鳥海山近郷夜話

最近、ちっとも登らなくなった鳥海山。そこでの出来事、出会った人々について書き残しておこうと思います。

霽間

2022年01月09日 | 鳥海山

 わずか百年ばかり前の文書、例えば鳥海登山案内、を書き写していると今では使わない文字遣いや漢字がふんだんに出てきます。

 最初に入力で困ったのが変体仮名。

  

 これは一般のフォントにはありません。変体仮名を入力するには「Unicode変体仮名フォント」或は「Koin変体仮名明朝f2」というものを使います。ただしPDFにしないと他の人のPCでは認識できません。

 現在の仮名遣いは本来あり得ない使い方がされていたり、例えば「づ」と「ず」の使い方、日本語は日本人が破壊し続けてきているのです。日本語廃止論者の考え方が漢字をなくしたり誤用を強制させたりするようになってしまったのです。

 タイトルの「霽間」、これは「はれま」と読みます。えっ、そんなの知ってる?知らないのは自分だけだったのか。「霽間」で検索すると例文は結構出てきます。わずか百年前の日本人は今の人とは比較にならないほど字は知っていたのです。常用漢字などという規制は全く無用のものです。あれは、日本語廃止のための政策がそのまま残っているのです。「まん延」なんて平仮名交じりで書いては駄目です。「蔓延」と書くからこそ危機感が沸き起こるし一見して意味が通じるのです。日本人はそれほど愚かではありません。


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