鳥海山近郷夜話

最近、ちっとも登らなくなった鳥海山。そこでの出来事、出会った人々について書き残しておこうと思います。

25000分の1 地形図の楽しみ

2021年06月27日 | 鳥海山

 25000分の1 地形図は指定された販売店で購入できますが、地図センターNet Shoppingでダウンロード購入することもできます。25000分の1 地形図の場合、1ブロック178円でダウンロードできます。もちろん実際の行動には紙の地図が必要ですが、事前に地形を調べるにはPC画面で見るのが便利です。我が家のPCはモニターが40インチなので見るのがとても楽しいんです。Windows Photo Viewer を使えばマウスクリックで拡大、縮小、移動も思いのまま。時のたつのを忘れます。

 

 さて、来月は鶴間池へ行こうかという話になり、さっそく25000分の1 地形図湯ノ台をチェック。

(国土地理院のページに、「Q1-11.Webサイトに地図を挿入して利用したいが申請は不要か?」という質問があり、次の回答があります。
「ウェブサイトへの地図の挿入(貼り付け)は、書籍に地図を挿入する場合と同等と見なして、原則として申請不要とします。ただし、挿入した図をクリックした後に別窓が開き単体の地図が表示されるものや、ウェブサイトのメインコンテンツが地図である場合を除きます。それらについては、地図の利用手続フローに従ってください。」)

 鶴間池から流れ出ている沢はありますが、流れ込んでいる沢はありませんね。鶴間池の少し上、等高線の密になっているところ、ここにマタフリの滝がありますが現地で一見するとその水が流れ込んでいるように見えますが流れ込んではいません。では鶴間池の水はいったいどこからきているのでしょうか。しかも鶴間池と小鶴間の水源は別だという話です。これは来月末の探訪予定です。天候、休日の都合で事項できるかはわかりませんが次回の楽しみです。

 鶴間池はかつては弦巻池と書かれていました。山の上方から見下ろした場合、弦巻の様に見えるということからきているそうです。(弦巻とは弓矢の具で掛け替え用の予備の弓弦ゆづるを巻いておく道具だそうです。)

 25000分の1 地形図を見てこの場合、鳳来山の先に大澤神社があるな、と思われるかもしれませんが実際はありません。昭和の中頃まででしょうか、ここにあった横堂というお堂に箸王子神社とともに大澤神社がまつられていたそうですが、大澤神社本体は鳳来山のすぐ右に見える崖の下に無雪期だけ祀られていました。前に書いた水呑の池から流れ出るように書かれた沢が実際は流れていないのと同様に25000分の1 地形図が100%正しいわけではありません。(水呑の池の話はガイドのAさんから聞いた話の受け売りです。)

※地図上、丁度大澤神社の文字で隠れているところが急登月光坂ですが、全体道路が荒れていて狭い幅のところが水平でなく45度になっているので歩くときは最大の注意が必要です。


コメントを投稿