鳥海山近郷夜話

最近、ちっとも登らなくなった鳥海山。そこでの出来事、出会った人々について書き残しておこうと思います。

十二神将

2021年08月01日 | 鳥海山

 鳥海山の本地物は薬師如来ですが薬師如来といえば十二神将。神仏分離以前の鳥海山頂には薬師如来は鎮座していましたが十二神将は取り囲んでいなかったのでしょうか。松本良一「鳥海山信仰史」には「箸王子堂にあった薬師如来と十二神様」として長渕寺ちょうえんじの仏像の写真が載っていますが横堂から移してきたものなのでしょうか。いずれ訪ねてみましょう。

 箸王子堂にあった薬師如来と十二神様

 明治維新の神仏分離、廃仏毀釈は日本のタリバンでした。文明開化の名のもとに日本の文化を破壊、後退せしめたのが明治維新です。

 これはなんだか東南アジアからやってきたような十二神将ですね。もちろん鳥海山にもともとあったものではありません。なんだかかわいらしさのある十二神将です。

 暇があると(毎日ほぼ暇なのですが)鳥海山に関する文献、資料を開いて遊んでいます。何の役にも誰の役にも立たないのが最高にいいです。


コメントを投稿