アマチュア無線局 JH0FHB

25年越しの14MHz SSB無線機の製作

ゲルマラジオの実験-15

2019年05月30日 | ゲルマラジオの実験


【2019.05.30】
大きなコイルを巻いたら、受信感度が向上するのだろうか?
直径12.5cmの塩ビパイプに、コイルを巻いてAMラジオ放送を受信してみた。
今回の製作が3号機になる。

<コイルの巻き数>
この大きな塩ビパイプに線を何回巻き付ければAMラジオが聴こえるのか?
巻き付ける線材は、外径が0.5mmのリッツ線を選定した。
ネットの計算サイトの算出結果では、35回巻きだったが、実際には39回巻きで良好な結果を得られた。(インダクタンス=276μH)

<タップ入力か? リンクコイルか?>
2号機を散々いじくり回した結果、コイルのタップから信号を入れるよりも、リンクコイルを介して信号を入れた方が、雑音が僅かに低減されて聴きやすかった。
今回はリンクコイルでの製作とした。
39回巻いたコイルの約5mm上に、リンクコイルを2回巻いてみた。 コイルの線は、接着剤で固定した。

<バリコンとイヤホンジャック>
タッパウエアーを加工して、ケースを製作した。
小さなケースに、ポリバリコンとイヤホンジャックを配置した。
私の電気工作では、ケースにタッパウエアーを多用している。


<板材に銅箔テープを貼り付ける>
アース効果を期待して、コイルを乗せる板材の全面に銅箔テープを貼った。
「気休め」にしかならないかも知れないし、逆効果の恐れも有る。
見た感じは「広大なアースパターン」と言った感じで妙に気持ちが落ち着く。

<受信結果>
今まで製作した中で、僅かだが感度が優れている。
イヤホンから聞こえる音に耳をすますと・・・
懐かしい曲が聞こえて来た。
さとう宗之の「青葉城恋唄」である。
信越放送は、懐かしい曲を流す事が多い。

<製作した鉱石ラジオ達>
1号機から3号機までを床に並べて記念撮影をした。
上側が2号機で、実験用としてお勧めできる。
右側は太田胃散型で、小さいながらも実力は十分である。
下が今回製作した3号機。
どれも思い出が一杯で、見ていると楽しくなる。


コメント
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