アマチュア無線局 JH0FHB

25年越しの14MHz SSB無線機の製作

【UP DATE 2016.05.21】7MHz ダイレクトコンバージョン受信機

2016年02月13日 | アマチュア無線

1990年6月28日に製作した、7MHz ダイレクトコンバージョン受信機です。
受信周波数範囲は、7.01MHz~7.12MHzです。
製作から25年以上が経過しましたが、良好に動作しています。
本機は、外部電源のDC12Vの他に単3の乾電池4本(DC6V)でも動作します。
実際の受信風景はこちらから


  
乾電池でも動作しますので、下の写真の様に屋外へ持ち出して楽しむことも可能です。

回路構成が簡単な割には十分楽しめる受信機で、5m程度のワイヤーアンテナでも
コンディション次第で7MHzの国内QSOがCW、SSB共に良好に受信できます。



【回路構成】
高周波同調回路及び局部発振回路には、FCZコイル(7MHz用)を使用し平衡検波器の
NE612Nでいきなり混合変換します。
局部発振の同調バリコンは20pFのものを使用しています。
検波出力を山水のトランス(ST-21)に結合しTA7368PのAF AMPでスピーカーを
鳴らします。
AGC回路が有りませんので、入力信号の強弱がスピーカー出力にそのまま現れます。
0dBμVemf → 2.5mVrms
40dBμVemf → 220mVrms
60dBμVemf → 1.5Vrms
80dBμVemf → 1.9Vrms
100dBμVemf → 1.7Vrms
120dBμVemf → 0.7Vrms
受信感度は、-10dBμVemfの信号をぎりぎりで検出できます。
JA1AMH 高田OM設計の回路図】

【回路図から製作した基板のパターン】

パターンの設計は部品リードのピッチを基準にして方眼紙上に配置図を描き、そこに回路図を基にしたパターンを描き込みます。
方眼紙をエッチング前の基板に貼り付けて部品挿入用の穴を開けます。
次にレジストペンで方眼紙と同じ様にパターンを描きます。
パターンに間違いが無いか確認した後で、エッチング液でエッチングを行い基板の銅箔部分を除去します。
ワイヤたわしで磨き上げてフラックスを塗布します。
部品の向きに注意して、部品を取り付けて半田付けを行います。
回路構成が簡単ですので、マルチバンド化も面白そうです。

コメント
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