芥録 一冊目

Macやゲームが中心の、日記とコラムのブログです。二冊目→http://livrevie.blog58.fc2.com/

image X5購入しました

2009-04-04 22:36:09 | コラム(パソコン・デジモノ)




いつも通りと言いますか、今度はと言いますか、電気の通るものに金を使いました。


クリプシュのイヤホン、「Image X5」を購入しました。
以前BOSEのQuietComfort2を購入した際にちょこっと触れていた「管弦楽も綺麗に聴きたい」と言っていましたが、その結論がコレです。



それでは、一週間ほど使った感想を。


まず、軽い。付け心地も凄く軽い。
耳への負担が殆ど感じられないというのは凄くいいですね。
遮音効果も充分です。


ただし、Image X10のような驚異の解像度は無いです。
Image X10を視聴した際に感じたシャワーのような音の粒は感じられませんでした。

その代わり、Image X10よりも安定感のある音を味わうことができます。
オールラウンダーのImage X5とスペシャリストのImage X10。
どんな風に使いたいかによって好みの分かれるところでしょう。


また、iPodに最適化されたバランスと言うだけあって、iPodのフラットな音質によく合います。
classicの若干ぼやけ気味な音質も、底上げされたように感じました。
下手にiPodの方で音をいじらず、とにかくイヤホン任せにした方が良いバランスを保てる気がします。


低音に関しては、もう一押し欲しいかな、という所です。
が、これは別に気にしていません。迫力ある低音が欲しいときはBOSEを使えばいいや、と思ってますので。
なんと言ってもこのイヤホンには安定感がありますので、ジャンルを選ばず活躍してくれるでしょう。

もちろん、管弦楽も綺麗に聴けます。
久石譲のアルバムなどでは、弦楽器の細やかな音を楽しむことができました。



Image X10を聴いたことがある身としては、あの驚愕の解像度が味わえないのは少し悔しいです。
とは言え、今はこれで充分。
むしろジャンルを問わず活躍してくれるのは、日々使うイヤホンとして見ればとても優秀なポイントです。
BOSEと時々使い分けて、飽きずに使っていきましょう。







リアル攻殻機動隊を実現する侍

2009-02-19 22:36:36 | コラム(パソコン・デジモノ)
Tonchidot狂騒曲、ザ・ビデオ

Japan does not have its own ideas !?




「これは、現実世界とバーチャル世界を結びつける新たなインターフェースです」


彼は、デモムービーの最後をこう締めくくった。

単語一つ一つを噛んで含めるように話す、わざとらしく力強い音韻。
それだけに一言一言に渾身の力がたぎるそのスピーチは、強い意志をモニター越しにもビシビシと伝えてくる。

「It is an・・・ interface!」

そう叫ぶ、頓智・(トンチドット)の井口尊仁氏は、自信満々に「セカイカメラ」を紹介した。



iPhoneのカメラ越しに見る現実世界は、タグ付けされたWeb上の情報で彩られている。
新しいケータイのレビューが、目の前にある本物とセカイカメラによって結びつけられる。
歩を進めると、リアルタイムにセカイが変わる。
そんな、まさにSF映画や攻殻機動隊の世界を実現しようとしているのがセカイカメラだ。

これ以上言葉を連ねるのは無駄だろう。
私の貧相な文章より、実際にデモムービーを見る方がどれだけいいか分からない。



SekaiCameraDemoVideo of TechCrunch50




彼の審査員に対する受け答えは、会場に爆笑の嵐をもたらした。


「どんな規模でタグ付けをするのか?」
「地球全体です。全部です」

「どうやってそれだけのタグ付けを実現するつもり?」
「一緒にやりましょう!(Let's join us!)」


予算がどうだとか、サーバーの容量がいくらだとか、人材がこれだけいるとか、そうした具体的な情報は全く無い。
ただひたすら、「なんでもいいからやってやるぜ」と言わんばかりに一言で返す。

得てして、こんな非論理の極みとも言える返答は、妙な説得力を持つものだ。
あらゆる反論を御託と斬って捨て、彼らはきっと夢の世界を実現してくれるだろう。
そんな期待を抱かせてくれる。



ところで、個人的になんとなく嬉しいことが一つある。
それは、「セカイカメラ」が「Sekai Camera」であることだ。
日本発なんだから、英語だろうがなんだろうが「Sekai」でいいじゃないか、という意味ではないのかもしれないが、一日本人として些細な矜恃を得るには充分過ぎる名前だ。

「Googleに買収されるのでは?」
という問いに一言
「決して!(Never!)」
と返した日本の侍に、拍手を送らずにはいられない。








MacBookAirのSSDモデルにはAppleCareが必須かも?

2009-02-16 22:17:48 | コラム(パソコン・デジモノ)
現在、ほとんど全てのMacBookファミリーはオプションでSSDを選択することができます。
アルミニウムMacBookとMacBookAirと15インチMacBookProは128GBを、17インチMacBookProはそれに加えて256GBを選択可能です。


SSDは通常のノートパソコン向けHDDと比べるとアクセスが高速で、HDDの様な可動部が無い分衝撃への耐性も非常に高いというメリットがあります。
しかし、SSDには書き込み耐性という弱点があります。USBメモリーと同様、アクセスを繰り返す度に寿命が縮まっていき、最終的にはアクセスできなくなる。
HDDとはちょっと違ったデメリットを抱えているのです。

SSDの中には更に二つの種類があります。
その内の「SLC」というタイプは、書き込み可能回数もそこそこあり数年は持つという話です。
ところがもう片方の「MLC」というタイプは、書き込み可能回数が約一万回と言われています。
一万回という回数は、使い方にもよるでしょうが、一年も経たずに寿命を迎えかねないものです。


一般に販売されているのはこのMLCが中心です。
理由は簡単で、MLCは価格を安く抑えることが容易だから。
実際、MLCの安いモデルならば128GBでも25000円程度で購入することが出来ます。
大容量化も着実に進んでおり、今後ますます使われることでしょう。


もしSLCで128GBという容量を実現しようと思えば、それだけで24インチiMacが一台買えてしまう程のコストがかかります。
そうした点から考えても、MacBookにオプションで搭載できるSSDもMLCだと断言できます。
(以前どこかのブログ様でサムスン製のMLCモデルであることを確認されていたような気がするのですが、失念してしまいました。)
そうなると、一つ気になる点があります。
MLCということは、一年もしない内に使えなくなるのでは?
と言うことは、折角購入したMacBookが一年も経たずに使えなくなるのではないのか。


MacBookやMacBookProならばまだどうにか対処できます。
「そういうものだ」と腹をくくっておき、バックアップをきちんと確保。
そうして寿命が来たら新しいものに取り替えればいいわけですから。

ところがMacBookAirとなるとそうはいきません。
何しろあらゆるものが自力では取り替え不可なのですから、確実にアップルのサポートのお世話になります。


ということは、数年間同じMacBookAirを使うには、AppleCareが必須ということになります。
AppleCareがあれば、購入から三年間は無償修理(故障内容による)が受けられます。
SSDを一年かそこらで取り替えると仮定すると、二回くらいは恩恵に預かれるでしょう。
MacBookAir向けのAppleCare自体が31500円と少々お高いですが、SSDを二度取り替えることを考えるとそれ以上の価値はあると言えます。


さて、恐らくこんな疑問を抱いている方も多いでしょう。
「なんでそんなことを前提にして、余計な金を払わなければならないのか?」
そうですよね。私もそう思います。
私自身、SSDを使ってみたいという好奇心はあるのですが、あいにく消耗品感覚で手を出せるほどの勇気がありません。


採用しているSSDの寿命について、アップルから公式アナウンスがあるといいのですけどね。
現状では、寿命のことを知らずに購入し、一年も経たずに修理に出さなければならないといったことが起こりかねません。
購入した本人が承知の上でならまだしも、何も知らない人がそうした目に遭うのは好ましからぬ事態です。


次世代のストレージとして期待の集まるSSDですが、まだまだ改善の余地はありますね。
それだけ伸びしろが大きいということですから、これからの進歩を楽しみに待ちましょう。







優秀だけど不充分な「あらたにす」

2009-02-12 23:31:36 | コラム(パソコン・デジモノ)
先日、iPhone / iPod touch向けアプリとしてあらたにすがリリースされました。

ネットではお馴染みのこちら、以前「Japanese News Paper」という名前で専用アプリがありましたが、それが姿を消して以来の再登場と言ったところでしょうか。

以前のアプリは個人製作によるアプリのようでしたが、今回は三社協同による公式アプリです。

ウェブ版に忠実なレイアウトや操作性はかなり優秀。
「写真」の項目では紙面を飾る写真がザッと一望でき、ニュースを見つける楽しさも提供してくれます。



ですがこのアプリ、産経新聞のように真正面からiPhoneに向き合ったものではないな、と感じるアプリでもあります。
それは、「記事を読むため」のアプリではないということ。
見出しやアウトラインを見つける点においては産経新聞よりも遙かに優秀です。
それもそのはずで、産経新聞は「紙面そのまま」というのが最大の特徴。
「見つける」よりも「読む」に特化していると言えます。

一方のあらたにすは、三紙の見出し比較などに於いては存分に力を発揮しますが、そこまでのアプリです。
「見比べる」「見つける」ことはできても「読む」までができません。
中身を読むには、画面をタップしてSafariを立ち上げ、ホームページへとアクセスする必要があります。

「見出しを見比べるためのアプリなんだ」と言われればそれまでですが、それならばよりシンプルな形式にして、いっそ見出しだけを表示するようにした方が良いでしょう。
見出しとアウトラインまでは見せるけど、実際の記事を読むにはホームページにアクセスしてね、という姿勢が、どうもお茶を濁しているように感じます。



このように不満は大きいですが、操作性は充分優秀なので将来に期待が持てるアプリなのは事実。
三社がより真剣になり、更なる親和が実現することを願いましょう。






F-04A(赤)購入しました

2009-02-06 21:38:01 | コラム(パソコン・デジモノ)
約一年半ぶりに、ケータイを買い替えました。
購入したのは本日発売のドコモSMARTシリーズの端末、F-04Aです。





何度かブログの記事にもしましたが、私は以前に買い替えた機種で悔しい思いをしました。
それ以来、「次に買い替えるときは後悔しないように」と考え慎重に考えていました。
一方で、あまり慎重になりすぎても、旧制度の端末価格と使用料の関係で損をしてしまいます。
で、今回ようやく「これならいいかも」と感じられる端末に出会えたので、しからば一刻も早くバリュープランにしよう、ということで発売日に即購入したわけです。


この端末の特徴は、薄型軽量の本体です。
最薄部9.8mmの極薄ケータイほどではありませんが、この端末も12.8mmと非常にコンパクト。
私には、この位の厚みと重さが丁度いいです。

余談ながら、私は9.8mmのケータイが好きではありませんでした。
あの薄さの端末は、どれもボタンが押しづらかったので。
あるのか無いのか分からないような押下の感触が、どうしても嫌だったんです。
ところがこの間P-04AやP-05Aを触ってみると、随分感触が良くなっていることに気がつきました。
決して「いい」とまでは言えませんが、かなり頑張って改善に努めているんだなあという印象を与えるものでした。
とことん薄さにこだわりたい人にとっては、嬉しい進歩ですね。


また、これはF-04Aの特徴というより富士通端末の特徴なのですが、設定でフォントを変えることができます。
個人的に評価ポイントなのが、ここで採用されているフォント。
通常の「丸ゴシック」に加え、「リュウミン」と「丸フォーク体」の合計三つから選ぶことができます。
リュウミンは、DTPではお馴染みの明朝体フォントです。
Mac搭載フォントのヒラギノ明朝も美しいですが、リュウミンにもそれとは別の言いえぬ趣があります。



リュウミンファミリー | フォント製品 | 株式会社モリサワ


そして丸フォークは、柔らかな雰囲気のおしゃれなフォントです。

丸フォークファミリー | フォント製品 | 株式会社モリサワ


均整の取れたリュウミンとスマートな丸フォーク、これらをフォントとして使えるとはなんとも贅沢な話。
私は「リュウミン」で設定しました。単なるテキストメモが見違えるようで、とても気に入っています。


その他の大きな特徴としては、防水仕様であることが挙げられます。
よくある売り文句は「お風呂の中でワンセグが見られる」ですね。
私は別に入浴中も使おうと思って選んだわけではなく、ましてやワンセグを目的として選んだわけでもありません。
ケータイは日常色々な場面で使うものですから、防水であるに越したことはないというのがその理由です。



さて、私は「後悔しないように」というのを第一に考えて機種を選定しました。
そのためには当然ながら「満足できる機種を買う」ということが大事です。
しかしその他にもう一つ、「あらかじめ弱点について理解しておく」ということも大事です。
F-04Aに関しても同様で、いくつか事前了承をしておいた点があります。


一つは表面の処理。
F-04Aの赤は、表面がピカピカのプラスチックでできています。
そのため、指紋の汚れが目立つのなんの。
気になる人にとっては大きなマイナスポイントでしょう。
赤以外の色は、メタリックな処理が施してあるなどそこまで汚れは目立ちません。
しかし、私が気に入ったのはこの赤だったので、汚れと天秤にかけた結果「まあいいか」となりました。


もう一つがレスポンスです。
前回の後悔の最大の要因だった点なので、熟慮しました。
決して悪いことはありません。許容範囲の速度です。
タイミングが良ければ「許容範囲」ではなく「いい」と言えたのでしょうが、F-01Aの存在は大きかった。
F-01Aのレスポンスは本当に優秀です。
というか、個人的にはケータイのレスポンスはあれくらいが当然だと思いたい。
あの存在のために、F-04Aのレスポンスが光って見えませんでした。
これも、「許容範囲」ということで事前了承です。


後は、極めて細かい点ですが、単漢字変換ができないのが少し不満です。
例えば、「麝」という漢字を入力しようと思うと、「麝香(じゃこう)」と打って変換してから「香」だけを消す、という流れとなります。
しかし「じゃ」という読み方しか知らないなど、熟語からの変換ができないときはどうしようもありません。
ATOK搭載ということもあって変換精度は申し分ないのですが、単漢字変換は意外と便利だったので欲しかったところです。



購入初日の感想はこんな所です。
久々の買い替えなので、恐らく他にも色々な点が良くなっていることでしょう。
熟慮の末購入したこの端末。大事に使っていきたいと思います。






BOSE QuietComfort2 レビュー

2008-12-04 23:44:24 | コラム(パソコン・デジモノ)
BOSEのノイズキャンセリングヘッドホン、Quiet Comfort2を購入しました。
「いつかは買うぞ!」と憧れていたヘッドホン。遂に購入が叶って感無量です。
数日使い、段々と音も小慣れてきたので、レビューを書きたいと思います。

※多分、まだエージングは済んでません。あくまで購入直後の音に対する感想としてお聞き下さい。


まず、低音について。
さすがというか、ここはBOSEらしさを一杯に感じられます。
安っぽくない、ずっしりとした重量感のある響き。低音楽器を生で聴いた時のあの迫力を思い出します。

一方で高音は、これも、ある意味でのBOSEらしさですね。
抜けるような音は望めませんし、そういう意味での迫力にも欠けます。
ただ、ある程度のツヤはあります。
私のように「BOSEの音」を目的に購入する人間にとっては、充分及第点かと思います。

全体的な音の解像度は、低い部類に入るでしょう。
ただし、これはあくまでクリプシュのようなタイプの製品と比較してのこと。
「低い」けれども「悪い」訳ではありません。


そもそも、BOSEに対して音の解像度について求めるべきでは無い気もします。
例えば、クリプシュのImage X10は「自然な音」(もしくは「原音再生」)と評されるイヤホンです。
Image X10は、その評価どおり、一つ一つが耳に降り注ぐような明瞭な音の粒を聴くことができます。
言うなれば「音のシャワー」というイメージでしょうか。
管弦楽、特にクラシックを聴くと、バイオリンの音などが心地よく響きます。

対してBOSEの場合、「音のミストサウナ」というイメージが合います。
耳に降り注ぐというよりは、体で響きを感じると言った方が的確な音です。
「体で感じる」という表現は、低音楽器を演奏した経験がある方、もしくは生演奏を良く聴く方ならお分かり頂けると思います。
その辺りの味付けがまさにBOSEらしさ(だと私は思っています)なのですが、後はそれを気に入るかどうか。
そこがBOSE製品に対する評価の分かれ目なのでしょう。
(悪い評価の例は、「化学調味料」「音楽的じゃない」「不自然」など・・・)


さて、評価の方に戻りましょう。
装着感は、かなりいいです。
独特な感触のイヤーパッドで、長時間装着していても肌が痒くなることがありません。
まあ、密着性については何分ヘッドホンですので、夏に装着するには辛そうです。


付属品は至れり尽くせり。元々飛行機での使用を想定しているので、そのために必要なものが色々入っています。

専用ケース。若干大きいですが、予備の電池やパーツを入れることができるので、旅行に行くときは重宝すること間違いなし。

付属コード・延長コード。付属コードが結構長いので、延長コードが活躍することは殆ど無いでしょう。太すぎず細すぎず、使い勝手の良いコードです。

変換プラグ。5mmのプラグと飛行機用の二本プラグが付属しています。
必要充分な装備ですね。

それから、今ならキャンペーンとしてeneloopと充電器のセットがついてきます。
充電器も小型のタイプなので、結構オススメ。


そして、特筆すべきがその消音能力。とにかく素晴らしいの一言です。
これこそ、私がこのヘッドホンに憧れを抱いていた最大の理由です。
スイッチを入れると、2秒ほどかけて段々と消えていくのも心憎い。
とある友人が「高級な耳栓」と評するのも納得です。

ノイズキャンセリングは、ただ音を消せばいいという訳でもありません。
あまり音を消しすぎても、違和感や圧迫感、或いは恐怖を覚えるものです。
「ノイズキャンセリングイヤホンをつけて歩いていたら、平衡感覚が無くなって歩けなくなった」とは、また別の友人の談。

その点、QuietComfortの消音能力は抜群です。
消すべきノイズはきっちり消してくれますが、人の声や車の走行音は残ります。
しかも、音が残るとは言っても、音楽を聴く上では全く邪魔にならない程度の残り方です。
「あなたがこのヘッドホンで最もお薦めするポイントはなんですか?」と問われれば、私は迷わず「消音能力です」と答えるでしょう。


と言うわけで、些か長くなってしまいましたが、以上が私のQuietComfort2に対するレビューです。

ところで、レビュー中にも書きましたが、私はBOSEの音が好きな人間です。
ですので高音の性能にも多少は目を瞑り、その他のポイントにそれを補って余りある評価を送ります。
ただ一方で、やっぱり管弦楽も綺麗に聴きたいなあ、とも思っています。
家ではオンキョーのスピーカーで聴いていますので満足していますが、出先で聴くためのものも欲しい。さあどうしよう。

このことは、来年、夏に入るまでに考えておくことにします。







小さくて大きな違い

2008-10-15 22:11:07 | コラム(パソコン・デジモノ)
発表されましたね。新MacBookシリーズ。
「FWポートはどうなんの?」「MacBookとProの見た目は同じになるのか?」など、不安と期待の交じった声が囁かれていましたが、大体事前に流れていた情報通りでした。
で、今日一日色々な感想を見た限りでは、やっぱり悲喜交々のようです。


さて、私がラインナップについて感じたことを書きます。
今回のアップグレードでMacBookとMacBookProの境目が極めて薄くなりました。
しかし、そこにはやはり決定的な境目があるのだ、ということも、同時に感じました。


今までにあった大きな境目は、
  • 質感
  • ディスプレイ(大きさと性能)
  • キーボード(バックライト)
  • ポート(FW800やExpressCard)
  • 独立GPUの有無
    といった所にありました。(勿論CPUやHDDの差などもありましたが)

    この内次の三点に関しては、
  • 質感→共通の製法で作られたアルミニウムのユニボディ
  • キーボード→同じキーボードを採用。MacBookの上位モデルだとバックライトも搭載
  • 独立CPU→どちらもNVIDIA GeForce 9400Mを搭載。(MacBookProのみ9600Mも搭載)
    という形で無くなり、或いは薄くなりました。

    私は特に、質感とキーボードに関してとても喜んでいます。
    私が白いMacBookを使って半年と少し。
    近頃、MacBookProの高い質感が恋しくなってきています(笑)
    MacBookの質感も決して悪くは無いんですけどね。
    自分が、あのアルミの質感の方が好きなことに気づいてしまったわけですよ(笑)
    そんなことがありますので、高い質感を実現したノートが身近になったことは嬉しく思います。

    それから、キーボード。
    「必要ある?」と言われると辛いのですが、バックライトキーボードはギミックとして最高なんですよ。
    だって、カッコいいんだもん。
    アレは物欲をそそられます。
    あ、勿論、実際使うと凄く便利です。
    過去に役立った経験もいくつかありますので。


    このように極めて境目の薄くなったMacBookとMacBookPro。
    液晶の質については実機を見ていないので何とも言えません。
    が、問題はポートです。
    今までと殆ど変わらない、いえ、MacBookでFW400が廃止されたので、その差は広がったと言ってもいいでしょう。
    そしてこの点が、MacBookとMacBookProの間にある、最後の砦であると思います。

    以前、Touch the Macを受けたときのことです。
    講師を担当されていた社員さん(実際に映像の仕事をされていた方)に、
    「MacBookProの(映像の編集のための)性能は充分ですけど、やはり内蔵HDDでは何かと辛くありませんか?」
    ということを質問してみました。
    その時の返答が、
    「そうですね。ただ、FW800で外付けHDDを繋ぐことで解決は図れますよ。実際、大体はそれでどうにかされているみたいです」
    といった内容だったんです。
    つまり、MacBookProで映像編集をされる方にとっては、容量やHDDのパフォーマンスを解決するためにも、FWポートは欠かせない存在。
    (それ以前に、機器の接続に欠かせない存在でもあります)
    それに、ExpressCardを使うことでeSATA接続も可能になりますし。

    この小さな機能の差が、MacBookとMacBookProを分ける決定的な違いなのではないかと感じました。
    プロが使うには、やはりMacBookProしか無い、ということなのでしょう。



    取り敢えず今は、実機を触ってみたいです。
    金曜辺りに、ビックカメラに行こうかな・・・。

  • 書き殴る

    2008-09-10 05:41:30 | コラム(パソコン・デジモノ)
    ○iTunes8のグリッド表示、慣れるまでなんとも言えないけどCoverFlowの方が好みかも。ビデオライブラリとは相性いい気もする。

    ○Genius機能、iTunes Storeで取り扱っているものしかプレイリストで反映してくれないのがちょいと辛い。まあしょうがないか・・・。

    ○新しいビジュアライザは中々よし。ただ、Magnetsphereを少し目に優しくした感じで、正直なところ美しさはMagnetsphereの方が上。というか、このビジュアライザは事前の噂通りMagnetSphereを基にしてるのかなあ?

    ○iPodの新ラインナップは、やはり全体的にエッジのカーブデザインを採用してきた。個人的に、あのカーブデザインは好きなのでいい感じ。特にtouchは、初代のフラットな背面より断然いい。

    ○なんでiPod touchのソフトウェアアップデートができないんだ!!?

    ○classicは120GB一本になっちゃった。この調子だと、順当に消えていくんだろうな・・・。

    ○となると、来年辺りは128GBのフラッシュメモリー採用?

    ○9400円するIn-Ear Headphonesはどんな感じだろう。同じグレードの製品と、いい勝負できるんだろうか。




    もう少し書きたいけど、そろそろ時間です。
    それでは、今度こそ行ってきます。






    Let's Rock! と言いたいけれど

    2008-09-07 22:00:37 | コラム(パソコン・デジモノ)
    9月9日(日本時間9月10日未明)は、Appleスペシャルイベントの日です。
    イベント名は「Let's Rock」。
    99%確実に、そこで新しいiPodファミリーが発表されます。
    つまり、9月10日から新しいiPodが世に出ます。家電量販店だともう少し遅いかもしれませんが。
    笑えてくるような間の悪さ(記事冒頭参照)を体験しないためにも、明日や明後日に買おうと考えておられる方はよ~く心づもりをしておいて下さい。

    99.9%で発表されるのは、新しいiPod nano。
    画像などもかなり出回っています。
    真偽の程は不明ですが、nanoの画像は去年も流出していた経緯があるので、本物じゃないかなあと思ってます。

    他についてはどうでしょうね。

    shuffleは既に今年価格改定がありましたし、新しくなるとは余り思えない。色が増えるくらい?

    touchは、容量増やして価格改定してくるのかなあ。デザイン変更も考えにくいし。
    できれば、RAMの増強をしてくれるといいんですけど。これはiPhoneにも共通する課題点。

    classicのデザイン変更は無いと信じたいです。色などの若干の変更はあっても、「本家iPod」としての風格を崩して欲しくない。
    変えようがあるとすれば容量と価格?
    容量については、「80GBでも充分でかすぎるだろ!」とか言われそうですが、実はそうでもないんです。
    iPodはそもそも、「家の音楽コレクションを全て持ち出す」というコンセプトに基づく商品です。
    classicは今でこそ「classic」ですが、そうしたiPodの遺伝子を最も強く持つ系統。
    可逆圧縮や非圧縮で膨大な音楽コレクションを入れようとしている音楽マニアには、160GBでも足りない位でしょう。
    容量が大きくて悪いことは無いんです。
    価格が上がらない限りは。

    ・・・ああ、そういえば、「いずれHDDを搭載したiPodは無くなる」という話もありましたね。
    そっち方面での変更かもしれませんね。ボチボチ120GBクラスのフラッシュメモリも出てきましたし。




    さて、ここまで書いておいて何ですが、正直あまりiPodの新製品には興味ありません。(タイトルの意味はこれです)
    いや、どんなのが出るか、ということには興味あります。けど、ほぼ間違いなく買いませんので。
    現在使っている8GB touchと80GB classicで、取り敢えずは事足りているのですよ。
    いずれclassicの容量は足りなくなるかもしれませんが、暫くは大丈夫でしょう。(きっと・・・)

    それよりは、サービスやソフトの方に興味があります。
    iTunes 8は出るのか?iTunes Movie Rentalは日本で始まるのか?
    後者は望み薄なのですが、前者については結構楽しみにしてます。
    噂では、「Magnetsphere」が新しいビジュアライザとして搭載されているという話もあります。
    このビジュアライザ、本当に綺麗なんですよね。
    ずっとフリーのプラグインとして配布されていたんですが、最近ダウンロードできなくなっていました。
    搭載されるとしたら嬉しいです。


    あ、それと、今月出るとの話もある、新しいMacも楽しみにしてます。
    それについても書こうかなと思ったのですが、既に記事が長くなってしまっているので、やめておきます。
    今日はここらで切り上げることにしましょう。






    一眼レフのライブビューは邪道だと思う

    2008-09-06 21:44:47 | コラム(パソコン・デジモノ)
    いや、D40x使ってる一眼レフ初心者が言うのもおかしな話なんですけどね。
    やっぱ、ファインダーで撮った方がよくない?と思ったりするんですよ。

    うーん、アレの最大の利点と言ったら、やはり「一眼レフへの取っつきやすさ」なんでしょうかね。
    コンデジから一眼レフへと手を伸ばすのに必要な勇気。その後押しとして、ライブビューがあるんでしょうか。

    マニアの為だけにあるってのも寂しい話ですし、戸口が広いのはいいことなのかも。
    ただ、ある程度カメラに慣れたら、やっぱりファインダーを使って撮るというスタイルに移行すべきじゃないかなあ。
    メーカーが、その辺までの後押しをしてくれるんでしょうか。
    そうだとすれば、邪道だなんだと言うのは口うるさい杞憂なんですけど。


    でもやっぱり、D700なんかの中級機種についているのは絶対おかしいよなあ・・・。
    発想が固いだけなのかなあ・・・。