「西ノコマイ」を「西河前」と表記した件について国土地理院に問合せした所、早速回答が来ました。
国土地理院の地図に表
「南ノコマイ」につきましては、改めて遊佐町に確認し「西河前」
国土地理院の遊佐町に対する地名表記確認に対し遊佐町は「西河前」(読み:にしのこまい)であると回答、それに基づいて表記を変えたことが判明しました。「西河前」と地図に記載して「ニシノコマイ」と読むことの出来る人はいないと思います。それまで「南ノコマイ」と記載していたのですから「西ノコマイ」としなければ読めないですね。音が「ニシノコマイ」あるいは「ニシノコメ」、「コマイ」を漢字であらわしたい場合は「西ノ川前」が昔からの書き方です。川と河は異字同訓の語ですが用い方に違いがあります。河川と書きますが一般の川に河の文字を用いることはありません。皆さんの知っている川で○○河というものはないと思います。川のはるかに大きいのが河です。大河ドラマってありますが大川ドラマはないですね。銀河系に天の川はありますが天の河はありません。河は川よりもはるかに規模の大きいものに使います。もとが黄河からきていますからね。ついでに河と対をなすのが江、これは揚子江です。
これはどこで間違ったんでしょうね。「河前」という成句だと強弁できるかもしれませんがここ鳥海山の地名でそういう用例はないでしょう。遊佐町へ問合せのメールは送っておきました。
地名に関しては一般の人、地元の人の呼び方よりも自治体とか学者先生の言うことが正しいとされてしまうようです。
「ニシノコマイ」と読むのはちょいと無理かな。
地名などは歴史や正否とはまた異なる理由・原因で変わる(変える)場合もあるので、どれを採用し主流とするのかは難しい問題です。酒田市も昔は砂潟から来ているわけですが、そのものずばりであってもなんだかイメージがよくないと思って表記を変えたんでしょうね。
地形図は、難読地名には、ふりがなをふってくれるのですが…。
例えばこの近くだと、「百岳口」にふりがながふってあります。
https://maps.gsi.go.jp/#15/39.091579/140.080331/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1g1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f0
西ノコマイには何故ふらなかったんでしょうね?