寿命 全ヨーロッパ・・・43歳
ユダヤ人・・・・56歳
これは20世紀に入っても同じだといいます。
多くの迫害や国の支援がない、ヨーロッパでのことなので
いかにタルムードの教えが2000年間、絶えず活かされていたということです。
そしてユダヤ人コミュニティ（信仰と生活共同体）は
３・妊婦と赤ん坊をまず守ったこと
４・小児科、産婦人科の医学はユダヤ人から始まった
５・ユダヤ教の戒律である什一献金は、公衆衛生と子供の医療費に使用された
確かにタルムードには公衆衛生に関する規定が多く、
たとえば食事前の手洗いの詳しい方法が書かれています。
洗面所で手を洗っただけではなく、
食事の席の横に洗面器が置かれていて何度も手を洗わなければなりません。
しかも、どこにも触れてはいけないし、無言で食卓につき、こう祈ります。
「神は私たちユダヤ人に食事の前に手を洗うように命じた」
という感謝の祈りから始めます。
そしてユダヤ人は朝起きて、まず、第一に手を洗いますが、
それは寝ている間は死んでいるのと同じであり、
死の痕跡を洗い流すという理解からです。
また１日３回の祈りの前も手を洗いますが、神の前における清めの儀式です。
また洗濯にしても誤って動物の死体に触れたら、
衣服を１日中、乾かす。衣服にカビが憑いたら焼却する。
安息日の食堂のテーブルは選択したてのクロスを敷くこと。
それらは2000年間、続けられているので
どの民族よりも健康で長寿なのです。
ちなみに今日、ユダヤ人の国、イスラエルは平均寿命も健康寿命も
トップクラスです。
