バカ犬

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日本中バカ騒ぎ

2013-06-17 | Weblog

民放はもとより、NHKも、主力新聞も秋元康に利用されっぱなしだ。
主要紙の朝日、読売、毎日、日経までAKB48の総選挙で大騒ぎ。

不思議な現象だと思う。
今や、AKB48は、秋葉原の小さないオタッキーな世界から大きく成長(単なる広がり、繁茂)して、日本国中を席巻している。

もう、韓国とか台湾にまで影響しているようだ。

これってなんなのだろう。
単なる流行なのだろうか?
いや違った見方がある。

日本人の横にならえば安心、時流に自分をまかしているのが一番先端的だと思っているのではないかという疑問が湧いてくる。

このビジネスモデルは、金はかからない。
何しろ、メンバーはほとんど無給でも構わず、日本中から集まってくる。人集めのスカウト代も、PRの広告も、何にもいらない。固定費の人件費だって、事務所の何人かが掛かれば、特に専門家を雇う必要もない。誰かのアイデアを実行すればいい。

秋元康は適当なことを言って、国民を乗せていればいい。
メンバーとファンの競争心だけをあおっていれば、日本中がバカ騒ぎしてくれる。
こんな国は、めったにない。

しかし、単なるお祭りだといっていればいいかというと、そうでもない。
子供たちへの影響だ。

まぁ、適当にきれいで、歌も、ダンスも、芸も、何もできなくても有名になれるチャンスが無料で提供されているのだ。

そうすると将来を考えもしない小学生や、中学生がはびこってくる。
学校も、親たちも、地域も知らず知らずのうちに、それに乗せられて、おバカちゃんをどんどん後ろから押し出していく。大人の罪が大きい。
そして、子供は、無邪気に乗っていく。

それのくり返しが行われているのだ。AKB48で足りなければXYZ48をどんどん作って行けば、どかどか、収入は増える仕組みだ。

この風潮は、お笑い芸人の世界でも見られる。
全く同じことが行われている。AKBは女の子だけだけど、こちらは男の子。

大した努力も、芸を磨く苦労もなくて、学校でちょっとおちゃらけて、やっているギャグと同じレベルのギャグでテレビに出られ、その後の世界が広がっている。こんなことを信じている子供が、僕の周りにもいる、現実に。
何になりたいと聞くと、オワライって答えが戻ってくる。

AKBに話を戻すと、秋元サイドから見れば、いろんな方法でドンドン、メンバーを入れ替えていけば、飽きられることはないと高をくくって、ファンを侮っている。

この元祖はどこかと考えてみると、「おニャン子くらぶ」に行きつく。
その次は、「モーニング娘」でツンクが巨万のかねを手に入れた。
そして、同じ手法で、もっともっと知恵を出して、作り上げたのがAKBXXなのだ。

メディアも全く、そういう面を見ていない。

こんなおちゃらけた世界で子供たちを育てていて、日本の明日は大丈夫なのか、と考える大人がいないように見える。大人は、複眼的にものを見なければならない。

こんな国は、世界中に日本しかない。
ちょっと客観的に自分たちを見る大人が居てもいいと思う。


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