鳥海山近郷夜話

最近、ちっとも登らなくなった鳥海山。そこでの出来事、出会った人々について書き残しておこうと思います。

ポジフィルム発掘

2022年02月03日 | 鳥海山

 車庫の中からゼンザブロニカで撮ったポジフィルムが出てきました。不用品扱いされてしまい込まわれていたようです。危うく可燃ゴミ扱い。似たようなものですけれど、とりあえずスキャンしておこうかと。

 フィルムスキャンできる古いスキャナーを再度押し入れより引っ張り出し作業開始。投下原稿ユニットはオークションサイトで500円で購入したもの。ところが、このEPSONのスキャナー、35mmフィルム、ブローニーフィルム、4×5インチフィルムには対応しているけれど、マウントされた645フィルムには対応していません。最初は下の画像のとおりスキャンしたらうまくいったのですが何度かやるうちにフィルムの半分しかスキャンできない、なので120/220フィルムのアダプターを使い、スキャンニング範囲を自分で設定してから作業開始です。

 どうせ大した写真じゃないし、展示会へ出品するわけでもない、とりあえず取り込めばいいや、ということでスキャナーの解像度は500dpi、最終的には出来上がりの画像は横幅800pixelにするのでそれでよし。スキャナー解像度上げてもスキャニングに時間がかかるし、出来上がり解像度を800pixel以上にすると出来上がりのデータ量も多くなるということでとりあえずはこの結論。

 在りし日の河原宿小屋。この頃小屋の前では携帯の電波状況が悪く、小屋裏の小高い所へ登ると電波状況は良くなりました。

 荒神嶽より。自分の影が映っているのも気がつかずに撮影。御本社の前で撮るのとまた違った景色です。

 ご覧のように大した写真は撮れません。まだ200コマ程残っているので面白い写真ありましたら載せてみます。河原宿での写真が一番多かったようです。中判カメラは重いし、高いし。レンズも二三本あったけれど電気系統が具合悪く処分してしまったので既に手元にはありません(本当はビンボーで)。デジタル中判カメラはもうとても買えないし、そんな重いカメラはもう持って歩けません。先日、写真家の石橋睦美さんにメールで要件を問い合わせたところ、「いまでも鳥海山のブナ林を撮影にゆくことはあるのですが、さすがに山登りはできなくなりました。」とのお返事でした。体力は確実に落ちていくんですね。かつてよく一緒に鳥海山に登った人々は既にほとんど他界し、残っている人はもう山には登れない、と言っている状態なので今なお元気に登っている方がうらやましいです。


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