アマチュア無線局 JH0FHB

25年越しの14MHz SSB無線機の製作

TS-520とFT-DX3000の受信性能の検証 第四回

2022年06月22日 | アマチュア無線


左 FT-DX3000 オペレーションマニュアル 168ページ
右 TS-520 取扱説明書 34ページ

【2022.06.22】
「ゴー・ニー・マル」の愛称で親しまれた短波帯無線機の「TS-520」
46年の歳月ですっかり変色した取説に目を通している。(上掲写真右側)
この無線機の部品に、IC (集積回路)は使われていない。
能動素子は真空管が3本、トランジスタが45本、FETが17本、ダイオードが84本で、真空管からトランジスタへの変遷期であった事を窺わせる。
3本の真空管は送信回路に組み込まれ、受信部に関しては既にオールトランジスタ化されていた。
新旧の無線機の受信性能の検証、第四回は「最大雑音」と「低周波最大出力」について測定結果を公開する。
予定では「低周波最大出力」と「受信感度」だったが、「受信感度」は次回に持ち越しとする。

<最大雑音>
無信号の時に、音量ツマミを最大にした時の「ザーッ」という音の大きさである。
雑音の種類も「ザーッ」「サー」「シャー」等、色々で「シャー寄りのザー」だったり「サー寄りのシャー」だったり、定量的な表現が難しい部分である。
雑音は、少ないほうが良いのだが、極端に少ない場合は受信回路のトラブルの可能性もある。
音量を最大にした時に「ビー」とか「ギャー」等の異常発振を引き起こさないかの確認目的もある。
今回測定した結果を下のグラフに示す。(参考値)

横軸が「周波数」で、縦軸が「スピーカー出力」を表している。
TS-520は右肩下がりの特性を示したのに対し、FT-DX3000はフラットに近い特性だった。

<低周波最大出力>
まずは測定結果のグラフから。(参考値)
音量を最大にし、各周波数で40dBμVemfの信号を入れた時の「低周波出力レベル」

最大雑音の測定方法と異なるのは「信号を入れたか入れないか」だけである。
FT-DX3000は周波数により僅かに変動するが、TS-520は殆どフラットな特性だった。
通常は音量最大で使用する事は無いが、測定器を使って調べて見ると面白い。

<ところで>
全く別の話題だが、最近の「今日良かった事、嬉しかった事ノート」から・・・
カミさんの「四葉のクローバー発見能力」について過去記事で紹介したが、私は超能力だと思っている。
その能力は今も全く衰えておらず、見つけてきては、さり気なく飾ったりしている。
先日、台所の小さな瓶の中で、根が出ているのをカミさんが発見した。
「ほら、根っこがでたよ!」と満面の笑顔。
小さな幸せを感じ、ノートに記録した。

今宵は晩酌のつまみにカルビーの「じゃがりこ」をつまんだ。
フタの裏に「今日のあなたのじゃがりこ運は」と書かれた占いが表れた。
結果は「笑吉」で「笑うといいことがあるかも!」と書かれていた。
笑えない事が多い ご時世だが、笑う事って大事なんだな。

コメント (2)
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