夢から醒めたなんとやら

はい見て参りましたミュージカル。
正直に感想を書きますね。



演技は、さすが。
ミュージカルフリークでもないのでどこにどう文句をつければいいのか分かりません。
（一回だけ噛んだシーンもありましたが）
ただ、ねえ……。ストーリーが……。


前半部、と言うか冒頭部分は良かったんです。
パフォーマンスは凄いし、見てて楽しいし、文句なしです。

ところが、いざ話が始まって少しした所、起承転結の「承」にあたる辺りから……。
風刺が効いてていいかな、と思った部分もあったんですが、全体的には正直△。

究極は、幕間を挟んだ後の「転」です。
人の好みも関わってくるのでしょうが、ああいうストーリーには正直イライラします。
最終的にハッピーエンドに持っていくのは構いませんし寧ろ大歓迎ですが、そのプロセスがあれなのは……。

「結」では少し落ち着きました。
「そりゃそうだよね」って展開でしたが、この劇はそういうのが一番良い。ある意味でホッとします。
ちょっとだけコメディーも盛り込まれていて、それもまあまあ楽しかったので。




流石にネタバレはまずいかと思い、何も具体的なストーリーを書いていません。
ですので「何言ってんだコイツ？」状態だと思われますが、ご勘弁ください。

とにかく、「ストーリーそのものはまあいいんだけど、結末へのプロセスが俺好みじゃない」ってことです。
一人よがりですがなにか？



この三年間で見たミュージカルは「美女と野獣」「マンマ・ミーア！」「夢から醒めた夢」の三つですが、これらを纏めると


一番音楽が良かった→「マンマ・ミーア！」

一番パフォーマンスが良かった→「夢から醒めた夢」

一番ストーリーが良かった→「美女と野獣」


って感じです。やべえディズニーじゃん。




以上の通りですが、劇団四季のミュージカルが凄いレベルだってのには何ら異論ありませんので、その辺りは悪しからず。