バイブルランドin福井

安田由久が驚くべき聖書の世界をご案内します

2022年を振り返って 03 藤樹の宿満5周年を迎えて   

2022-12-31 04:00:00 | ゴスペル・エッセイ
2017年6月に「古民家ファスティング藤樹の宿」がオープンして、

2022年6月に5周年となりました。

新型コロナの第7波中であり、本来ならば記念の催しを何かすべきところですが、

何もしないで今後の戦略を練ることにしました。

さて、藤樹の宿の5年間は、実に山あり谷ありの期間でした。

まずオープンして1年間は、おそらく誰も来ないと覚悟していましたが、その通りとなり、

来会された方はごく少数でしたので、

マクロビのカフェ「ガリラヤの風」を10月にオープンしました。

そして半年後の2018年3月頃からネット広告の効果がようやく出始め、

GW期間中の申し込みがかなり入ってきました。

しかし、ここで想定外のことが起こりました。

マクロビのカフェで発酵薬膳を担っていた妻が、脳内出血で倒れてしまったのです。

日キ今津教会の総会の席でしたので、救急車を呼ばず、

すぐさま私のクルマで高島市民病院に運び、そこでは手に負えないということで

大津の日赤病院に緊急入院したのです。

特にGWに来会の申し込みたくさん入っていましたので、断ることも考えました。

しかし、思わぬところから助け手が与えられ、料理を作っていただく方、

お掃除をしていただく方が与えられ、受けれ可能となったのです。

まさに「主の山に備えあり」でした。

そのおかげで毎日、日赤病院とリハビリ専門病院である大原記念病院に

退院する7/30まで通うことができました。

あれから4年になり、妻は発酵食料理をし、

私は館内掃除、洗濯、まかないなど担当するようになりました。

新型コロナ来襲も大変なことになりましたが、

閉鎖せず、ここまで来れたのは主の守りと祝福でした。

新型コロナ発生時から、沈静化するまで

最低、3年間はかかると思いましたので、商工会の補助金で


1・2020年10月・・・リモートファスティング

2・2021年10月・・・ビールファスティング

3・2022年04月・・・チョコレートファスティング


を開始しました。

上記2と3のファスティングは、全国の断食施設ではどこも開始していません。

藤樹の宿で初めてみると大半がリピーターが

再チャレンジされるためにこれらを試されるものとなりました。

私は上記の2,3のファスティングは数回、自分で体験しましたが、

40日ファスティングでも可能だと確信したのです。

しかし、どのような方が申し込まれるか分かりませんので

まずは3日間と設定しました。

そしてこの2つのファスティングをスタートさせたことは

他の断食施設と決定的な差別化となりました。

さらに今、取り組んでいるのは、「ハーブセラピーファスティング」です。

この主力はドイツで四旬節(イースター前の40日断食)に食べる「プレッツエル」です。

この試作が意外にも時間がかかり、2022年内にスタートする予定でしたが、

どうやら来年の四旬節最後のイースター(4月4日)になりそうです。

ではこれで新しい試みは終わるのでしょうか。

否です。

その次は、藤樹の宿が5年間、掲げてきた「ファスティング・ライフ・スタイル」、

つまりファスティングの日常化です。

この立ち上げも2023年のクリスマス頃になる予定です。

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2022年を振り返って 02 NHK大河ドラマ「鎌倉殿13人」から学ぶもの    

2022-12-30 04:00:00 | ゴスペル・エッセイ
2022年・NHK大河ドラマ「鎌倉殿13人」は久しぶりに真剣に見たのですが、

このようなことは、おそらく私の記憶では、「武田信玄」(1988年放送)以来、34年ぶりです。

その時、私は38歳でしたが、約8年間、保険営業マンとして

大同生命(のトップセールスマンだった)勤務し、

35歳で保険代理店(株式会社愛恵企画)を開業して3年目の時でした。

私はこれまでの三重県北部(桑名・四日市)が営業基盤でしたので、

三大都市の名古屋市への進出に狙いを定めていた頃でした。

甲府の大河ドラマ撮影セットで買った「風林火山」の旗を営業車(三菱・パジェロ)に掲げて、

名古屋の市場を開拓するために向かったのです。

大河ドラマに学んだことをことごとく営業戦略に生かして、チャンスは開いていきました。

そして遂にオリックス、三和、三菱銀行と提携でき、レバレジドリース的効果が次第に出てきて、

ついにアリコで1990年日本一、翌年(1991年)には、世界一となりました。

大同生命時代に新規開拓した税理士紹介システムによる

レバレジドとは次元が違って、売上額が一桁違いの売り上げアップとなり、

毎日がワクワクする日々でした。

このように仕事のワクワク感に点火してくれたのが大河ドラマ「武田信玄」でした。

しかし、それ以降の大河ドラマは、

このようなワクワク感があるものはほとんど感じられませんでした。

こうした中で今回の「鎌倉殿13人」は

久しぶりに「武田信玄」とは異なるワクワク感がありました。

これは脚本家、三谷幸喜の筆(新選組、真田丸に続く3作目)が優れていたからだと思います。

今回の大河ドラマは、単なる歴史物語ではなく、

北条家の家のサバイバル物語として終始描かれました。

私はこのドラマを見ながら、私が最初の結婚から、今日まで3回目の結婚ですが、

今回の主人公、北条義時と同じで家庭問題で

そのセリフや事件の動機がかなり似ているところが多く、

特に2回目の結婚と義時の3回目の結婚は、ほぼ酷似していました。

今回の大河はSNSなどで毎回、誰かが死んで逝く有様がクローズアップされていましたが、

私は北条家の多くの諸問題は現代の日本の家庭、

会社などの諸問題に適合していると思いましたし、

それらを上手くクローズアップしてドラマに仕立て上げていましたので、

考えさせられることが多くありました。

私の人生72年間で様々な経験を経て、大河ドラマの受け止め方が、

34年前とはずいぶんかわったと思います。

今回の大河で印象に残ったのは


1・鎌倉を守る(または北条家)を守るために否が応でも変化していく

主人公の変貌ぶりは私とオーバーラップしました。

義時のような人殺はしてはいませんが、

その代わりに私が生まれ故郷では殺されています(死んだことになっているようです)。


2・夫婦関係は家を守るということで左右され、しかも後継者問題で一つ間違えると

とんでもない複雑なトラブルとなることも2回目の結婚で教えられましたので、

3回目の結婚については十分、配慮してきました。


3・肉の兄弟関係は北条政子が妹、実衣や義時を救ったような

兄弟の信頼と支えで崩れることはなく、必ず回復するということです。

私の場合も2回目の結婚で、兄弟関係は23年間で完全に縁切れ状態となってしまいましたが、

琵琶湖に移住してからようやく回復し、やはり、肉の兄弟は実に良いものだと思っています。


4・義時は歴史上、唯一、天皇を裁き、追放した日本人です。

そして武家社会800年間の基礎を造った人物です。

私もファスティングで日本を造り直したいというビジョンに燃える炎を点火してくれました。
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2022年を振り返って 01 安倍元首相の狙撃事件とカルト宗教    

2022-12-29 04:00:00 | ゴスペル・エッセイ
真夏に行われた参議院選挙の終盤で奈良に応援演説に来ておられた安倍元首相が、凶弾に倒れ、

死亡し、国葬となるなど日本中を震撼させた事件でした。

この事件でクローズアップされたのが、犯人は元統一教会信者で

母親の高額な寄付で家庭崩壊した怨恨が原因とされ、連日、マスコミで放送されました。

そして自民党の2/3が統一教会と関わっていたといいます。

また地方議員も同じでなぜここまで政治家たちが、カルト宗教の代名詞であった

統一教会と深く関わっていたのかです。

それは公明党(=創価学会)でいかに宗教団体と手を組むと助かるかを知っているからです。

統一教会が恐るべきカルト宗教と分かっていても利用したのは、

無償でいかなることも助けてくれる献身的な協力体制を教団側が敷いていたからです。

それをお互いに利用しあっていたのですが、

なぜ無宗教人が大半の日本でカルトが大手を振っていけるのかです。

それは日本国内の三大宗教が全くのふぬけ状態、茹でガエルになっているからです。

なぜそうなのか、私のこれまでの学びでは原因はすべて「日本教」だからということになります。

歴史家の井沢さんも同じ意見です。

日本教の二大特色は


1・天皇教(=自然宗教=神社)であり、そこから脱することができないことです。

このシステムを最も巧みに利用して、日本で成長したのがカルト宗教です。

そして神社などの自然宗教が、仏教やヒンズー教(ヨガ)をも飲み込んでいます。


2・世間教(=同調圧力)に取り込まれてしまったことです。

これはコロナで遺憾なく発揮されています。

その証拠が誰もマスクが外せないことです。

世界で日本だけマスクを外せない国となっていますが、これは同調圧力そのものだからです。

日本のマスコミは第4の権力と言われますが、この同調圧力を最大限に駆使していますから、

カルト宗教はそのツボを的確に押さえているのです。

そしてカルト宗教は、少しでも逆らう人をすぐさま告訴すると脅してきます。

オウムと闘った坂元弁護士一家は彼らに虐殺されてしまいました。

しかし、統一教会や幸福の科学ではパワハラ、モラハラも正統化し、

彼らの正義貫徹のためには手段を選ばないのです。

そしてこうしたカルト宗教は、世界の宗教の6割を占める一神教とは真逆であることです。

日本人は何も考えずに普通に行動している多神教ですが、

世界には全く通用しないことも知らないし、

世界共通の知恵袋である聖書を全く読まない、

またたとえ読んでいても無視するという、日本教の支配構造に順応しています。

そして今回の狙撃事件は、どう見ても誰かが手引きしたとしか説明のつかない事件でした。

それは3年前の新型コロナも細菌戦の始まりでしたが、その後、予測されたロシアのウクライナ戦争、

それを仕掛けたのは、新たな資源戦争の始まりとなりました。

まさに聖書の語る終末時代の到来なのです。

それだけに聖書の終末時代を見据えて、

いかに生き残るかを教える、聖書を真剣に読まなければなりません。

日本が断食して、聖書を真剣に読むことにならない限り、

この国は暗黒の中に突入するというのが聖書の語る預言です。
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割礼問題 14 神は真実な方  03 洗礼と聖餐を否定することは異端だ

2022-12-28 04:00:00 | ローマ人への手紙を読み解く
ローマ人への手紙
3:1 では、ユダヤ人の優れた点は何か。割礼の利益は何か。

3:2 それはあらゆる面からいろいろ指摘できます。まず、彼らは神の言葉をゆだねられたのです。

3:3 それはいったいどういうことか。彼らの中に不誠実な者たちがいたにせよ、

その不誠実のせいで、神の誠実が無にされるとでもいうのですか。

3:4 決してそうではない。人はすべて偽り者であるとしても、神は真実な方であるとすべきです。

「あなたは、言葉を述べるとき、正しいとされ、/裁きを受けるとき、勝利を得られる」と書いてあるとおりです。


洗礼、聖餐も割礼と同じくサクラメントであり、神の言葉の裏付けがなければならないというのが、

ジャン・カルヴァンのいわんとしていたことです。

このところを関根氏は、

「聖書の信仰は言葉の信仰ですが、ただ漠然と何か感情的に思うとか、霊的に示されるとか、

霊的に信仰が生きるいうことではない。

もちろん神の霊が働かなければ生きた言葉にはならないのですが、

問題は言葉でとらえられているかどうか、これが実は旧新約聖書を貫いている信仰なのです」といいます。

しかし、ここで関根氏の問題は


1・神の言葉は霊であるということは聖書の中核であることがない。

2・その神の霊を受けるための断食祈祷、聖別のすすめがない。

3・洗礼、聖餐式のサクラメントは神の子、イエスの厳令であったことです。

4・キリスト教会はその上に成り立ってきた2200年の歴史を刻んできた事実があります。

5・十字架の言は神の言葉でもありますが、

十字架を刻み込むために聖餐式でぶどう酒を教会で飲むこと、

キリストの体なるパンを食することが教会(信仰)生活の基本なのです。


6・生きた言葉は礼拝で洗礼、聖餐式に預かることで毎週、確認し、

そこで罪のゆるしをうけとっていくものです。


上記を鑑みると、いかに洗礼、聖餐式の否定は異端なのか分かります。

教会で洗礼者、救道者向けのテキスト(同盟)には、

洗礼の祝福

1、罪の赦し(使徒22章16節、ヘブル10章22節、使徒2章38節)

2、新生(新しく生れること)(ヨハネ3章5節、テトス3章5~6節)

3、キリストにつながれたこと(ガラテヤ3章27節)

(この結合は、キリストの死・葬り・復活との結合である)(ローマ6章3~5節)


4、父なる神との新しい関係(ガラテヤ3章26節以下)→神の国の正式な相続人となる(ローマ8章17節)

5、聖霊を与えられたこと(コリント人への手紙第一12章13節、使徒2章38節)

6、教会に属するようになったこと(使徒2章41節)

7、救いを頂いたこと(マルコ16章16節、ヨハネ3章5節)


聖餐意味

1、キリストの救いの恵みの記念。(コリント人への手紙第一11章24節)

2、私達罪人のために主キリストが死んで下さったことの象徴。(ルカ22章19節)

3、キリストに対面するために最も有力な恵みの手段。(「恵みの手段」には、普通、

 1、祈り、2、みことば、3、聖礼典の3つを普通数えますが、

そのうちでも聖餐式は最も直接的にキリストと直面するというのです)

4、感謝の祭り。(聖餐式は、旧約聖書の「過越の祭」をキリストが成就したものです。
(コリント人への手紙第一5章7節)


5、家族団欒の食事。(旧約で過ぎ越しの祭は家族単位で守られました。私達の霊の家族との団欒です。)

6、現在のみでなく、あらゆる時代のクリスチャン・教会の交わりの時。(見えない教会を覚えましょう)

7、キリストへの誓約を確認する時。(聖礼典を意味するサクラメントはもともと宣誓の意味です。)

8、恵みの契約。(コリント人への手紙第一11章25節)(恵みにより救うという約束を確認する時です。)

9、無言の説教。(コリント人への手紙第一11章26節)(主の死を宣べ伝える、無言にして最大の説教と言われます。)

10、希望の象徴。(マタイ26章29節)(聖餐は未来にも関わります。主が来られる日……天の御国での食事!)

聖餐式にあずかる時、漠然とあずかるのでなく、

聖餐の多様な意味を色々と思い巡らすことはとても有益で感動的なことです。 


以上、無教会はやはりこのような洗礼と聖餐を否定すること自体、異端なのです。
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山上説教  51 祈りとは何か 02 すべてを知っておられる神への祈りとは   

2022-12-27 04:00:00 | イエス・キリストの生涯  マタイによる福音書
マタイによる福音書
6:5 「祈るときにも、あなたがたは偽善者のようであってはならない。

偽善者たちは、人に見てもらおうと、会堂や大通りの角に立って祈りたがる。

はっきり言っておく。彼らは既に報いを受けている。

6:6 だから、あなたが祈るときは、奥まった自分の部屋に入って戸を閉め、

隠れたところにおられるあなたの父に祈りなさい。

そうすれば、隠れたことを見ておられるあなたの父が報いてくださる。

6:7 また、あなたがたが祈るときは、異邦人のようにくどくどと述べてはならない。

異邦人は、言葉数が多ければ、聞き入れられると思い込んでいる。

6:8 彼らのまねをしてはならない。

あなたがたの父は、願う前から、あなたがたに必要なものをご存じなのだ。


さて、本文に戻ります。「隠れたところで祈りなさい」という命令に加えて、

イエスは祈りについてさらに教えられます。

まず、「異邦人のようにくどくど祈るな」と言われます。

異邦人の祈りとは、その祈りの対象がまことの神ではない神々、偶像であるわけです。

ゆえに非常に不安定で、無力な神のことを表しています。

預言者エリヤとバアルの預言者の対決をみれば明らかです。

バアルの預言者は一日中祈り叫んでいました。踊り、また身を傷つけていました。

けれども答えはありません。

エリヤの祈りは端的で短いものでした。

第1列王記
18:36 献げ物をささげる時刻に、預言者エリヤは近くに来て言った。

「アブラハム、イサク、イスラエルの神、主よ、あなたがイスラエルにおいて神であられること、

またわたしがあなたの僕であって、これらすべてのことをあなたの御言葉によって行ったことが、

今日明らかになりますように。

18:37 わたしに答えてください。主よ、わたしに答えてください。

そうすればこの民は、主よ、あなたが神であり、彼らの心を元に返したのは、

あなたであることを知るでしょう。」


この短い祈りにより、天から火が降って、いけにえが焼き尽くされたのです。

まことの神は、「父」と呼ばれるとおり生きた神、人格のある方。

祈りは、生ける神への全面的な信頼に基づく対話です。

イエスは、言われました。

「あなたがたがお願いする先に、あなたがたに必要なものを知っておられるからです。

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