アマチュア無線局 JH0FHB

25年越しの14MHz SSB無線機の製作

コイルのインダクタンスの謎-4

2020年09月03日 | 電気回路は謎だらけ


【2020.09.03】
私が体験したコイルのインダクタンス測定に於ける「不可解な測定値の謎」について、これまで3回に渡り投稿した。
この「謎」の正体について、私はメーカーに2度問い合わせを行った。
メーカーの回答を何度も読み直し、更にネット検索を重ねて少し分かった気がした。
最初の投稿から1か月が経過した。

<気持ちが落ち込む日々>
毎日、分からない事を考え続けると気持ちはどんどん落ち込む。
「もう無理だ・・・」疲労感と脱力感に襲われる。
暗闇の中で一条の光も見えず、もがき苦しむ。
でも、ここで諦めてはいけない、漸くスタート地点に立ったのだ。
今までは疑問にすら思わなかったのだから・・・

<悩んだら行動する>
今回、メーカーに直接相談したことが良かった。
1回目の回答で更なる疑問にぶつかり、2回目の回答で ほぼ終着点に達した。

<今回の纏め>
状況を簡単に説明すると以下の様になる。
今、全長が20mの巻き尺が有るとする。
この巻き尺には、1cm刻みで目盛りが振られている。
私はこの巻き尺で、5cm、10cm、20cmを計ろうとしている。
「目盛りが1cm刻みなのだから計れる筈だ」と思い込んでいる。
実はこの巻き尺は「ゼロ点」に誤差が有り、その誤差は最大で±20cm、下手をすると±30cmに及ぶ。
測定する長さが大きければ(数m以上)この誤差の影響は少ないが、数cm程度の測定では、誤差の影響が大きくて正確な値は計測が困難である。

上の写真では値が「ゼロ」でなければならないが、誤差により「-0.017」と表示されている。
これが、今回の謎の種明かしの全容である。

<新たな暗闇の中で>
実は今、私は「コイルの振る舞い」について新たな暗闇に入ってしまっている。
一条の光も差し込まず、出口も見ない暗闇の中である。
何時になるか分からないが、もし一条の光が差し込んだらブログアップしたい。
今、新たなスタート地点に立っている。

あと10年かかるかも知れない・・・

コメント
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