皆様は、デジタル音楽プレーヤーに曲を入れる際、ビットレートをどうしておられるでしょうか。
とは言っても、ビットレートの設定をいじるという人が全体の何割いるかという問題がありますから、突拍子もない質問かもしれません。
てな訳で、今日はビットレートについての話です。
実を言うと、これと殆ど同じようなことを一年以上前に取り上げたことがあります。
しかし一年経てば色々変わります。世の中も僕自身も。
それを見るためにも、その際書いた文をまずは引用し、それを訂正しつつ進めようと思います。
では引用開始。
MP4ファイルっつーのは音楽の圧縮ファイルの事です。
人の耳には殆ど聞こえないような音を飛ばして、ファイルサイズを非常に効率よくする代物。
MP4の他にも有名なので言えばMP3とかがあります。
MP3の方がメジャーな圧縮形式なんですが、ネットなどで配信するのにはMP4の方が圧縮効率がよいので便利。
↑補足。MP4は、AACというエンコード方式を用います。このAACエンコードがMP3よりも圧縮効率がよいということです。
なので、着うただとかiTMS←現在は「iTS」と名称変更での音楽配信とかはMP4です。
はい。ここからが本題。
効率がよい、とは言っても、なんと言っても圧縮するわけですから、どうしても音質は下がります。←補足。単純に言えば、高音域や残響がカットされ、楽器の響きや声の震えが薄っぺらくなります。
しかも、iTunesにはオーディオフォーマットに回復する機能がありますが、回復と言うよりはフォーマットを戻すだけなので、実質音質を回復することは不可能です。
↑補足。このフォーマットとは、AIFFのことです。これは、非圧縮の音楽フォーマットなので、これへのフォーマットによる音質劣化自体は殆どありません。MP4エンコードなどによる劣化を回復できないという意味です。
そこで、圧縮しても音質の劣化を最小限に抑える方法。
(iTunes及びiPodでの再生を前提に進めますので、SONYなどのMP4非対応のプレーヤーを使っている人、すいません←訂正。現在では、SONYのウォークマンもAACエンコード対応となりました)
iTunesの初期設定では、AACエンコーダ128kbpsでのフォーマットになっています。
※kbps=kilo bits per second 毎秒何キロビットのデータを転送しているか。例えば、5kbpsなら毎秒5キロビット。
要するに、このフォーマット形式を変更するのです。
メニューバーの編集→詳細→インポート→設定→カスタムを選択。
そして、ステレオビットレートを160~224kbpsぐらいに変更。
更に「可変ビットレート(VBR)のエンコードを使う」にチェックを入れます。
そしてOK。これで設定完了。後はインポートするだけです。
実際にまだ試してはいないんですけどね。
注意:この方法でインポートした場合、128kbpsに比べてファイルサイズが大きくなります。HDDの残量などと相談しながら使ったほうが無難でしょう。
逆に、容量に余裕があるのなら、もっと高いビットレートでやってみてもいいでしょう。
ただ、どちらにしても携帯プレーヤーに落とせる曲数は減りますけどね。
ここからは、全体的な補足・訂正となります。
引用した記事の結論としては、
「160~224kbps・VBRのAACエンコード」
が最適としています。
申し訳ありません。これは明らかな誤謬でした。
正直、最適な手段というのは人によります。もっと的確に言うならば、その人が容量と音質のどちらを優先するかによります。
○音質を優先する場合
この場合、MP4にすること自体間違いでしょう。
記事の補足でも触れましたが、音楽のデジタル化技術には「AIFF」というフォーマットがあります。
これはiTunesのエンコード方式の中にもあります。
つまりAIFFでCDを読み込めば、音質劣化無く曲を取りこめるのです。
ただし、このエンコードは非圧縮なので、それだけ容量がかさばります。
CDの容量そのままだと考えていただければいいでしょう。
試算してみましょう。700MBの容量いっぱいを使っているCD50枚を持っているとします。
それら全てをAIFFで取り込むと、700×50=35000MB。3.5GBです。
この程度ならまだマシですが、これはあくまでもCD50枚という前提です。
と言うわけで、音質劣化をとことん抑えたい方は、AIFF圧縮がオススメです。
※WAVE圧縮にしても、同等のことが可能です。詳しくは最下の追記をご覧下さい。
○容量を優先する場合
正確には、「音質も大事にしたいけど容量とのバランスも取りたい場合」ですね。
これは、殆ど引用した通りです。
iTunes標準は128kbpsです。この設定を変更します。
ここからが具体的な訂正です。
引用では「160~224kbps・VBR」とありましたが、きちんとした数値を指定します。
192kbps・VBR
256kbps・VBR
このどちらかでいいでしょう。
個人的にオススメは256kbpsです。現在僕も使っている設定です。
256kbpsという値は、iTunes Plusで配信されている楽曲と同じ値です。
この設定なら、殆ど音質劣化は気になりません。スピーカーやヘッドホンで聴くと、128kbpsとの明らかな差を感じることができるでしょう。
192kbpsは、「128kbpsじゃ不満だけど256kbpsまで上げるのは容量的に・・・」という場合に使っていただければいいかと。
これでも、128kbpsよりは遥かにいいです。ただし当たり前ですが、256kbpsには及びません。
と言うわけで、MP4で聴く場合、256kbps・VBRがオススメです。
最後に注意点です。
ここまでの記事は、iTunesとiPodを使う前提で書いてきました。
機器によっては、AIFF・AACや、高ビットレートの再生に対応していない場合がありますので、最初に確認した方が無難です。
ウォークマンの場合、AACの256kbps・VBRには対応していますが、AIFFは非対応です。
と言うかこんな記事書いておいて申し訳ないのですが、AIFFはかなりマイナーです。対応機種の方が少ないでしょう。
結局、AACエンコードが最も無難てことでしょうか。
AACも非対応の場合は、MP3で256kbps・VBRの設定を試してみて下さい。
容量はかさばりますが、それでも効果は望めると思いますので。
8/23追記
AIFFと同様の、非圧縮デジタル形式としてWAVEというファイル形式もあります。
AIFFはAppleが開発した規格で、WAVEはMicrosoftの開発した規格です。
それ以外、何ら差はありません。更に、iTunesはどちらの読み込みにも対応しています。
AIFFに対応していなくても、WAVEに対応していれば同等のことができます。
また、MP3とAACですが、Apple Storeのジーニアススタッフ曰く、「普通は分からない程の差」程度しか無いそうです。
強いて言うならMP3の方がもっさりしているらしいのですが、まず聞き分けられないとのこと。
圧縮効率も、「AACの方が若干上」なくらいらしいです。
互換性を重視するなら、AACよりMP3にした方がいいと言うことですね。
以上、追記でした。
とは言っても、ビットレートの設定をいじるという人が全体の何割いるかという問題がありますから、突拍子もない質問かもしれません。
てな訳で、今日はビットレートについての話です。
実を言うと、これと殆ど同じようなことを一年以上前に取り上げたことがあります。
しかし一年経てば色々変わります。世の中も僕自身も。
それを見るためにも、その際書いた文をまずは引用し、それを訂正しつつ進めようと思います。
では引用開始。
MP4ファイルっつーのは音楽の圧縮ファイルの事です。
人の耳には殆ど聞こえないような音を飛ばして、ファイルサイズを非常に効率よくする代物。
MP4の他にも有名なので言えばMP3とかがあります。
MP3の方がメジャーな圧縮形式なんですが、ネットなどで配信するのにはMP4の方が圧縮効率がよいので便利。
↑補足。MP4は、AACというエンコード方式を用います。このAACエンコードがMP3よりも圧縮効率がよいということです。
なので、着うただとか
はい。ここからが本題。
効率がよい、とは言っても、なんと言っても圧縮するわけですから、どうしても音質は下がります。←補足。単純に言えば、高音域や残響がカットされ、楽器の響きや声の震えが薄っぺらくなります。
しかも、iTunesにはオーディオフォーマットに回復する機能がありますが、回復と言うよりはフォーマットを戻すだけなので、実質音質を回復することは不可能です。
↑補足。このフォーマットとは、AIFFのことです。これは、非圧縮の音楽フォーマットなので、これへのフォーマットによる音質劣化自体は殆どありません。MP4エンコードなどによる劣化を回復できないという意味です。
そこで、圧縮しても音質の劣化を最小限に抑える方法。
(iTunes及びiPodでの再生を前提に進めますので、
iTunesの初期設定では、AACエンコーダ128kbpsでのフォーマットになっています。
※kbps=kilo bits per second 毎秒何キロビットのデータを転送しているか。例えば、5kbpsなら毎秒5キロビット。
要するに、このフォーマット形式を変更するのです。
メニューバーの編集→詳細→インポート→設定→カスタムを選択。
そして、ステレオビットレートを160~224kbpsぐらいに変更。
更に「可変ビットレート(VBR)のエンコードを使う」にチェックを入れます。
そしてOK。これで設定完了。後はインポートするだけです。
実際にまだ試してはいないんですけどね。
注意:この方法でインポートした場合、128kbpsに比べてファイルサイズが大きくなります。HDDの残量などと相談しながら使ったほうが無難でしょう。
逆に、容量に余裕があるのなら、もっと高いビットレートでやってみてもいいでしょう。
ただ、どちらにしても携帯プレーヤーに落とせる曲数は減りますけどね。
ここからは、全体的な補足・訂正となります。
引用した記事の結論としては、
「160~224kbps・VBRのAACエンコード」
が最適としています。
申し訳ありません。これは明らかな誤謬でした。
正直、最適な手段というのは人によります。もっと的確に言うならば、その人が容量と音質のどちらを優先するかによります。
○音質を優先する場合
この場合、MP4にすること自体間違いでしょう。
記事の補足でも触れましたが、音楽のデジタル化技術には「AIFF」というフォーマットがあります。
これはiTunesのエンコード方式の中にもあります。
つまりAIFFでCDを読み込めば、音質劣化無く曲を取りこめるのです。
ただし、このエンコードは非圧縮なので、それだけ容量がかさばります。
CDの容量そのままだと考えていただければいいでしょう。
試算してみましょう。700MBの容量いっぱいを使っているCD50枚を持っているとします。
それら全てをAIFFで取り込むと、700×50=35000MB。3.5GBです。
この程度ならまだマシですが、これはあくまでもCD50枚という前提です。
と言うわけで、音質劣化をとことん抑えたい方は、AIFF圧縮がオススメです。
※WAVE圧縮にしても、同等のことが可能です。詳しくは最下の追記をご覧下さい。
○容量を優先する場合
正確には、「音質も大事にしたいけど容量とのバランスも取りたい場合」ですね。
これは、殆ど引用した通りです。
iTunes標準は128kbpsです。この設定を変更します。
ここからが具体的な訂正です。
引用では「160~224kbps・VBR」とありましたが、きちんとした数値を指定します。
192kbps・VBR
256kbps・VBR
このどちらかでいいでしょう。
個人的にオススメは256kbpsです。現在僕も使っている設定です。
256kbpsという値は、iTunes Plusで配信されている楽曲と同じ値です。
この設定なら、殆ど音質劣化は気になりません。スピーカーやヘッドホンで聴くと、128kbpsとの明らかな差を感じることができるでしょう。
192kbpsは、「128kbpsじゃ不満だけど256kbpsまで上げるのは容量的に・・・」という場合に使っていただければいいかと。
これでも、128kbpsよりは遥かにいいです。ただし当たり前ですが、256kbpsには及びません。
と言うわけで、MP4で聴く場合、256kbps・VBRがオススメです。
最後に注意点です。
ここまでの記事は、iTunesとiPodを使う前提で書いてきました。
機器によっては、AIFF・AACや、高ビットレートの再生に対応していない場合がありますので、最初に確認した方が無難です。
ウォークマンの場合、AACの256kbps・VBRには対応していますが、AIFFは非対応です。
と言うかこんな記事書いておいて申し訳ないのですが、AIFFはかなりマイナーです。対応機種の方が少ないでしょう。
結局、AACエンコードが最も無難てことでしょうか。
AACも非対応の場合は、MP3で256kbps・VBRの設定を試してみて下さい。
容量はかさばりますが、それでも効果は望めると思いますので。
8/23追記
AIFFと同様の、非圧縮デジタル形式としてWAVEというファイル形式もあります。
AIFFはAppleが開発した規格で、WAVEはMicrosoftの開発した規格です。
それ以外、何ら差はありません。更に、iTunesはどちらの読み込みにも対応しています。
AIFFに対応していなくても、WAVEに対応していれば同等のことができます。
また、MP3とAACですが、Apple Storeのジーニアススタッフ曰く、「普通は分からない程の差」程度しか無いそうです。
強いて言うならMP3の方がもっさりしているらしいのですが、まず聞き分けられないとのこと。
圧縮効率も、「AACの方が若干上」なくらいらしいです。
互換性を重視するなら、AACよりMP3にした方がいいと言うことですね。
以上、追記でした。
おかげにHDDのキャッシュがすぐなくなって、
HDD回転しまくりで電池がすぐに切れます(*´∀`)
夏休み、1日ぐらいどこか飲みに行きませんか??
MACとかパソコンについて語りましょう!!w
またmixiのメッセージとかで空いてる日教えてww