新しい踏み跡を探っていて、すでに既知の尾根まで到達しているが、途中ルートが枝分かれしているので、そこを明確にしたいと登ってみた。
今回は標準レンズ系のズームであるから。周囲の状況が理解しやすいと思う。
まず、いつもの右の沢から
ちいさな滝の右を登る。この辺り、なんてことははないけど、この山の一般コースの難所だ。一度の失敗がけがにつながる。
ちいさな滝の上で右岸の渡渉。ココからが一応未踏ルートとす。画像は下流を望む。すぐそこか小滝。
対岸に渡って、向こうに見えるのがすでに何度も歩いている左岸の道である。左折して渡渉。流れは冬場で特に小さい。
最初はちょっと暗い山腹の急登、
前方にこの未知ルートの尾根の稜線が見える。前回は稜線まで行かず、この付近から右手に踏み跡があってそこを経由してこの支尾根の稜線づたいに既知ルートまで到達している。今日は真直ぐ支尾根の稜線へ行ってみる。
支尾根がちょっとだけ水平に伸び、鞍部と呼ぶにはあまりに短いがその先が小ピークになっている。
小ピークは木がややまばらで明るい。
しかし見通しがきくほどではなく、隣の尾根がちょっとだけ見えるのみ。
小尾根の小ピークの先(尾根末端方向は)はシダの繁る急下降で踏み跡はない。これを下ればリンボクの出合でこの支尾根は終わるはず。
目印になりそうな小さな露岩
小ピークからこの未踏支尾根を上方へ辿ってみる。痩せ尾根という感じでなく、べたッとした山腹斜面である。こういうところは道に迷いやすい。痩せ尾根ならば一番高い「稜線」をたどれば、迷わないのだが。
踏み跡ははっきりと続かず歩きやすそうなところを進む。
踏み跡は不明瞭になる。尾根の上方を向いて左手に回り込んでいるようだ。
尾根の稜線がないべたで凹凸のある斜面。
支尾根はますます尾根らしくなく、べたというより少し凹んだ沢のような地形になってしまう、
登るのをあきらめて元へ引き返す。このように道らしい部分もある。
先に見た小ピークが明るい、もうそちらは行かず山腹をもとの沢に戻る。
斜面を下へ下へ。
踏みあと以外はこんなシダの急斜面も。
そろそろ沢の渡渉地に。
元の沢が見えてきた。向こうに左岸の道が見える。
左岸の道の下(手前)には水の流れの沢底があるのだが、草で見えない。
向こうが左岸の道。
下ってきた山腹道を振り返る。
渡渉地点で下流を見る。数m先に小さな滝がある。
ここから未知ルートではなく昔から何度も歩いた沢の左岸脇の「へつり道」を写真で記録しておく。岩場の渡渉もあり少々緊張するが、危ないと思ったことはない。
ここはある時期台風で脇の樹木が倒れ、その下をくぐっていくことがあった。しかし誰かがその倒木を切ってくれたらしい。
ここは小さな滑滝の渡渉地点で左岸側を登り滑滝の上で右岸に移っていた。滑りやすく緊張するところであったが。今は右岸側も登れるようになってきている、誰かが草や土を掘って岩盤を出したのか。しかしやっぱり湿った凹凸の岩盤で滑りやすい。
この部分である左岸(溝上の凹みの右側)を登って写真の上端で右岸に移る。が、今右岸(左側)も登れるようになってきた。
渡渉し終わり、下流を見返る。
きくらげ、この付近ははるにはナガバノスミレサイシンが咲き、なかなか植物の見どころだ。
ぷよぷよキクラゲ
引返して渡渉場の小滝の溝。
下り方向(下流)を望む。
振り返って上流を望む。
左岸のヘツリ道、幅が狭く、手にもつような木もない。しかし怖いほどではない。
林道状の安定した道に戻ればアオキが赤い。
このアオキはきれいな赤い実を毎年つける。
ここにヤマコウバシがある。4,5mの木と1m以下の小さな木が数本。ヤマコウバシはクスノキ科クロモジ属である。落葉樹であるが枯れた葉は冬でも落ちず、しっかりと春まで枝にある。「落ちない」ことが受験生へのお守りとしての役目もしているそうだ。
ヤマコウバシの幹
落ちないことが受験生へのお守りにと
フユイチゴ
この木が正体不明で頭を悩ます。冬でも緑の葉があったりするが春には紅葉して落ちてしまうようだ。葉は対生で乾いたパリパリ感のある感じ。
葉の長さは10センチくらい、何だろうかね? この木は
完
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