バカ犬

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NHK 世界遺産「フランス縦断の旅」のお粗末さ

2006-07-21 | Weblog
高い制作費を使って、NHKが世界遺産フランスの旅を連日放映している。

何故「生中継」である必要があるのか全くわからない。フランスをかなり実体験しているが、全くの期待はずれ。カメラを物理的時間のあいだ回して、住吉アナとコメンテーターが会話で説明していく。
しかも90分もだ。

前回懲りたので見る気は無く、録画で部分的に見ているが、なんとも間の抜けた画面があるだけだ。全くつまらないものになっている。もっとフランスの実像が浮かんでくることを期待していたのだが、全くの当て外れだ。

原因は、なぜ「生中継」でなくてはならないのかが、番組を作っているほうで分かっていないかと思う。その瞬間に、その場でしか捉えられない場面が生の本髄。それからはずれている。

絵葉書のような絵をスローな物理的時間にしばられた動きで見せられても、臨場感も、その場の空気も伝わってこない。
こんなので、よく番組が作れるものだとあきれ返った。

間に、録画して編集してある画面がが時々入るが、これのほうがよほどおもしろい。

画面のかったるい情報量の少なさと、さらに住吉アナの声量の無い聞きとりにくい声が、この番組を徹底的にダメにしている。

こんな番組は、「生中継」で、資材をかけて作らないで欲しい。編集してもっと内容のある画面を作ってくれ。それにしても、これが受信料を取っている有料の番組だとは驚きだ。