バイブルランドin福井

安田由久が驚くべき聖書の世界をご案内します

統一教会という未曾有のカルト教団が残した傷跡  

2024-09-01 04:00:00 | ゴスペル・エッセイ
安倍元首相暗殺事件(注・01)が起こってから2年が過ぎましたが、

この事件の大きな要因となったカルト教団である

「旧統一教会」の勢いは今も衰えていません。

本年4月から礼拝に参加するようになった

福井自由キリスト教会から徒歩で3分のところに大きな施設があり、

毎日、数十台の自動車が駐車していますので

相当な会員数のはずです。

全国で何人の会員がいるのか分かりませんが、本年5月に発行された

「週刊文春vs統一教会の30年・未曾有のカルト教団が残した傷跡」

(石井謙一郎著・花伝社)

を福井県立図書館で借りて読みますと

問題は更に深刻であることが分かりました。

私が無教会のミッションスクールである愛農高校で

聖書に出会った1967年頃は、まだ聞いたことがなかったのですが、

それから8年後、その愛農高校で開催された夏の愛農聖書研究会で出会った

最初の妻となる小鉄洋子は、岡山市の看護学校時代に統一教会に入会し、

韓国に行く寸前で日本キリスト教団の牧師の脱会支援により、

救い出された人でした。

私は結婚を申し込んだ時におよその経過は知っていたのですが、

結婚してから桑名教会の礼拝に私は参加するようになったのですが、

妻は絶対に参加しないので、その理由を聞いたら

そこの牧師が統一教会脱会支援会のメンバーだからということでした。

彼女は私と結婚する準備のために無教会三代目の独立伝道者であった

高橋三郎先生の礼拝に参加し、島田療育園で働いて、

無教会信仰の訓練を受けてからでしたから、

まさか教会生活に抵抗があったとは驚きでしたが、

それだけ統一教会では、日本のキリスト教会への敵対心が根強く、

洗脳されていたかが分かりました。

それはエホバの証人も同じです。

そして妻からどのように洗脳されたかを結婚後、聞くと

想像を遥かに超えた洗脳パワーであり、

日キの牧師たちがよくぞ解放してくれたものだと感心しました。

しかし、この洗脳が悪霊パワーであったことを理解できるまでには、

16年間もかかりました。

それはプロテスタントである聖霊派の教会

韓国・ヨイド純福音教会と日本のインタナショナルチャーチ)との出会いでした。

私も妻も断食祈祷に導かれ、

断食祈祷院を建設するビジョンを与えられた時です。

聖霊派の牧師たちによって、悪霊の支配する統一教会の実態が

一層明確になりました。

たとえば聖霊派牧師の尾形守師の「異端見分けハンドブック」などです。

話を戻しますと、二人とも角度は全く異なる韓国への謝罪という

共通項目がありました。

私は愛農高校3年生の時に出会った尾山令二牧師と

無教会の南原繁(東大総長)の共闘で

「チェアム教会焼き討ち事件謝罪運動」で罪の赦しの

福音に出会ったのですが、同じ謝罪でも妻(洋子)の場合は、

統一教会の韓国への罪責を脅して、

巧妙に勧誘に使っていた事が分かりました。

それは多くの統一教会やカルト問題を扱った著作で明らかで、

それが勝共連合=自民党と連動していたのです。

私が関わった謝罪運動とは真逆のものでした。

最近、ある聖霊派の方とお話をしていたら、

「以前、尾山牧師は韓国の教会に謝罪に行かれて、

教会堂の上で土下座して謝罪している写真を見て、

まさか統一教会ではあるまいし、なぜあのようなことをするのか」

と韓国への謝罪運動と統一教会が混同されていることが分かり、

非常に紛らわしい事態であることを知りました。

ましてや宗教に疎い信仰から遠い日本人はその見分けなど分かりません。

これまでブログでカルト問題を3年間、連載してきましたので、

再度、統一教会に焦点を合わせた連載を近日中に開始したいと思います。



安倍元首相暗殺事件(注・01)
2022年(令和4年)7月8日11時31分、奈良県奈良市の近畿日本鉄道(近鉄)大和西大寺駅北口付近にて、元内閣総理大臣の安倍晋三が選挙演説中に手製銃で銃撃され、死亡した事件。安倍元首相銃撃事件、海外の報道機関などでは安倍晋三暗殺事件とも呼称される。総理大臣経験者が殺害(暗殺)されるのは二・二六事件以来のことである。本事件の犯人は取り調べで、「旧統一教会(世界平和統一家庭連合)への恨みから教団との関係が深い安倍を狙った」と供述したことから、教団の悪徳商法や政治家とのつながりを浮き彫りにした。(ウィキの序文)

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