以前虫穴の浮虚子について気になっていましたので浮虚子と論文に書いた大学の先生の研究室に連絡し、当の先生に連絡を取っていただきました。
専門の研究者でもないので回答も当てにしないでいた所、なんとちゃんと回答をいただきました。肩書が無いと問合せを無視する遊佐町などの行政機関とは大違いです。
結論から言うと、浮虚子は浮塵子の誤記であると。その出典は「出羽國一宮鳥海山略縁起」五来重編『修験道史料集(Ⅰ)』名著出版、1983年、67頁にあることが判明しました。
「渓人の流水ハ飽海・由利二郡の蒼田を濡す。蝗虫・浮虚子の災ある時ハ此神に祈願すれハ群鴉飛来りて蝗を食尽し、浮塵子ハ川々を逆上りて雪路に死事、灰を散が如し。雲を起し、雨を降し、五穀を実らせ給ふ事、皆此神の恩沢なり」
こういう時インターネットは便利だなあと思うのでした。なんと先生、私の書いたものにも目を通していただいているとは。
いつだったか、おばさんたちが戻れるならいつにもどりたい?という話になった時、「旦那と知り合う前」と答えた人は皆無で、学生時代もっと勉強すればよかった、という人がすべてでしたがまったく同感です。ああもっと勉強しておけばよかった。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます