「2023ダニエル祈祷会」をYouTubeで見ますと
韓国のキリスト教が日本と決定的に異なることが分かりました。
それは家族伝道が段違いに韓国は熱いことです。
また職域伝道も格段の差なのです。
家族伝道の場合、一人がクリスチャンになれば、
家族全員が救われるように最初に救われた者が断食をして祈り始めるのです。
そして妻が先に洗礼を受けた場合は、特に熱心に家族伝道します。
また親族への伝道も熱心で「八親等まで家族」という
韓国の親族間への絆で伝道をしていきます。
ですから韓国では路傍伝道がほとんど存在しません。
私もクリスチャンになった時、少なくとも妹3人には伝道して、
全員、クリスチャンになりましたし、20年かかりましたが、
ようやく両親もクリスチャンになるのですが、
韓国のように「八親等まで家族」という考えは全くありませんでしたから、
親族伝道はしていませんでした。
また、韓国では、職域伝道も様々な分野で伝道がなされています。
日本では仕事上、宗教と政治はタブー視されていますので、
福音の拡大には、凄いブレーキとなっています。
しかし、韓国のキリスト教会では、
最初に救われた方が強烈な神を体験をしていますので、
それがパワーとなっているのです。
「2023ダニエル祈祷会」では、賛美の後、毎回、証しする方が登壇され、
約1時間のメッセージでした。
その証では基本的に語られているのは、
1・十字架の福音がシンプルに語られている。
2・聖書の言葉の突入、また聖霊に触れられるように
聖書を読むことを熱心に勧めている。
3・とにかく祈りから祈りへと祈りの力に明確に立っていること。
そして祈りですが教会の早天祈祷会には、
毎朝、参加してから職場に向かうという方が非常に多く、
しかも、月に3日の断食祈祷が加わって、祈りは日常的に継続されています。
韓国のプロテスタント教会では、教団教派に関係なく、
水曜日の聖書研究会と祈祷会、金曜日の徹夜祈祷会があり、
日曜の主日礼拝に参加は必須です。
牧師はすべてに説教し、空いている時間でカウンセリングがあり、
様々な委員会や葬儀、結婚式もあり、韓国の牧師は超多忙です。
今回の「2023ダニエル祈祷会」で牧師の証も幾人かありましたが、
その証からもよく分かりました。
ある田舎の50戸余りの村落に遣わされた牧師は、
片親しかいない子供を教会に寝泊まりさせ、学校に通わせ、
その子供の数が12名でしたが、後に教会の柱となっていき、
この子供たちが、学校で伝道し、大きくなったら職場で伝道して
農村ではあっても堅実な信徒が増加していったそうです。
また賛美も賛美歌、聖歌を本を下を向いて歌う教会は一つもありません。
プロジエクターで歌を大きな白い幕に写し、あらゆる楽器を使用して、
両手を挙げて賛美をするスタイルです。
日本ではまだこのような礼拝スタイルは3割ぐらいで、
賛美が暗く、重く、これでは若者は教会には来ません。
私たちが礼拝に参加していた滋賀県高島市の教会は
まさに暗く、重く、若者はゼロでした。
そして洗礼者も8年間、ゼロでしたから、
将来、無牧になるのは確実な教会でした。
韓国のキリスト教会はこのようなことは、あり得ないことです。