鳥海山近郷夜話

最近、ちっとも登らなくなった鳥海山。そこでの出来事、出会った人々について書き残しておこうと思います。

浅緑黄緑緑深緑雫を浴びて森へ分け入る

2019年06月13日 | 鳥海山

手元に三冊の葉書をファイルがある。

それぞれ

「山に憑かれた人々」「鳥海をめぐる人々」「紙に心をのせて」と背表紙に名前をつけて保存してあります。

タイトルはいただいた葉書に書いてあった冒頭の一行。

いいですね~。緑があざやかに表現されている。

これもその方からいただいた葉書。

鳥海薊。六月の今ではまだ咲いていませんが。

高山植物の名前をすべてカタカナで書いている方が多いです。発音はわかるんですけれど、

漢字も書いてほしいですね。コバイケイソウ、チングルマなんて書かれても花の色も形も浮かんでこない。

小梅蕙草、稚児車と書いて読みを振ってほしいですね。

 

ある方のブログを見ていたら、この葉書の方の名前が出ていたのでそのブログの管理人の方に問い合わせしたところ、なんと

三十年ぶりに連絡を取ることができました。

かつて鳥海山で出会った人が健在なのはうれしいことこの上ないです。

三冊の葉書ファイルで今も連絡とることができる人はもういなくなってしまいましたからね。

 

二階の部屋を整理していたら、写真アルバム、ネガ、ポジフィルム、段ボール箱いくつだか。

デジカメなんかあらわれる以前の時代ですからね。

スキャンするのはちょっとだけやったんだけど、もうそのまま。

なにせナマケモノなので。

その中のアルバムで観た写真二葉。

数人で写っている写真なのですが、鳥海山中で場所もメンバーもそれぞれ異なる、ほとんど地元の方々なのですが、

今現在生存しているのが自分だけ、というのには驚いてしまいました

みんなそれほど私より年上ということはないのですが。

まだ呼ばないでくださいね。


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