アマチュア無線局 JH0FHB

25年越しの14MHz SSB無線機の製作

ベランダアンテナの実験

2023年04月29日 | アマチュア無線



我が家の小さな庭も華やかになった

部屋のアッツ桜が咲いた

【2023.04.29】
今日から連休に入った。
現在時20時04分、焼酎のロックをゆっくりと楽しみながら書き始めた。
我が家は小さな家だがベランダが広く、折りたたみ式の古いテーブルが有る。
本日午後3時、このテーブルに無線機と電源、SWRメーターをセットした。
無線機はTORIOのTR-2300、電源はDC12VのAC/DCアダプター、SWRメーターは東洋電気工業のYM-1E
40年以上使っているが、問題なく動いている。

前回は14MHz用のベランダアンテナについて書いた。
今回は、145MHz用のアンテナの簡単な検証を行った。
現在、ベランダ用のアンテナは4本有る。

上の写真の左から、7MHz用、14MHz用、145/433MHz用、145/433MHz用
今回使用したのは右側の2本でラジアル無しで動作するノンラジアルタイプ。

<ノンラジアルアンテナの不思議>
高校生の頃、TVアンテナの屋根馬に細い竹竿を取り付けてビニール電線を添わせて21MHz用のGPアンテナを作った。
垂直部分が約3.5mで、海外にもよく飛んでくれた。
このアンテナの根元から2本のラジアル線を出していて、ラジアル線の展張角度によってSWRが変化する体験を重ねた。
今回使用するノンラジアルタイプのアンテナ、すなわちラジアル線が不要なアンテナというものが不思議に思える。
このタイプのアンテナが、ラジアル無しと有りでSWRはどう変化するのか?
これが今回の主題となる。

上の写真がラジアルの様子で約50cmのラジアルが120度間隔で出ている。

ラジアルにアンテナエレメント(垂直部)を取り付けた様子
知床遊覧船事故の基地局の映像では、この垂直部分が根元近くから欠損していた。
あの状態では、通信は不可能である。

<SWRの検証>
先ずは長い方のアンテナを繋いでSWRを測定してみた。

結果は、1.1と極めて良好な値を示した。

120度間隔のラジアルを取り付けてみた。

SWRは1.6と悪化した

短い方のアンテナでも同様の結果だった。
測定環境にもよるので一概には言えない部分も残るが、ラジアル無しで動作することは確かだ。
結果は出たものの、何か腑に落ちない。
前回の14MHzの記事でラジアルはアンテナの要だと書いたし、そう信じて疑わない。
おまけに広い場所で、放射状に16本張りたいとも書いた。
ノンラジアルアンテナとは一体、どんな仕組みなのか?
短波帯のアンテナへ応用できる部分はないものか?
結果的に疑問が増えた。
<ベランダアンテナの利点>
屋根上やタワー上の作業に比較して、人体落下などの危険度が少ない。
これは大変良いことだ。
安定した血圧で楽しく作業ができる。

<前回の14MHzベランダアンテナの検証>
画質は悪いが、動画を作成してみた。
周波数は14.201MHz、ほぼ常時聞こえる「怪電波」による比較である。
電波伝播の状況により刻々と変化するので一概には言えないが、小さなアンテナでも結構楽しめることが面白い。

14MHz ベランダアンテナの検証

コメント
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