娘、
よくよく喋り、笑っていた。
「 〇〇ちゃん、かわいいーー!」と
ワンコに声をかけていた。
帰宅前には
整骨院に行ってきたとのこと。
尋ねると、
「 肩こりと腰痛がひどくて。」
サラリと返事をしていた。
娘、
私の発症年齢に近づいている。
日々の娘を思う。
ついつい
〈発症〉の2文字が
頭を過ぎってしまう。
学業に
サークルに
バイト。
そして
友人たちとの時間。
どれも存分に楽しんでいる。
そう、まさに学生生活を謳歌している。
嬉しい反面、
私は心配を抱く。
大丈夫???
頑張り過ぎていない??
飛ばし過ぎてはいない??
帰宅を待って
父親に
話をしてもらうように頼んだ。
あえて、
父娘2人のラフな時間を選んでと。
「頑張り過ぎていないか?」と。
娘の言葉。
「 遺伝( 私の病に関しての )の話を
してもらったことは
有難いと思っている。
でも、
いつもいつも、
< 予備軍 > みたいに見られるのは、
しんどい。」
そうやよな。
確かに。
いつも電話では、
「しっかり寝てる?」と尋ね、
切る際は、
はたまた
「しっかりと寝えやぁ。」
と声をかけている私。
< 予備軍> なのかぁ。
そんな思いを抱かせていたんやね。
娘を息苦しくさせるのは
もう止めよう。
私の気持ちは
もう十分に伝えた。
遺伝からの発症は
7人 中 1人。
病院の講座でもらったテキストに
書かれた数字。
主治医の先生の言葉。
「 なら、
6人は 大丈夫ってことですよ。」
「 大丈夫。
6人なんやから。」
私が怖がって
どうするの。
朝早く
娘、
「行ってきます」と
元気に
家を出た。
のんびりと家で過ごした2日間。
「電車間に合った!
2日間、
色々とありがとうございました!
楽しかった!」
とのラインが届いた。
「!」マークが並んでいた。