オフロード合宿が雨で流れたため、空いた時間でメンテする。









まずはフロントスプロケット外し。
Fスプロケカバー、チェーンガイドを外しチェーンとリヤスプロケの間に角材を噛ます。
効果の程は不明だがCRC556を吹きかけて40分程放置。
ナットの回り止めで曲げていたワッシャーを叩いて延ばす。

結束バンドでRブレーキペダルを下に引っ張りギヤは2速に入れる。

9.5seq.のブレーカーバーをパイプで延長して回す。が、アウトプットシャフトが共回りしてナットが回らない。
ブレーカーバーもしなってしまいガツンとパワーを伝えることができないので道具を変える。
12.7seq.、60cmのブレーカーバーでガツンガツンと衝撃を与えるように回して何度目かでなんとか回すことができた。

もうちょっと使えそうではある。



次にリヤスプロケナットを緩めておく。(ホイールを外してからだと力を加えにくい)

で、チェーンを切る。というか「かし丸君(KM500R)」でカシメ部のピンを抜く。
進行方向側のピンにかし丸君の「カット&かしめピン」を当てて27mmのメガネレンチ✕19mmのソケットでネジネジしてチェーンのピンを押し出す。
きちんとピンとピンのセンターを合わせて慎重に回していけば問題はない。


チェーンを外したらFスプロケを取り付ける。フロントは純正を選択。
締め付けトルクは80Nm。
1速に入れた状態ではシャフトが回ってしまい締められなかったが、3速に入れることでトルクレンチがカチッと鳴るまで締め付けられた。
プライヤーでワッシャーを曲げる。

リヤホイールを外しRスプロケを交換する。
この歯は丁度交換時期であろう。

今回は耐久性重視でスチール製にした。
鉄にしては軽いらしいX.A.Mタフライトスチール。

スプロケナットは新品にする。ボルトは再使用。締め付けトルクは35Nm、締め付け順はサービスマニュアル参照。
ホイールを外したところでロッカーアーム、タイロッド、スイングアームを外して清掃、グリスアップする。グリスはいつものAZ CKG-002。
いつもどおりベアリングは外さず古いグリスを拭い取って新しいグリスを塗る。

元通り組み直してホイールを取り付ける。チェーンアジャスターはできるだけ前にしておく。
チェーンを取り付ける。
D.I.D 520ERVT、軽圧入クリップタイプ。


①継手リンクのピンにシールリングを入れて付属のグリスを塗布する
②チェーンを車体に通して継手リンクを装着する

③グリスを塗布したシールリング、継手プレートを飛び出している継手ピンにはめる
④かし丸君のプレートホルダーは溝の深い「FJ-50」の打刻のある方をチェーンに当てる
⑤ピンを抜いた時と同様にレンチで回して継手リンクを圧入する。
(写真は、間違えて溝の浅いZJ-50側で作業してしまっています。溝の浅い方はカシメジョイント用なので、クリップ式はFJ-50側をチェーンに当てないとクリップ溝が出てくるまで押せません)

(写真は、間違えて溝の浅いZJ-50側で作業してしまっています。溝の浅い方はカシメジョイント用なので、クリップ式はFJ-50側をチェーンに当てないとクリップ溝が出てくるまで押せません)
⑥クリップを取り付ける。HOZANの専用ツールがあるのでチョロい。


外したチェーンの長さを確認したところ無荷重で319〜320mm/20リンク。まぁ良いタイミングであろう。
(本当は車両に装着した状態で、10kgの重りでチェーンにテンションをかけて測ることになっている。使用限界は323mm/20リンク)

ちなみにRスプロケ重量を測ってみたところ、
Renthal は325g、タフライトスチールは723gだった。
