鳥海山近郷夜話

最近、ちっとも登らなくなった鳥海山。そこでの出来事、出会った人々について書き残しておこうと思います。

赤滝、横堂、蕨岡口旧登拝道

2023年11月09日 | 鳥海山
 六日に二ノ滝旧道を歩いたばかりですが今年最後の天気に恵まれそうだから、とお誘いがあり赤滝、横堂、蕨岡登拝道旧道へと。鶴間池へ流れ込む池沢の源頭行く予定でしたが既に道路が閉鎖になったために急遽こちらへ。(鶴間池へはマタフリの滝が流れ込んでいるように見えますがそうではありません。)
 青空に誘われてここを出発します。
 今年最後の紅葉。
 鳥海山奥の院赤滝の内の一。滝全てが御神体です。この左に大澤神社がありました。
 神社の建物は参拝時期だけ建て季節が終わると解体しました。
 赤滝から見た青空。
 横堂から赤滝へはこの鎖を伝って降りました。綱はこの鎖のそばから降ろします。その綱を奉納するので綱講と呼ばれました。餅を供える餅講というものもあったそうです。
 横堂の跡。手前に石段が残っています。この先の月光坂は急登ですが以前はこの左側にあり今以上に急登だったということです。
 巨大山毛欅。
 蕨岡口旧登拝道にある陶器製の祠。「羽後酒田亀ヶ崎古城内 國柗重次郎 」と書いてあります。國柗は酒田東高の近くにあった瓦工場。(柗は松の異体字)
 蕨岡口旧登拝道、道幅の広いところはこんな様子ですが狭いところは笹薮が生い茂り、案内なしでは道に迷うでしょう。
 二度直角に曲がって生えた杉。
 雑木林の紅葉も綺麗です。山毛欅林から里山に近い雑木林に降りてくると林の香りが一変します。
 
 それにしても中一日おいての山歩き、若い時ならいざ知らず。さすがにこの年になるときついです。それでも誘われると二つ返事でハイといってしまう。鳥海山に関して触れない日は一日もありません。

コメントを投稿