最近、若い女性とか小学校の学童に対する性的犯罪が増えているように思えてならない。 犯人は、ほとんどが 独身の若い人のようだ。 若いといっても40歳ぐらいまでの事を言っている。
調べてみると、次のようなデータが明らかになった。日本人の童貞率及び処女率が上がってきているということだ。 もしかすると本当のセックスがしたくてもできなくて、その代償行為として、こうした犯罪を行う男性が増えているのではないかと心配する。
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18歳から39歳の日本人
処女率 1992年:21.7% ⇒ 2015年:24.6%に上昇
童貞率 1992年:20.0% ⇒ 2015年:25.8%に上昇
資料:国立社会保障・人口問題研究所「出生動向基本調査」5年に1度実施
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一見すると、日本の若い人のセックスへの関心が薄れているかのようも見える。しかし、セックスへの希求が、潜在化しているのではないかとも思う。
今の若い人たちは、従来に比べて、親との同居が多かったり、経済的に困窮しているし、更には精神的に弱かったりして、セックスのはけ口が無いという状況かもしれない。不健全な世の中だと言えないだろうか。
突飛な話だけれども、外国ではけっこう存在している 公娼制度などを、真面目に日本でも考えてみてはどうだろうか。
女性に近づいていきたくても、セックスに経験がないので、はずかしく、もしくは恐れおののいて、最終的には何も出来ないでいる。結果として、代償行為に走っているというのはうがちすぎなのだろうか。
外国、特にヨーロッパでは、この公娼制度が堂々と、行われているということが分かっている。
例えば、スウェーデン、デンマーク、オランダ、スイス、オーストリア、チェコ、イギリス 、スペイン、ギリシャ、ベルギーなどで、法律で認められた制度が存在している。年齢制限は、だいたい18歳以上と定められているようだ。フランスやイタリアでも非合法だが公然と行われている。こう見てくると、社会的な必要性が公に認められていると考えるしかない。定期的な医療診断も、当然行われていて病気からの安全は保障されているようだ。
オランダでは、アムステルダムの「飾り窓」通りが、観光ツアーにさえなっている。あっけらかんとしたものだ。
昔は、日本にもこういう仕組みが私的にはあった。しかし、女性をこうした職業に就かせてはならないとうことから、法的に禁止されている。
今、日本では高齢化が進み、若者が比例的に少な過ぎるのは事実だ。このままでは、出生率が更に低下し、今世紀の中頃には、今の人口の半分ぐらいの6、000万人ぐらいに落ち込むと予測されている。人口問題から見ても、何らかの対策を見つけないといけない状況だと思う。
独身人口比率を下げ、結婚を勧めるためには、こんな通過儀礼のような性教育プログラムがあってもいいのではないかと思う。