売れない作家・ミュージシャン(実力はある程度持ってる前提)の場合
従来
売れない→本屋などの販売店から消える→古本屋などに並んだり
結果:利益→多少・知名度→殆ど上がらない
現在
売れない→本屋などの販売店から消える→古本屋などに並んだり
↓
→電子書籍やiTunes Storeなどにアップされる
↓
→ファイル共有ソフトによって非合法的に流れる
結果:利益→実力に応じて多少(下段の場合は皆無)・知名度→実力が認められれば上がる
ここで問題なのは、どちらの方が著作者にとってプラスかと言うことです。
ファイル共有ソフトによって配布された場合、確かに利益は一切得られません。
しかし、そのことを恐れてDRMやコピーガードで著作物を固めたとしても、それによる利益が果たしてどれ程あるのでしょうか。
従来のスタイルを見てもらえれば分かると思いますが、大多数の著作物は数多の作品に埋もれていくだけです。
埋もれてしまっては何もなりません。発見すらされず、この世から消滅していくでしょう。
売れない著作者、つまりこの世の大多数の著作者にとってみれば、世に自分の作品が知れ渡ることが何よりの優先事項なわけです。
それをやりたくてもできなかったのが従来のスタイルです。
しかし現在は違います。実力さえあれば、無名であろうとも自分の名を売ることはできるようになりました。
ファイル共有ソフトによるリスクは確かにあります。しかし、それに対する著作者の正直な所は次の通りです。
「Winnyでいいから読んでほしい」? 現役世代の本音と著作権保護期間問題 - ITmedia News
だとすると、著作権保護はなんのために存在するのか?
著作者の権利を守るためのものだとするならば、明らかな矛盾となります。
この矛盾を解消するのに必要なのはたった一つの形容詞です。
前文をこう言い換えましょう。
「有名な」著作者の権利を守るためのもの
これならすっきりします。実際、著作権保護が死後70年に延長されることに意味がある人間など、数えられる程しかいないでしょう。
このことは同時に、権利者団体が法的拘束を強めようとしている理由も想像できます。
莫大な利益を生み出す作品からは、莫大なライセンス料が得られる。
利益の出せない売れない作品が重要視されないわけです。
これに関しては想像でしかないのですけどね。
しかし、次の記事を読む限り、あながちいい加減な想像でもないのではと思います。
ITmedia News:著作権問題はカネ次第? YouTubeや2次創作を考える (1/2)
僕などはまさにYouTubeやニコニコ動画の恩恵にあやかっている人間です。
ニコニコ動画にアップされていた動画の関係で、その存在、更にはその良さを知った音楽や漫画もあります。
※一応断っておきますが、音楽ってのは電波ソングのことじゃないですので。
そうして知った作品は、やっぱり実際に購入したくなりますし、実際に購入もしています。
今までと同じ尺度で測ることの出来ない時代が、確実に到来しています。
簡単に入り込めないようにセキュリティーを固めると、従来は安心感を覚えるものでした。
では現在は?閉塞感に他なりません。
このことを考えると、変化を実感しているような気がします。
従来
売れない→本屋などの販売店から消える→古本屋などに並んだり
結果:利益→多少・知名度→殆ど上がらない
現在
売れない→本屋などの販売店から消える→古本屋などに並んだり
↓
→電子書籍やiTunes Storeなどにアップされる
↓
→ファイル共有ソフトによって非合法的に流れる
結果:利益→実力に応じて多少(下段の場合は皆無)・知名度→実力が認められれば上がる
ここで問題なのは、どちらの方が著作者にとってプラスかと言うことです。
ファイル共有ソフトによって配布された場合、確かに利益は一切得られません。
しかし、そのことを恐れてDRMやコピーガードで著作物を固めたとしても、それによる利益が果たしてどれ程あるのでしょうか。
従来のスタイルを見てもらえれば分かると思いますが、大多数の著作物は数多の作品に埋もれていくだけです。
埋もれてしまっては何もなりません。発見すらされず、この世から消滅していくでしょう。
売れない著作者、つまりこの世の大多数の著作者にとってみれば、世に自分の作品が知れ渡ることが何よりの優先事項なわけです。
それをやりたくてもできなかったのが従来のスタイルです。
しかし現在は違います。実力さえあれば、無名であろうとも自分の名を売ることはできるようになりました。
ファイル共有ソフトによるリスクは確かにあります。しかし、それに対する著作者の正直な所は次の通りです。
「Winnyでいいから読んでほしい」? 現役世代の本音と著作権保護期間問題 - ITmedia News
だとすると、著作権保護はなんのために存在するのか?
著作者の権利を守るためのものだとするならば、明らかな矛盾となります。
この矛盾を解消するのに必要なのはたった一つの形容詞です。
前文をこう言い換えましょう。
「有名な」著作者の権利を守るためのもの
これならすっきりします。実際、著作権保護が死後70年に延長されることに意味がある人間など、数えられる程しかいないでしょう。
このことは同時に、権利者団体が法的拘束を強めようとしている理由も想像できます。
莫大な利益を生み出す作品からは、莫大なライセンス料が得られる。
利益の出せない売れない作品が重要視されないわけです。
これに関しては想像でしかないのですけどね。
しかし、次の記事を読む限り、あながちいい加減な想像でもないのではと思います。
ITmedia News:著作権問題はカネ次第? YouTubeや2次創作を考える (1/2)
僕などはまさにYouTubeやニコニコ動画の恩恵にあやかっている人間です。
ニコニコ動画にアップされていた動画の関係で、その存在、更にはその良さを知った音楽や漫画もあります。
※一応断っておきますが、音楽ってのは電波ソングのことじゃないですので。
そうして知った作品は、やっぱり実際に購入したくなりますし、実際に購入もしています。
今までと同じ尺度で測ることの出来ない時代が、確実に到来しています。
簡単に入り込めないようにセキュリティーを固めると、従来は安心感を覚えるものでした。
では現在は?閉塞感に他なりません。
このことを考えると、変化を実感しているような気がします。