根っこの感情が自己の中でしっかり根づいていけば・・・

2024-06-20 18:56:32 | 日記
「二十一世紀に生きる君たちへ」(司馬遼太郎著)からの引用だ。『原始の社会は小さく家族を中心とした社会だったがしだいに大きな社会になり、今は国家と世界という社会をつくりたがいに助け合いながら生きている。自然物としての人間は、決して孤立して生きられるようにはつくられていない。このため、助け合うということが、人間にとって、大きな道徳になっている。助け合うという気持ちや行動のもとのもとは、いたわりという感情だ。他人の痛みを感じることと言ってもいい。やさしさと言いかえてもいい。「いたわり」「他人の痛みを感じること」「やさしさ」みな似たような言葉、この三つの言葉はもともと一つの根から出ている。根といっても、本能ではない。だから、私たちは訓練をしてそれを身につけなければならない。その訓練とは簡単なことだ。例えば、友達がころぶ。ああ痛かったろうな、と感じる気持ちを、そのつど自分の中でつくりあげていきさえすればよい。この根っこの感情が自己の中でしっかり根づいていけば、多民族へのいたわりという気持ちもわき出てくる』と。孔子も「人生で一番大切なことは?」と問われて、曰く「其れ、恕(ジョ:思いやり)か」と。きょうの楽しかったことは、○来週行なう予定セミナーの進行シナリオが出来上がったこと、○Netflix『首』(2023)誰もが知る戦国武将の羽柴秀吉、明智光秀、織田信長、徳川家康ら “本能寺の変”を北野ワールドで描いた作品だが無益な時間だったこと、○家人特製鉄板焼き、ウマかったことだ。(11,750歩)