芥録 一冊目

Macやゲームが中心の、日記とコラムのブログです。二冊目→http://livrevie.blog58.fc2.com/

年の瀬のご挨拶

2008-12-31 21:51:25 | 日記
今年一年、当ブログをご覧いただきまことにありがとうございました。

或いは、今年、当ブログを見つけていただきまことにありがとうございました。


来年も、マイペースに書き綴っていこうと思います。

それでは皆様、よいお年をお迎え下さい。







気軽にアレンジのできる環境

2008-12-24 00:24:25 | コラム(ゲーム)
今回は、うごメモのこの機能についてです。



うごメモシアターで公開されている「うごメモ」は、自分のうごくメモ帳にダウンロードすることができます。
ダウンロードした「うごメモ」は編集することができる(※)ので、続きを書き足したり途中を改変したりして、新たな作品を作ることができます。編集した作品も、うごメモシアターに公開することができます。
※公開時に「創作者ロック」がかけられている「うごメモ」は編集できません。

うごくメモ帳:うごメモシアター より)



これ、実は結構凄いことです。
「続きを書き足したり途中を改変したり」する行為を認める、少なくとも、その方向性を前面に出しているわけですから。
こうした二次創作行為は、動画投稿サイトでは普通に行われています。
ただ、この行為は著作権法に当てはめると、グレーなのが実際のところ。

著作権の中には、「自分の著作物を無断で改変されない権利」を含む、「著作人格権」という権利があります。
そして、著作権はオプト・イン形式、つまり、特に拒否しない限りは自動的に発生する権利です。
権利者が特に許可しない限りは、二次創作という「改変行為」はこの権利に抵触してしまうのです。

しかし、そうした行為が「グレー」であるのは、「まあいいんだけどさ」というお目こぼしや、「全然そんなの気にしないよ」という寛容さなどに因るところが大きいです。
むしろ、二次創作によってその作品の認知度がグンと上がるということもネット上ではよくあることなので、「法律がこうだから」とがんじがらめにするのは良くないでしょう。
「ハンドルの遊び」と同じく、多少融通の利く方がいい結果をもたらすものです。


ではここで、うごメモの場合を考えてみましょう。
うごメモの場合、基本スタンスとして「他人の作品に書き足せる」というものがあります。
つまり、投稿する側も「誰かがもっと面白くしてくれるかもしれない」という期待を抱きます。
しかし先述しましたとおり、他人の著作物は、おいそれと改変するわけにはいきません。

そこでうごメモはてなが採った方法は「制作者ロック」でした。
これは言わば「改変して欲しくない」という意思表示です。
そして注目すべきは、この意思表示が標準では「オフ」であること。
自分自身でその意思を示さない限り、それは「改変していいよ」という意思表示とみなされます。
このオプト・アウト形式によって、改変する側にとってもされる側にとっても、やりやすい環境が作れるのではないでしょうか。




関連リンク:
Touch-DS.jp - うごくメモ帳
Touch-DS.jp - 社長が訊く『ニンテンドーDSi』





うごメモはてな、スタート

2008-12-18 23:55:20 | コラム(ゲーム)
うごメモはてな - メモからはじまる新しいコミュニケーション!


任天堂とはてな。
考えてみれば、これ程しっくりくる組み合わせというのも中々無いような気がします。

任天堂とはてなが協業を始めることとなりました。その名は「うごメモはてな」。
任天堂がDSi用に用意した無料ソフト「うごくメモ帳」で作成したアニメーションを、Web上に投稿するというものです。
アニメーションはパラパラ漫画的、GIFアニメ的なもの。音も入れることができます。
今回は、このサービスの評価システムの辺りについて書こうと思います。


さて、このサービスはいわゆるCGMサービスなわけですが、やはり気になるのは運営面。
しかも、サービスの母体がDSですから、通常よりもその辺りには神経質にならなければなりません。
が、流石はてなと言うべきか、非常に興味深い策を打ち出しておられます。
それは、
  • 「加点」による評価しかできず、誰も「減点」の評価はできない。
  • Web上でのみ、不適切な表現等の「通報」ができる。
  • Web上で公開して一定時間が経ち、「通報」が無かった作品のみ、DS上でも表示される。
    というものです。

    私は、はてなのサービスはあまり使っていないもので、こうした「通報」のシステムがどの位有効なのかはイマイチ分かりません。
    しかし、プランを見る限りではとても面白そうです。

    また、減点評価ができないことは、「ああ、いいな」と心から思います。
    減点評価というか、作品への批判というのは、それはそれで凄く大切なことなんですが、全ての人が求めている訳じゃないんですよね。
    「気楽に楽しむために投稿したんだけどなあ」という人が手厳しい批評を受けたら、大きくやる気を削がれるわけで。

    うごメモの場合、まさにそういう人が多いはず。
    ゲームの延長として楽しく作って、気軽に投稿した。そしたら大きなマイナスポイントをつけられた。
    やっぱり、それだと悲しい。
    気楽に楽しむためのものは、やっぱり気軽に楽しんだほうがより楽しいものです。

    ちなみに、減点評価はできませんが、コメントを残すことはできます。
    そのコメントで散々な言われようだとどうするのかな、という疑問は残りました。


    それでは、次回は「後から書き足せる」という仕組みについて書こうと思います。




    関連リンク:
    Touch-DS.jp - うごくメモ帳
    Touch-DS.jp - 社長が訊く『ニンテンドーDSi』






  • 現在、コンデジ買い替え検討中

    2008-12-15 22:38:16 | 日記
    「検討中」とは言っても、今まで持っていたコンデジは、もう中古買い取りに出したんですけどね(笑)
    随分ボタンなどが傷んでましたので、そろそろ買い替え時かなあと。

    で、何に買い替えるかを考えているわけです。

    候補は
  • Nikon S710
  • RICOH R10
    の二つ。
    どちらも値段はそれ程変わりません。

    実際に触った操作感・質感ではR10の方が魅力的。
    しかし、色々なサイトで撮影サンプルを見比べた限りでは、仕上がりはS710の方がイイ感じ。
    マクロですとかズームですとか、他にも色々と比べているのですが、中々心が固まりません。

    緊急に必要というわけでもありませんので、暫くは悩み続けることにします。






  • エポックメイキングとなるか、アプリ「産経新聞」

    2008-12-12 22:35:32 | コラム
    産経朝刊、まるごとiPhoneで 無料アプリ登場 - ITmedia News



    これは凄い。新聞が、紙という縛りから解き放たれた瞬間です。
    紙面と同様の記事をWebでも公開する、といった程度のことはどこでもやっていますが、紙面を丸々ダウンロードできるようにしたのはこれが初めてです。


    これと近いアプリはありました。iPhone版「あらたにす」とも言うべき「Japanese News Paper」です。
    しかし、社説を読むにはネットへの接続が常時必要という点が非常に惜しく、更に現在はアプリ自体が公開されていません。

    もう一つ、「ITMedia」というアプリがあります。
    その名の通りITMediaの記事を読むことのできるアプリ。RSSを取得する形で更新します。
    かなり優秀なアプリです。ホーム画面で未読記事数をチェックできるのも便利。
    download(iTunes)

    しかし、主たる形式が紙媒体であるメディアが、それと完全に同じものを配信するというのは前代未聞のことです。
    しかも無料です。アプリ自体も、記事の取得も、完全に無料。
    これから先ずっと無料なのかは産経次第ですが、「取り敢えず無料で始めました」というのは凄い。

    私の望むことは、これをきっかけに、他の新聞が同様のサービスを始めることです。
    特に、朝日・読売・日経の三紙はすぐにでも始めて欲しい。
    もしそうなれば、新聞の姿はがらりと変わることになります。
    「紙」に拘らず、iPhoneでも、他のケータイでも、パソコンでも、見たい媒体で見ることができる。
    そんなスタイルが実現すれば、「新聞離れ」と言われる現状が、数年後には霧消することだってあり得ない話ではありません。

    download(iTunes)



    さて、ここからはいくつか気になったことを。

  • レスポンス
    全般にかなり優秀な方だとは思いますが、ダブルタップで拡大する時だけ妙に味気ない動きなのが気になります。
    今後のアップデートに期待です。

  • 取得時間
    少しかかりすぎかなあと思いました。
    朝起きてから新聞を取得すれば、地下鉄など電波が無い環境でも記事が読める、と言うのがこのアプリの売りの一つ。
    しかし、完全に取得するまでに結構時間がかかります。
    朝起きてから家を出るまでにかかる時間は人それぞれですが、十分程度で家を出る人には辛いでしょう。
    一分程度で取得できるようになると、その辺りの問題も解消されると思います。


    大きく気になった点は、こんなところですね。
    完成度の高いアプリと言っていいでしょう。

    産経新聞が好きかどうかはさておいて、iPhoneやiPod touchをお持ちの方は、一度試してみて下さい。
    未来の新聞がどうなるのか、思いを馳せるのも一興です。







  • ちょっと気になるApple製イヤホン

    2008-12-11 00:30:56 | パソコン
    「モノが好き」2 Apple In-Ear Headphones with Remote and Mic レポ1
    「モノが好き」2 Apple In-Ear Headphones with Remote and Mic レポ2
    「モノが好き」2 Apple In-Ear Headphones with Remote and Mic レポ3



    こんなことを書かれると食指が動いてしまうじゃありませんか(笑)

    勿論、2万円を超すような製品と比べると劣るのでしょうけど、こちらの記事を読む限りでは「いい勝負」をする程度の性能は持っているようです。
    であれば、性能より親和性を優先して考えれば、中々優秀な製品と言えるかもしれない。
    9800円という価格もお手頃なレベルですし。

    記事中にある「低域にはちょっと物足りなさを感じます」というのが少々引っかかる所ですが、そればかりは聞いてみないとなんとも言えませんね。
    うーん、でも、やっぱり一番欲しいイヤホンはImage X10(もしくはX5)です。

    というか、どちらにしても、前回あんな記事を書いておきながら今買うなんてありえない!







    BOSE QuietComfort2 レビュー

    2008-12-04 23:44:24 | コラム(パソコン・デジモノ)
    BOSEのノイズキャンセリングヘッドホン、Quiet Comfort2を購入しました。
    「いつかは買うぞ!」と憧れていたヘッドホン。遂に購入が叶って感無量です。
    数日使い、段々と音も小慣れてきたので、レビューを書きたいと思います。

    ※多分、まだエージングは済んでません。あくまで購入直後の音に対する感想としてお聞き下さい。


    まず、低音について。
    さすがというか、ここはBOSEらしさを一杯に感じられます。
    安っぽくない、ずっしりとした重量感のある響き。低音楽器を生で聴いた時のあの迫力を思い出します。

    一方で高音は、これも、ある意味でのBOSEらしさですね。
    抜けるような音は望めませんし、そういう意味での迫力にも欠けます。
    ただ、ある程度のツヤはあります。
    私のように「BOSEの音」を目的に購入する人間にとっては、充分及第点かと思います。

    全体的な音の解像度は、低い部類に入るでしょう。
    ただし、これはあくまでクリプシュのようなタイプの製品と比較してのこと。
    「低い」けれども「悪い」訳ではありません。


    そもそも、BOSEに対して音の解像度について求めるべきでは無い気もします。
    例えば、クリプシュのImage X10は「自然な音」(もしくは「原音再生」)と評されるイヤホンです。
    Image X10は、その評価どおり、一つ一つが耳に降り注ぐような明瞭な音の粒を聴くことができます。
    言うなれば「音のシャワー」というイメージでしょうか。
    管弦楽、特にクラシックを聴くと、バイオリンの音などが心地よく響きます。

    対してBOSEの場合、「音のミストサウナ」というイメージが合います。
    耳に降り注ぐというよりは、体で響きを感じると言った方が的確な音です。
    「体で感じる」という表現は、低音楽器を演奏した経験がある方、もしくは生演奏を良く聴く方ならお分かり頂けると思います。
    その辺りの味付けがまさにBOSEらしさ(だと私は思っています)なのですが、後はそれを気に入るかどうか。
    そこがBOSE製品に対する評価の分かれ目なのでしょう。
    (悪い評価の例は、「化学調味料」「音楽的じゃない」「不自然」など・・・)


    さて、評価の方に戻りましょう。
    装着感は、かなりいいです。
    独特な感触のイヤーパッドで、長時間装着していても肌が痒くなることがありません。
    まあ、密着性については何分ヘッドホンですので、夏に装着するには辛そうです。


    付属品は至れり尽くせり。元々飛行機での使用を想定しているので、そのために必要なものが色々入っています。

    専用ケース。若干大きいですが、予備の電池やパーツを入れることができるので、旅行に行くときは重宝すること間違いなし。

    付属コード・延長コード。付属コードが結構長いので、延長コードが活躍することは殆ど無いでしょう。太すぎず細すぎず、使い勝手の良いコードです。

    変換プラグ。5mmのプラグと飛行機用の二本プラグが付属しています。
    必要充分な装備ですね。

    それから、今ならキャンペーンとしてeneloopと充電器のセットがついてきます。
    充電器も小型のタイプなので、結構オススメ。


    そして、特筆すべきがその消音能力。とにかく素晴らしいの一言です。
    これこそ、私がこのヘッドホンに憧れを抱いていた最大の理由です。
    スイッチを入れると、2秒ほどかけて段々と消えていくのも心憎い。
    とある友人が「高級な耳栓」と評するのも納得です。

    ノイズキャンセリングは、ただ音を消せばいいという訳でもありません。
    あまり音を消しすぎても、違和感や圧迫感、或いは恐怖を覚えるものです。
    「ノイズキャンセリングイヤホンをつけて歩いていたら、平衡感覚が無くなって歩けなくなった」とは、また別の友人の談。

    その点、QuietComfortの消音能力は抜群です。
    消すべきノイズはきっちり消してくれますが、人の声や車の走行音は残ります。
    しかも、音が残るとは言っても、音楽を聴く上では全く邪魔にならない程度の残り方です。
    「あなたがこのヘッドホンで最もお薦めするポイントはなんですか?」と問われれば、私は迷わず「消音能力です」と答えるでしょう。


    と言うわけで、些か長くなってしまいましたが、以上が私のQuietComfort2に対するレビューです。

    ところで、レビュー中にも書きましたが、私はBOSEの音が好きな人間です。
    ですので高音の性能にも多少は目を瞑り、その他のポイントにそれを補って余りある評価を送ります。
    ただ一方で、やっぱり管弦楽も綺麗に聴きたいなあ、とも思っています。
    家ではオンキョーのスピーカーで聴いていますので満足していますが、出先で聴くためのものも欲しい。さあどうしよう。

    このことは、来年、夏に入るまでに考えておくことにします。







    さあ、師走だ

    2008-12-01 00:32:38 | 日記
    更新頻度が落ちてしまい申し訳ないです。

    大学講義の山場(修羅場)を超え、ようやく落ち着いて参りました。
    ストレス発散の為なのかなんなのか、先々週のiPod touchを皮切りに、毎週末に何かを買っているような気がします。
    ああアルバイト給料が消えていく・・・。

    先週購入したものについては、近々レビュー記事を書こうと思っておりますので、お楽しみに。