鳥海山近郷夜話

最近、ちっとも登らなくなった鳥海山。そこでの出来事、出会った人々について書き残しておこうと思います。

父親世代の歩いた鳥海山

2020年10月01日 | 鳥海山

 前にも鳥海山での古い写真を何枚か載せましたがまた出てきました。昭和二十八年から二十九年の写真のようです。

もちろんブルーラインなんてものはありませんから麓から歩きです。 

 鳥海山吹浦口二合目陣屋でのひと時。ここの湧水は今もあるでしょうか。古い地図ではここから観音森へ向かう道も記載されています。途中の坂道は"鼻こすり坂"と書かれています。確か矢島口氷の薬師の先、舎利坂手前も"鼻こすり坂"と書いてあったものを何かで見た覚えがあります。それにしても陣屋、駒止、いい名前が付けられています。蕨岡口も面白い名前がいっぱいあります。この先いつか登山道の地名について書いてみましょう。

 同じく吹浦口三合目駒止での一服風景。最近の山と高原地図・鳥海山には記載されていませんが、76年版では駒止ノ畠中小屋、こぶし山荘、造林小屋、駒止山荘、駒止小屋が記載されています。参考までに地図を載せておきます。

 こちらは滝は写っていませんが二の滝の風景です。

 これは以前載せた滝のある風景。絵葉書には人が写っていることはほぼありませんから、こうして人が写っているとその時代が感覚としてわかります。

 

 そう、そうGoogle マップ の航空写真で鳥海山を見るとを見ると地図にはない不思議な道のようなものが見られます。

 荒木沢(あらきそ)を荒木川などと書くいい加減な地図ですが、さて、この青丸で囲まれたものは一体何でしょう。車道終点からそれほど行かないところです。沢でもないようですし、荒木沢の橋を渡ったところにも右手に踏跡のようなものがみえますが、それとも違います。この先マタフリ沢へと向かっています、貝型雪渓の下の方ですので貝型雪渓の調査のための道かもしれません。どなたかご存じの方、教えてください。


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