雪山専門の方は気にもしないでしょうし、無雪期登る方も気にも留めないことをついでに一つ。
横堂の先の急登、月光坂は今と昔は道が違います。
陸地測量部大正二年50000図
国土地理院最新25000図
50000図と25000図の違いだろうと思う方もいると思いますが現行の地形図の方が登り大きく迂回しているように見えませんか。
これは横堂を出た先、道が急なために道を付け替えたのだそうです。
横堂が大澤神社であったと書いてある本もありますが、大沢神社は箸王子とともに横堂に祀ってはいたそうですが実際の大澤神社は横堂から下ったところに無雪期だけ祀っていたもの、やっと今回の国土地理院地形図の改訂で今は存在しない構築物は削除されました。
この写真の頃は真ん中の通路を抜けるとまっすぐ登っていたのだそうです。それが急なために現在の道に付け替えられたのだそうです。このおんぼろの体では今の付け替えられた道でさへ今は大変です。大した距離でもないのですがね。
それでも山は不思議なものでどんなに大変な目にあっても帰ってくると、ああもう一度登ろう、と思うのですから不思議なものです。
こういった些細なことを記録しておくのも楽しみのひとつです。
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