鳥海山近郷夜話

最近、ちっとも登らなくなった鳥海山。そこでの出来事、出会った人々について書き残しておこうと思います。

山の飛ぶ虫

2022年05月26日 | 鳥海山

 先日の山の虫、思い出すとすごかったですねえ。そういえば山中での虫について書いてあるものは今まで読んだ記憶がありません。当然のことなので誰も気にしていないのね。

 虫除けスプレーなんか効いているのかいないのか。虫は肌にまとわりつく、頻繁に耳の穴に飛び込んでくる。どうも耳の穴が好きな虫がいるようです。その度に犬のように首を振って虫を追い出さないといけません。何の虫かは知らねども口を開けば遠慮なしに口に飛び込んでくるものも。なぜか鼻の穴には飛び込んでこないのです。休憩で食べ物を口に入れると一緒に飛び込んできます。ぺっぺっ、肌にはひっきりなしに引っ付いてきます。手袋をすれば保護にはなるのだけれどあまりの暑さに手袋を外せば待ってましたとばかりにまとわりついて、おいであそばれます。立ち止まっている登山者のズボンをみれば人間ハエ取りリボンのように虫で真っ黒け。
 歩いているうち手がチクッとしたと思ったらブヨがわが手を齧り中。あれから何日か経ちましたが手は今も赤く腫れあがったままです。
 ブヨも大変ですが林道を走っていると飛び込んでくるのがアブ。山へ入ったらエアコンは止めて窓を開けっぱなしで走るので窓から飛び込んできます。さすがにこうなれば窓は締めざるを得ません。
 とにかく先日の山の蟲は今までにないほど多かったです。夏場は千蛇谷も何か人を刺す虫が多く湧いてきます。千蛇谷で虫に刺されお岩さんになった女の子もいました。それから御浜の蠅はジェット機のように轟音を立て直線に飛ぶのです。名付けて鳥海銀蠅。しかもでかい。トイレは蠅の天国です。山頂も蠅は多いですね。あとは秋口も虫に悩まされます、この季節も虫は湧いてきます。残された水場に虫は集まってきます。矢島口康新道分岐のあたりも多いです、しかも人を刺す虫が。
 
 登山案内、登山記録、山のブログ、皆さんなぜか花と景色の事だけ、虫のことは書きません。

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