【2016.09.04】
自宅から、約2.2Kmの距離に「杉の木貯水池」と呼ばれる東京電力 小諸発電所第一調整池が有る。
この貯水池の周囲は約1.3Kmの遊歩道となっており、その途中に栗の木が有る。
毎年、この時期になるとカミさんと栗の実を見に訪れる。今年は今日がその日となった。
夕刻に出掛けて最初に目に入ったのは、栗ではなくヤマボウシの実で有った。数か月前までは「手裏剣」の様な形をした白い花を見ることができたが季節は進み、赤い実をつけていた。この実が食べられるとは、今日初めて知った事実である。
そしてお目当ての栗の木へと足を運ぶと、大きな栗の実を見る事ができた。
そして、近くには気の早いドングリが青いまま落下していた。
ドングリの木の近くのベンチに腰掛けて、貯水池を眺めると野鳥達が集合している姿を目にした。
この貯水池には、野鳥達が生息する為の「浮島」がつくられている。多くの人が自然と親しむことができ、野鳥や小動物達にとっても安心して生息できる場所となっている。
この野鳥達は、今日はどこで寝るのだろう?等と思いながら遠方に目を向けると建設中の高速道路の工事現場が小さく見えた。
山の中腹を切り裂き、工事が進んでいる。便利になる半面、自然破壊が進む。
頭の中に私が20代の頃、何かの本で読んだ文面が蘇った。
「一体いつの頃からだろうか・・ この地球上の事は全て人間が決めればいい。それどころか近年では宇宙の事までも人間が決めようとしている・・」
難しい問題だ。
明日は、憂鬱な月曜日。
今日、僕達に元気をくれた栗の木や野鳥達よ、ありがとう。
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