「本日も読書」

読書と映画の感想。ジャンル無関係、コミック多いけどたまに活字も。

野鳥の会、死体の怪

2005年01月16日 | ミステリー
これはドナ・アンドリューズの第二作。
前作読んでる人、読みたい人はネタバレ注意。
「野鳥の会、死体の怪」早川文庫

ユーモア・ミステリとして傑作のこのシリーズ。
今回はバードウォッチャーと変人たちとお父さんにお母さんと
嵐の中、モンヒーガン島でまたも殺人事件に・・・

マイクルといい関係になったメグは騒々しい日々から
抜け出そうと、島に行って二人きりになろうとする。
だけど嵐は来るわ、なぜか家族も島に来ているわ、と。
またも騒々しい生活。
いきなり銃をつきつけられ、
画家が殺され、バードウォッチャーは人命よりも鳥が大切で、
停電はするし、父が行方不明で、母の若い時の秘密も!
さあ父や親戚が容疑者と疑われないように調べると
島にいる人間が皆、犯人になりそうで・・・

弟のロブって意外と味のあるキャラクターですよねえ。
第四作でも活躍する彼は相変わらずマイペースです。
今作で作っている「地獄から来た弁護士」が第四作でロブを大出世?
させるのです。このへんシリーズを読んでいて楽しいところ。

第四作でメグが自分のことをプロデューサー向き、みたいなことを語っていますが、
今作でも彼女の本職「鍛冶職人」の姿は見られません。
次の第三作「13羽の怒れるフラミンゴ」でそんな彼女の姿が
やっとみることができます。もっともそちらでも殺人が・・・

変人たちが相変わらず大活躍のこのシリーズ。
「探偵」メグ・ラングスローの活躍を御期待下さい(笑)

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