公開中 クリント・イーストウッド監督
出演 ブラッドリー・クーパー、シエナ・ミラー 他
評価 3.0
この世に悪は存在する、それを否定するものはいざと言うとき、
自分の身を守れない。
この世には3種類の生き物がいて、羊と、それを襲う狼と、
狼から羊を守る牧羊犬だ。
みたいな話しを冒頭でクリス・カイルの父親が語りますが、
なんか映画と関係あるのかな・・・
アルカイダのテロに対する愛国心から軍に入った主人公は、
アメリカ軍とともにイラクで従軍。
どっちが正しいとは言えない、途中から正義の無くなった、
この戦場は狼と狼の戦いじゃないのかな。
味方を救ったから英雄、ヒーローと持ち上げられ、
敵からは懸賞金をつけられた兵士。
なんどもイラクに従軍するのは、正義を成すためでなく、
戦友を殺された復讐を果たすためであったように見え、
そうなると私戦ではないのかな。
イーストウッド御大の映画にしては、
やや正義がぼやけた映画に思えました。