ギニアに限らず、熱帯の地域ではマラリアが流行しているので、薬を飲んでマラリア予防することになるんです。
その薬は、マラリアの予防と治療に使用されるらしいです。
日本で認可されているのはまだ「メファキン」という薬一種類だけ。
そんじょそこらの病院に飛び込んで、
「メファキン下さい」
っていっても出てくるものではありません。
しかも、この薬は渡航する一週間前から服用する必要があるので、
そろそろ準備しなければ間に合いません
そこで、大阪検疫所からもらった医療機関のリストに載っている病院に電話した
「あの~、そちらで抗マラリア薬を処方して頂けると聞いたんですけども」
「あ、以前知人に処方したのがインターネットに出ちゃったんですよね。今はやってません。ガチャッ」
「・・・」
さすがに、大阪検疫所でもらったリストだったのであっさり
「はい、処方できますよ
」
って言ってくれると思ったのに・・・
仕方ないです。こうなったら、大きい病院に電話だ
私立の総合病院(T原総合病院)
「あの、ちょっと伺いたいことがあるんですけど・・・仕事でアフリカに行くことになりまして、マラリアの予防が必要なんですけども、そちらでメファキンを処方して頂けるのでしょうか」
「少々お待ち下さい・・・」
「・・・」(長いな・・・)
「あ、先生に確認しないと何とも申し上げられないので折り返し電話いたします」
「もしもしT原総合病院です」
「あ、わざわざすいません・・・」
「申し訳ありませんが、こちらでは処方できないとのことなので、保健所の方に問い合わせて頂けませんか?」
「分かりました、お手数かけました。ガチャ」
「あ、あの伺いたいことがあるんですけども」
「はい、何でしょう」
「あのですね、仕事でアフリカに行くことになりまして、マラリアの予防を・・・」
「予防接種ですか?」
「あ、いや。服用の薬で予防すると聞いたのですが・・・」
「ちょっと待って下さいね」
・・・
「こちらでは予防の薬の処方とかはやってないんですけども。病院の方に問い合わせてみられては?」
「あ、いやいや。さっき病院に聞いたら保健所の方に聞いてくれと・・・」
「あぁ・・・そうですか・・・じゃぁ、検疫所の方に・・・」
「検疫所からは、病院で処方してくれると伺ったんですが」
「そうですか、じゃぁ、こちらの方で処方してくれるような医療機関を調べてご連絡しましょうか?あまり、期待はできないですけど・・・」
「・・・じゃぁ結構です。失礼します。ガチャ」
たらい回しじゃん・・・
仕方ない、ここは大学病院だな。大きいし・・・
N県立医科大学付属病院
「あの、(以下省略)」
(省略)
「こちらでは、予防では処方できませんので」
「そうですか・・・失礼しました。ガチャ」
病気になってからでないと処方してくれないなんて、ひどい。
K大学付属病院
「あの、(以下省略)」
(省略)
「こちらでは、予防では処方できませんので」
「そうですか・・・失礼しました。ガチャ」
ここも、発病してからですか・・・
散々、あちこちに電話して回って、結局、検疫所からもらったリストにあった医療機関(大阪市立総合医療センター)で処方して頂けることが判明。
ここにたどり着くの、長かった~
予防できないって医療機関は、いったい・・・
予防の方が、安上がりじゃないですか。
税金の節約にもなると思うんですけどね。
タダでさえ、資金難なんだから、日本は。
ね、みなさん。どう思います?